今週のニュース
一週間(3/4〜3/10)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、暗号資産(仮想通貨)取引所Mt.Gox(マウントゴックス)の最大債権者の意向に関する記事が最も多く読まれた。
マーケットについては、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による公聴会証言の影響などについてまとめた8日のレポートに対する注目度が高い。
このほか、メルカリアプリのビットコイン(BTC)取引サービスに関するニュースも関心を集めている。
今週のニュースランキング
1位:マウントゴックス最大債権者、弁済予定のビットコイン「売却しない」意向=報道(3/9)
2014年に経営破綻したマウントゴックスによる弁済開始が迫る中、最大債権者であるファンドの一つがビットコインを売却しない意向を示していることが9日に分かった。マウントゴックスの債権を購入したMt Gox Investment Fund(MGIF)の事情に詳しい情報源によると、同ファンドは今後弁済される予定のビットコインを売却しない方針を示したという。(記事はこちら)
2位:米NY当局、仮想通貨取引所KuCoinを提訴 イーサリアムは有価証券と主張(3/10)
米ニューヨーク州の司法当局は9日、同州で登録せずに事業を行なったとして、仮想通貨取引所KuCoinを提訴したことを発表。イーサリアム(ETH)は有価証券であるとも主張している。(記事はこちら)
3位:リップル社CEO「XRP訴訟は2023年中に結論が出る見込み」(3/6)
米リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは2日、XRPをめぐってリップル社と米証券取引委員会(SEC)の間で争われている裁判について、2023年中には結論が出るだろうと話した。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:パウエル議会証言を受けビットコイン下落、米株指数との「正の相関」は減少傾向に(3/8)
米FRBのパウエル議長は公聴会証言で「最近の経済指標(インフレ圧力)は想定よりも強かった」と言及。政策金利のターミナルレート(最終到達点)引き上げや利上げペースの再拡大を示唆した。この証言を受け、ビットコインの価格も下落した。(記事はこちら)
2位:リスク回避姿勢強まりビットコイン続落、マウントゴックス大口債権者の売り圧懸念は後退か(3/9)
仮想通貨市場では、リスク回避姿勢が強まりビットコイン価格が続落。マウントゴックス大口債権者の売り圧懸念は後退しているとみられる。(記事はこちら)
3位:ビットコイン一時2万ドル割れ、複数の悪材料が下押し圧力に(3/10)
ビットコインの価格は前日比7.6%安の20,130ドルに。悪材料が重なり、一時1BTC=20,000ドルの心理的節目を下回り、19,780ドルまで下落した。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
仮想通貨取引所メルコイン、メルカリアプリでビットコイン取引サービス提供開始へ(3/9)
株式会社メルカリの子会社で、仮想通貨関連サービスの企画・開発を行う株式会社メルコインは9日、同日より暗号資産交換業を開始することを発表した。審査を通過したユーザー向けに、メルカリアプリ内でビットコイン取引サービスを提供する。(記事はこちら)
パウエルFRB議長「銀行は仮想通貨との関わりに細心の注意を払うべき」(3/8)
米FRBのパウエル議長は7日、上院銀行・住宅・都市問題委員会の公聴会で証言。仮想通貨領域には「多くの混乱が見られる」ため、銀行は関与することに慎重になるべきだと述べた。(記事はこちら)
仮想通貨サービス提供の米シルバーゲート・キャピタル、銀行事業の清算を発表(3/9)
仮想通貨関連サービスを提供する米シルバーゲート・キャピタルは8日、銀行事業を自主的に清算して、事業を縮小する方針であることを発表。業界や規制の最近の動向を考慮し、この方針が最善であると判断したと説明している。(記事はこちら)
米バイデン政権の予算教書 仮想通貨課税に関する変更提案も(3/10)
米バイデン政権は9日、2024会計年度(23年10月~24年9月)の予算教書を発表。仮想通貨についても、課税などの面で変更を提案した箇所がある。(記事はこちら)
Web3業界で2023年に注目すべき技術トレンド5選=レポート(3/10)
アジア最大の仮想通貨に特化した資産運用会社HashKey Capitalは8日、2023年に注目すべきWeb3業界の技術トレンドについてレポートを発表。イーサリアムの最新のアップグレードやステーキング関連技術など、5つの動きに焦点を当てた。(記事はこちら)
なぜ日本政府は「Web3政策」を推進し始めたのか?重要ポイントと関連ニュースまとめ(3/7)
日本政府関係者の国会答弁で、Web3およびNFT(非代替性トークン)や仮想通貨のユースケースへの言及が増加している。技術や規制枠組み等のスタンダード確立に向けて動き出した政府の動向をまとめた。(記事はこちら)