はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

CZ氏「バイナンスは安全に運営されている」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスの運営は安全

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは14日、AMA(Ask Me Anything:なんでも聞いて)を開催した。

仮想通貨取引所という商売はリスクのある事業だとした上で、現在バイナンスの財務状況は安全だと説明。FTXの破産申請に業界の内外から非常に大きな注目が集まる中、ユーザーの不安払拭に努めた。

FTXとは

「SBF」の通称で知られるサム・バンクマン=フリード氏が率いていた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

CZ氏は、FTX破産申請の前後にバイナンスでも出金が増えたが、通常の価格下落時と同程度の量だと説明。たとえ全ユーザーが資産を引き出したとしても、バイナンスには他にも利益を生むことができる事業が多くあると述べた。

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

そして「ユーザーは資産を引き出したい時には、そうすべきだ。それが我々にとって問題になることはないし、出金をブロックすることもない」と語っている。

また「バイナンスは、ローンやベンチャーキャピタルからの出資、債務なしに運営されている」と主張。「顧客の資産を外部に貸し出すことはないし、証拠金取引のリスク管理も徹底している」と説明した。

追記:業界協会の設立も

CZ氏は同AMAで、世界の政策立案者や規制当局と連携するための業界協会を設立する意向を明かした。

協会については、バイナンスが率いるものではなく、多くの産業で経験を持つサードパーティに委ねる。規制当局とのコミュニケーションを維持し、資産の証明を含むベストプラクティス(最善の方法/最善慣行)をとり続けることを主なミッションとするという。

資産の証明

FTX騒動を受け、CZ氏は言葉で安全性を説明するだけでなく、取引所は資産の証明を公開すべきだと主張している。

今回のAMAでCZ氏は、イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏と、資産証明について話をしたことを報告。ブテリン氏が考案しようとしている資産証明のプロトコルで、バイナンスが実験台になる計画があると明かした。そして、他の取引所もこのプロトコルを活用して欲しいとも述べている。

また、バイナンスの資産の証明について、今後数週間で外部監査のレポートを公開する計画があるとも話した。

CZ氏はAMA開始前、FTXの破産を受け、業界復興に向けた「リカバリー(事業再生)ファンド」を設立することも発表。全般的には強い基盤を持つにもかかわらず、流動性危機(資金不足)に直面しているプロジェクトを支援していくとしている。

関連バイナンス、業界支援で事業再生ファンド設立へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧