はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Magic Edenがビットコイン版NFT「Ordinals」市場で拡大 BTC DeGodsがけん引

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Magic EdenがOrdinals市場をリード

クロスチェーンNFT電子市場Magic Edenが22日にビットコイン版NFT「Ordinals」のマーケットプレイスをオープンして以来、Ordinals市場でMagic Edenのシェアが50%を超えるまでに増加していることが分かった。

@domoが作成したDUNEのデータ指標によると、Ordinalsを取り扱うマーケットプレイス全体の3月30日の取引量は4,600万円(35万ドル)、その内Magic Edenは3,300万円(25万ドル)を占めている。

Magic EdenでOrdinalsの取引量が急増している直接の要因としては、「BTC DeGods」コレクションがある。これはソラナ(SOL)で人気を集めたPFP(プロフィール画像)NFT(非代替性トークン)コレクション「DeGods」のクリエイターがリリースしたOrdinals版だ。

Magic Edenのランキングによると、BTC DeGodsは過去24時間の取引量が5.3 BTC(2,000万円)で、トップに位置する。最低購入価格(フロアプライス)は0.95 BTC(357万円)となっている。

もともと、ソラナ(SOL)やイーサリアム(ETH)で支持された実績を有すMagic EdenがOrdinalsに参入したことで、より多くのクリエイターがOrdinalsに参入しやすくなった可能性がある。

Magic Edenは検索性に優れたユーザーエクスペリエンス(UX)と、非開発者にも優しいNFTコレクションの発行プラットフォーム「NFTローンチパッド」の人気により、ソラナNFTエコシステムで最も多くのユーザーとクリエイターを獲得してきた。

BTC版Magic Edenでは3種類のビットコインウォレット「Xverse、Unisat、Hiro」に対応しており、ユーザーはこれまでと同様、使用しているウォレットにBTCやOridinalsを保持したままスムーズに取引を完結できる。

Ordinalsとは

Ordinals Protocolは1月21日に公開された、ビットコインの最小単位であるsatoshi(1BTCの1億分の1)に通し番号をつけ、一つのsatoshiに動画や画像などのデータをビットコインのブロックチェーンに直接保存する仕組み。

Ordinalsでは、個々のsatoshiにテキストや画像などのコンテンツを追加することをインスクリプション(Inscription)と呼び、厳密にはNFTではなく「デジタル・アーティファクト(加工品)」と表現される。

OrdinalsのNFT発行数は過去2か月で急増しており、執筆時点に50万個以上が存在。高額で売買されるNFTコレクションも出てきており、「Ordinal Punks」は2月に9.5BTC(約2700万円)で取引された。

23年1月に誕生したばかりのOrdinalsでは活用できるコード集が整備されておらず、マーケットプレイスなどインフラが整っていなかった。Ordinalsの初期ユーザーはGoogleスプレッドシート等で入札状況を管理し、ディスコードで相対取引(OTC)を促進するなどしてきた。

「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などの人気NFTを手掛けるYuga Labsは、OrdilansでリリースするNFTコレクション「TwelveFold」のオークションを自前で行っており、エスクローなどの第三者を介さず、顧客資産を直接預かる運用を採用して批判を集めた経緯もある。

関連:Yuga LabsビットコインNFTのオークションが完了、Ordinalsの課題が明確に

なお、最近ではOrdinalsでもより使いやすいマーケットプレイスが登場している。代表例には、ORDXやGenerative、さらにはビットコインのレイヤー2スケーリングネットワーク「Stacks」のNFTマーケットプレイスGammaなどがある。

関連:Magic Eden、ビットコイン版NFT「Ordinals」のサポートを開始

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
07:30
XRPの実用性を拡充へ SBI Ripple AsiaとDopplerが提携
SBI Ripple AsiaとDoppler Financeがパートナーシップを締結。XRPL上で、仮想通貨XRPベースの利回りインフラやRWAのトークン化に関する協業を模索すると説明している。
07:30
メタマスクにログインできない時の対処法|パスワード忘れ・機種変更も解説
メタマスクにログインできない時の対処法を解説。パスワードを忘れた場合のリカバリーフレーズでの復元方法、機種変更時のウォレット移行手順まで、状況別にわかりやすく説明します。
07:05
ビットコインの長期保有者売圧は飽和点に接近か、K33が分析
K33によると、2024年以降に約160万BTCが長期保有者から市場に戻り、売却圧力は飽和点に近づいている。過去2年間で供給の20%が再活性化され、2026年には安定化する見込み。
06:15
ノルウェー政府系ファンド、メタプラネットのビットコイン戦略を支持
運用資産1.7兆ドルのノルウェー政府年金基金がメタプラネットの臨時株主総会で経営陣提案に賛成票を投じた。メタプラネットは優先株式導入や米国のADR登録を通じてビットコイン蓄積戦略を推進している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧