はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FTX前CEO「顧客対応が最優先」 資金調達を示唆 ハッキング犯は現在も逃走中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

意味深ツイートから一転

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの前CEOだったサム・バンクマン=フリード氏は16日、破産前時点でアラメダの保有資産は負債を上回っていたと発言。最終的な目標は「顧客を大切にすること」など、数日ぶりに破綻騒動について言及した格好だ。

バンクマン=フリード氏(通称、SBF)は先週末12日にCEO職を暫定的にジョン・レイ氏に譲ったばかり。今週14日からは得意のスレッド形式でのツイートを時間差で投稿したり過去のツイートを削除するなど、不可解な言動が目立つ。

2日間に渡り、スレッドは繋げ合わせると「WHAT HAPPENED」(何が起こったのか)になる言葉遊びを披露。FTXや関連企業アラメダ・リサーチの現状について以下のように釈明した。

何が起こったかは、いずれ話す。今は、現在の状況について話そう。

私の知る限りでは、間違いの可能性もあるが11月7日以降の時点では、 マーク・トゥ・マーケット(M2M)でアラメダの保有資産は負債を上回っていた。

…私の唯一の目標は、顧客に対して正しく対応することだ。そのために、私はできる限りを尽くしている。規制当局と直接対面し、チームと連携し顧客のためにできることをしている。

その先に、投資家もいるが、まずは顧客から。

関連:FTX、破綻後に仮想通貨の不正流出が発覚 被害額600億円規模か

追記

その後、SBFは日本時間16日正午前後に再び投稿。数週間前まで、FTXは一日辺り100億ドル(1.4兆円)規模の取引量と数十億ドル(数千億円)規模の振替を処理していたが、「気付いた以上に」レバリッジ過多となっていた結果、バンクランと相場の急落が流動性危機につながったと説明した。

バンクランとは

金融機関の崩壊を懸念して、顧客資産の出金が相次ぐ状態を指す。信用不安やデフォルトのリスクが高まる際に発生しやすい。

▶️仮想通貨用語集

この状況を改善する為には「資金を調達して、顧客を完全(資金返済)にして再スタートすることを挑戦するしかない」と言及。失敗が重なっているが、「どこかにたどり着けるかもしれないと思う自分もいる」と胸中を語った。

なお、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道では、バンクマン=フリード氏が先週末にかけて80億ドルの負債を返却する為に投資家から資金調達を試みていたという。現時点では、資金調達に成功していないものと想定されており、資金提供の代わりに何をオファーしていたかは不明。

一方で、同氏はすでに先週CEOの座を面目上は明け渡している為、情報が錯綜する状況が続いている。

NYT記事への反論に応答か

CEO職を退いてから数日コメントや声明を控えていたSBFだが、米時間14日にはニューヨーク・タイムズとの独占インタビューに対応。最近ではリラックスする為にオンラインゲームをプレイしていた事などを語っていた。

一方で、同記事内では顧客資産を不正利用した点を認めた反面、訴訟や詐欺などのフレーズが含まれなかった点が業界内で反感を買った。

ブロックチェーン業界の初期に設立された仮想通貨取引所クラーケンの共同創設者Jesse Powell氏は「主流メディアは破綻したポンジの正当化に貢献した説明責任を果たす必要がある」と批判。現在でも、状況を軽視し、FTXの競合である自身やコインベースについては「誹謗中傷的なゴシップ記事」を書いたとして、FTXを助長したと指摘した。

また、個人のプライバシーを重視する「匿名通貨」の一種であるジーキャッシュ(ZEC)の創設者であるZooko Wilcox氏は以下のようにコメントした。

ニューヨーク・タイムズ側の共謀だ。

NYTは権威ある、影響力のある新聞にて、窃盗と詐欺で無数の人々の人生を台無しにした(SBF氏)の悪行を粉飾し、法の網を逃れることを助長した。私は、これが単なるミスであることを疑う。

他にも、著名アナリストのAlex Kruger氏も同記事が詐欺や犯罪、ハッキング、サーバーの消去、市場操縦などに関する言及が皆無だった点を非難。SBFは「本来ならポンジ・スキームで服役した金融詐欺師のバーニー・マドフ氏の後継者」と批判している。

このような批判に回答する格好で今回の釈明に至った可能性が考えられる。

ハッキング犯は現在も逃亡中

なお、FTX破綻後に発生したハッキングの犯人は執筆時点では、現在も資金を保有。不正アクセスした仮想通貨は全てイーサリアム(ETH)に換金しており、保有総量は400億円相当の22万ETHにのぼる。これはネットワーク全体でも35位の規模だ。

FTXやアラメダ破綻までの経緯やこれまでの動向は以下の記事で詳しく解説している。

関連:仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/26 火曜日
17:20
ユニスワップを騙る偽サイトが約6360万円を詐取、グーグル広告を悪用し検索上位に表示
ユニスワップを模倣した偽サイトがグーグル広告を悪用し約40万ドルを詐取。オンチェーンアナリストb-blockが警告し、DeFiLlamaでの公式リンク確認を推奨している。
16:22
ビットコイン現物ETF流出加速、機関の売り圧力が再燃=分析
スイスブロックは5月26日、ビットコインETFの資金流出が加速し、独自リスク指数が高水準に達したと分析。機関投資家の売り圧力が再び市場を支配しつつあると警告した。
14:44
ハイパーリキッド、オフチェーンイベント対応の正規予測市場を新たに展開
ハイパーリキッドがオフチェーンイベント対応の正規予測市場を開始。バリデーターが投票でHIP-4市場の展開・決済を管理する新たな分散型の仕組みを導入した。
13:35
バイナンスCEO、イラン関連資金巡るWSJ最新報道に反論 「根本的な事実誤り」
バイナンスのリチャード・テンCEOは、イランの制裁対象者による同取引所経由の取引が、イラン革命防衛隊への資金提供につながったとする米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道に強く反論した。
11:25
テザー社、ジョージア政府とラリ連動型ステーブルコイン「GELT」発行を計画
USDTで知られるテザー社がジョージア政府と連携し法定通貨ラリ連動ステーブルコイン「GELT」の発行を計画している。ジョージアは米国と相互運用性のある規制整備を進めている。
09:55
仮想通貨などを狙った攻撃「TrapDoor」、セキュリティ企業Socketが警告
ソケットは、TrapDoorという攻撃が仮想通貨やDeFi、AI、セキュリティの開発者をターゲットにしていると警告。標的にはソラナ、スイ、アプトスのウォレットデータなどが含まれているという。
09:35
米議員、ビットコイン準備金の目標を供給量の5%と言及 6ヶ月以内の法制化促す
ビットコイン戦略準備金法案「ARMA」を提出したベギッチ米下院議員がFox Businessに、ビットコイン戦略準備金の目標として供給量の5%相当を言及。中間選挙前の6ヶ月以内に法制化が必要と警告した。
08:15
投資プラットフォーム『ムームー』、仮想通貨取引を米テキサス州に拡大
米ナスダックに上場するフートゥー・ホールディングス傘下の投資プラットフォーム『ムームー』は、仮想通貨取引サービスをテキサス州に拡大し、外部Web3ウォレットとの直接入出金機能を米国ユーザー向けに導入した。
07:10
米ビットコイン現物ETFが6日連続流出、アルトコインへのローテーションが鮮明に
米ビットコイン現物ETFは5月14日以降6営業日で計15.5億ドルが流出した。2026年の累計純流入はファーサイド集計で5.36億ドル、SoSoValue集計で4.74億ドルまで縮小。アナリストは「機関投資家の需要は消えておらず、アルトコインETFへのローテーションが起きている」と指摘。
06:25
ETH保有企業ビットマイン、米大型指数『Russell 1000』予備リストに掲載 パッシブ資金流入の可能性
米上場のイーサリアム・トレジャリー企業ビットマイン(BMNR)がFTSE Russellの大型株指数「Russell 1000」予備リストに掲載された。時価総額は最低基準の57億ドルを上回っており、パッシブ指数連動ファンドによる数十億ドル規模の強制買いが発生する可能性がある。
05:45
インドネシアがポリマーケットを遮断、予測市場を「オンライン賭博」とみなす
インドネシア通信デジタル省は5月22日、予測市場プラットフォームのPolymarketへのアクセスを正式に遮断した。仮想通貨やブロックチェーンを用いた予測市場も賭博と判断し、関連SNSアカウントの追跡も進めている。
05:00
サトシ時代のビットコインマイナー、325億円相当BTCをブローカーへ入金
オンチェーン分析のOnchain Lensは25日、サトシ・ナカモト時代から活動するビットコインOGマイナーが2650 BTCをFalconXとCumberlandに入金したと報告した。クジラはなお6000BTCを保有。
05/25 月曜日
20:56
海外からのステーブルコイン決済を日本円で受領、「トレーダム ペイメント」開始
トレーダムが22日、海外からのステーブルコイン支払いを日本企業が日本円で受け取れる決済サービスを開始。改正資金決済法の経過措置を踏まえた収納代行スキームを採用し、SWIFTより低コストな越境決済を狙う。
15:13
ムーンペイ、ChatGPTに仮想通貨購入機能として統合 会話の中でビットコインなどを購入
ムーンペイがChatGPTアプリストアに統合され、チャット内でビットコインやSOLなど100銘柄超の仮想通貨をApple Pay等で購入可能になった。
14:29
ヴィタリック、イーサリアム財団の役割再定義を表明 ETH売却を抑制し長期存続へ
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、イーサリアム財団(EF)の方向性についてXで自身の見解を発表した。EFを「エコシステムの中心」から「1つのノード」と位置づけし、CROPS領域への集中とAI活用の形式検証などを優先課題として提示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧