WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BlockFi、ビットコイン採掘機械担保ローン200億円分の債権売却へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BlockFiがローン債を売却

破産手続き中の暗号資産(仮想通貨)貸借サービス企業BlockFiが、200億円(1億6,000万ドル)のローン債権の売却を進めていることが24日に明らかになった。

匿名情報源に基づいて24日にブルームバーグが報じた内容によると、22年末から始まった競争入札の期限は1月24日に設定されている。

これらのローンはいずれもビットコイン(BTC)マイナー向けに組成されており、計68,000台マイニング(採掘)マシンを裏付けとする。採掘マシン価格が下落しているため、一部担保不足に陥っているという。

ASIC価格指数

市場データによると、ビットコインマイニング機器(ASIC)の平均価格は前年比80パーセント下落している。主な要因にはビットコイン価格の下落や電力コスト高騰があり、不採算になったマイナーや債務整理に取り組む融資会社が多くの採掘マシンを売りに出した背景がある。

BlockFiは22年11月に米国で米連邦破産法11条(チャプターイレブン)により破産申請を行った。申請書類によると債権者の数は10万以上で、資産と債務はどちらも10億~100億ドル(約1,390億〜1兆3,900億円)。

チャプターイレブンは経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。しかし、債権者への回収を最大限にするために、債務者会社の財産を第三者に売却する場合がある。この場合、最高金額で入札した者に最終的に売却し、その資金は債権者に分配される。

BlockFiは12月以降、買収に関心を持つ106の候補とコンタクトを取っており、1月30日には入札プロセスに関して裁判所の承認を求める予定としていた。

関連:ビットコインマイナーの降伏はこれから?業界動向とBTC価格への影響を考察

業界でディストレスト投資が進行

22年には、5月のテラ(LUNA)ショックや11月のFTXショックなど、仮想通貨市場でデレバレッジ(過剰債務の削減)イベントが相次いだ。これらはマイナーに資金を融資してきた貸金事業者による債務の強制清算を引き起こし、ビットコイン価格にさらなる下落圧力を加えたとの見方が出ている。

米国のマイニング企業Luxor Technologiesのイーサン・ヴェラ共同創業者の見立てでは、22年6月の時点で採掘マシン担保ローンの総額は最大5,200億円(40億ドル)にも上った。

採掘マシンを担保に受け入れる主な融資事業者は、仮想通貨投資企業Galaxy Digital(ギャラクシーデジタル)、米仮想通貨投資企業NYDIG、Celsius Network(セルシウス)、仮想通貨投資企業DCGのマイニング事業子会社Foundry Networks、香港の仮想通貨融資プラットフォームBabel Financeなどがある。

このうちセルシウスは2022年5月の旧テラエコシステム崩壊以降、仮想通貨市場で起きた債務不履行の連鎖を受けて、6月に顧客資金の出金を停止。7月に、米国でチャプターイレブンにより破産申請を行った。

Babel Financeは22年6月、一部の業界大手が相次いでデフォルト(債務不履行)に陥ったことを背景に、「流動性プレッシャーに直面している」として顧客資金の出金を停止。その後、救済プランの一環として融資や株式投資により数億ドルの資金調達を目指していることが報じられた。

こうした経緯から、破産申請を行う事業者の資産を安く買い取る「ディストレスト投資」のニーズが増加。大手ビットコインマイニングマシンメーカーBitmainの共同創業者Jihan Wu氏は22年9月、約361億円(2億5,000万ドル)のファンドを立ち上げた。

関連:Bitmain創業者、300億円規模のファンド設立へ 不良資産買い上げを目的に

11月にFoundry Digitalは、破産申請中の米採掘会社Compute Northの施設を買収することを発表した。Compute Northは22年9月に米連邦破産法11条(チャプターイレブン)の適用を申請。債権者はおよそ200社で、負債総額は5億ドル(約700億円)に上る。

関連:米仮想通貨投資大手DCGの子会社、Compute North買収へ

昨年11月に破産申請した仮想通貨取引所FTXは、売却を検討する4つの事業について、約117の事業体が入札に関心を示していると公表していた。

関連:日本の仮想通貨取引所などのFTXの事業売却、100超の組織が入札に関心示す

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/03 土曜日
10:00
「中央銀行マネーのオンチェーン化に3つの方法」ECBが検討中
欧州中央銀行のシュナーベル理事が、トークン化金融台頭の中、中央銀行マネーをオンチェーンで扱う3つのモデルを説明した。直接発行・ブリッジ・民間仲介の各方式を挙げている。
09:25
ニアインテンツ(NEAR Intents)、ハッキングされた約6億円資産が全額返還
NEARインテンツのゼネラルマネージャー、アレックス・シェフチェンコ氏は3日、脆弱性を突いた攻撃で流出した380万ドルが全額返還されたと明らかにした。調査を停止し、バグ報奨金の活用を呼びかけた。
09:00
米財務省、イラン利用の影の銀行ネットワークに制裁対応
米財務省は、イランに対する新たな経済制裁プログラムの一環としてA7ネットワークに対して異例の対応を行ったと発表。対応を説明し、仮想通貨に関係する内容にも言及した。
07:50
「10月のビットコイン、過去13年間で10回上昇」、米CNBCが強気相場入りの可能性を指摘
米CNBCの司会者が2日、仮想通貨ビットコインの10月は2013年以降で下落が3回にとどまると指摘した。ビットワイズの最高投資責任者は、クラリティー法案の可決後に、より良いルールを早く得たと結論づけた。
06:55
トランプ大統領、元SEC委員長のクレイトン長官をAI担当に起用の見通し
CNNとNBCニュースは、トランプ大統領が米証券取引委員会の前委員長クレイトン氏をAI担当責任者に起用する見通しだと報じた。現職の国家情報長官と兼務することになる。
06:10
米SEC委員長、仮想通貨保管案を規制整備の一環と説明|追加提案も予告
米SECのポール・アトキンス委員長はXで公開した声明で、2025年12月以降に実施した一連の仮想通貨関連施策を列挙した。規制整備を段階的に進めてきた経緯を示し、今後も追加の規制整備を進める方針だ。
05:55
レイヤー2「ブラスト」が閉鎖へ、預かり資産規模は一時23億ドル超
かつて人気が高かったイーサリアムのレイヤー2「ブラスト」が運営終了を発表した。運営費が収益を上回ったとして、資産を10月26日までにメインネットへ引き出すよう呼びかけている。
05:00
bitFlyerが「クールダウン」導入、入金後48時間の暗号資産出金を制限
bitFlyerは本人確認完了から90日未満の個人顧客を対象に、日本円入金後48時間、暗号資産の外部送付を制限する「クールダウン」を10月15日に導入する。詐欺被害や不正送金の防止が目的だ。
10/02 金曜日
18:43
SMBC日興証券、国内投資家向けDeFi基盤を開発へ Uniswap v4活用
SMBC日興証券とNethermindは2日、Uniswap Labs、Baseらと覚書を締結し、規制対応型の流動性プール「DeFi Gateway」の開発に着手すると発表した。AML・CFT対策を組み込み、2027年半ばの完成を目指す。
18:20
メタプラネット、CEOと株主MMXXの関係訂正|議決権の過半数は保有せず
メタプラネットは2日、過去の有価証券報告書3期分と半期報告書1件を訂正した。ゲロヴィッチCEOがMMXXの議決権の過半数を保有するとの記載を改め、ビットコイン購入資金10億円の借入先でもある同社の関連当事者の区分を「主要株主」に変更した。CEOは9月に資本関係を説明していた。
17:36
金融庁、デジタル金融施策に約13.3億円を予算要求 前年度の15倍
金融庁は2027年度概算要求で、デジタル技術を用いた金融サービスの変革に13億2,765万円を計上した。前年度当初の約15倍で、オンチェーン金融の利活用やデジタル決済と連携した決済システムの構築促進を掲げる。暗号資産業者の監督体制も増員を求める。
17:20
ローソンのレジでJPYCが動いた日 決済実証の4社が語る商用化の壁
ローソンの実店舗で実施された円建てステーブルコインJPYCの決済実証について、ローソン、キャナルペイメントサービス、JPYC、HashPortの4社が議論。決済速度や返金対応など商用化の課題と、普及への道筋を探った。
17:01
米議会調査局、銀行の仮想通貨業務を分析 政権交代のたびに当局方針が転換
米議会調査局(CRS)は9月30日、銀行の仮想通貨業務の許容範囲を分析した報告書を公表。当局は「銀行業務との関連」と「安全性・健全性」の2基準で判断するが、政権交代のたびに方針が転換。クラリティー法案の下院案と上院案の違いを整理する。
16:11
IMF、エルサルバドルに1.38億ドル ビットコイン巡る基準未達を免除
IMF理事会は1日、エルサルバドル向けEFFの第2・3次審査を完了し、約1億3,800万ドルの拠出を承認した。ビットコイン蓄積に関する基準未達は是正措置を条件に免除。追加蓄積は寄付分を除き想定せず、Chivoの民営化も進んだ。
15:41
ビットコイン利確が年初来最大、9月22日に2.57万BTC=コインベース分析
コインベースの市場分析によると、ビットコインの利益確定は9月22日に2.57万BTCと2026年で最大を記録した。短期トレーダーの含み益率は33%に達した一方、現物の見かけ需要は30日で17万BTC縮小し、先物需要の伸びも急減している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧