CoinPostで今最も読まれています

Abra CEO:近い将来「ビットコインETF」は必ず実現することになる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETFの実現を予言
現時点でビットコインETF実現の目処は立っておらず、大きな期待と不安が交錯している。そんな中、仮想通貨ウォレットサービス等を展開するAbra社CEOが、米経済番組CNBC内でETF実現の可能性について語った。

世界の金融業界が注目するビットコインETF

ここ数ヶ月間、仮想通貨業界で最も注目されている話題は、「ビットコインETF」でしょう。

2017年12月には、アメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、シカゴ・オプション取引所(CBOE)によって「ビットコイン先物取引」がスタートしたのを皮切りに、仮想通貨管理(カストディ)分野においても、イギリスの保険組合「ロイズ」が仮想通貨盗難に対する保険に参入するなど、周辺環境については着々とインフラ整備が進められている状況です。

しかし、諸問題から認可への道筋は一筋縄ではいきません。機関投資家から申請されている数多くの「ビットコインETF」は、米国証券取引委員会(SEC)によって、不許可、または延期判断が行われており、金融マーケットからの期待度の高さとは裏腹に、依然として目処は立っていないのが実情です。

Abra CEOの発言

そんな中、仮想通貨ウォレットおよび、取引所サービスを提供するAbraのCEOを務めるBill Barhdyt氏が、米経済番組CNBCに出演し、ビットコインETFの可能性について、以下のように言及しました。

SECの問題点としては、ビットコインETFの申請者が、規制局が過去に承認してきたモデルに対して準拠しきれていないことが挙げられる。

規制局が何を求め、懸念しているのかを的確に理解した者だけが、晴れて「ビットコインETF」の認可承認を得ることができる。

「ビットコインETF」が実現さえすれば、現時点で大人しくしている大物起業家の参入を加速させることに繋がるだろう。

数あるビットコインETFの中でも、現時点で最も注目されている商品設計は、すでに先物取引を実現している「シカゴ・オプション取引所(CBOE)」も深く携わる「VanEck・SolidX」のビットコインETFであり、二次判断は、2018年9月30日が期限となっています。

しかし、最終判断は最長2019年2月まで延期可能のため、以前、米投資会社BKCMのBrian Kelly氏などが指摘したように、仮想通貨市場におけるルール整備がまだまだ未成熟な現状からも、実現は早くても2019年になるのではないかとされています。

Barhdyt氏は、CNBCのインタビューの最後に以下のように述べました。

ビットコインETFは、2019年には実現するだろう。賭けてもいい。

それほどの需要が存在しているんだ。

CBOEのChris Concannon氏も、SECの懸念点を今後着実に減らしていくことで、受け入れ体制を整えることができる時期がやってくると展望を語っており、ETFの実現は早くても来年以降になるのではないかと考えられています。

CoinPostの関連記事

『仮想通貨市場に及ぼす影響は、ビットコインETFを超える』Bakktが米市場関係者に注目される理由
「新仮想通貨プラットフォームBakktが予定するサービス内容が既存スキームと異なる点として、”ビットコイン現物”に裏付けられたBTC先物取引があり、実際の資金が仮想通貨市場に流入する」等と言及した。
仮想通貨相場の要「CboeビットコインETF」はなぜ最有力視されるのか?徹底解説
複数の取引所がSECに申請していたビットコインETFが棄却または延期され、市場はネガティブな反応を示している。しかし、現在Cboeが申請中のETFには、他にはないアドバンテージがあり、世界初のビットコインETFとして本命視される。その理由を徹底解説した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア