はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

GMOコイン、5月度の仮想通貨取引人気ランキングを発表 分散型ステーブルコインDAIが4位に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

取引所ランキング

暗号資産取引業を営むGMOコインは15日、2023年5月の暗号資産(仮想通貨)取引ランキングを公表した。

GMOコインは、東証上場企業であるGMOフィナンシャルホールディングス傘下。GMOフィナンシャルはGMOインターネットグループの金融部門を担当している持株会社であり、証券取引業のほか、FX(外国為替)取引業、仮想通貨取引業などの金融関連事業を展開している。

顧客同士の売買が可能な「取引所(現物取引)」では、1位がビットコイン(BTC)で52.3%。過半数を超えるなど安定した需要が伺える

2位はXRPで21.4%、3位がイーサリアム(ETH)で19.6%となった。

GMOコイン(取引所ランキング)

前月(23年4月)のランキングと比較すると、5月中旬以降に価格が上昇基調にあったXRP取引高のシェア拡大が目立ち、2ヶ月ぶりに逆転したという。

イーサリアム(ETH)は今年4月、ステーカーおよびバリデーターのステーキング預金および報酬の引き出しが数年越しに可能となる大型アップグレード「Shapella」を実装している。

関連:イーサリアムの総供給量減少、Shapellaアップグレードの市場への影響は?

4位はライトコイン(LTC)で1.9%、5位はポルカドット(DOT)で0.6%となったが、3位までの暗号資産(仮想通貨)と比較すると、取引高で大きく水を開けられている。

販売所ランキング

「販売所」では、同じくビットコイン(BTC)が1位となったが、シェアは39.2%と「取引所」より下がる。

GMOコイン(販売所ランキング)

イーサリアム(ETH)の比率が27.6%と3割弱を占めるほか、ステーブルコインのDAIが8.2%で4位に食い込んだのも注目に値する。4月度のDAIのシェアは4.7%だった。

この点についてGMOコインは、「円安の流れを受けて1DAI ≒ 1米ドルを維持するように設計された暗号資産担保型ステーブルコインであるダイ(DAI)の需要が高まったとの見立てを示している。

DAIは、テザー(USDT)やUSD Coin(USDC)など多くのステーブルコインと異なり、単一発行主体が存在しない非中央集権型ステーブルコインに属する。イーサリアム上の分散型金融プロトコルである「MakerDAO」にて、有志の参加者同士がオープンソースのDAO(自律分散型組織)を共同管理し、開発・運営が進められている。

関連:CoinBestで国内初、DAI(ダイ)の取引所取引を開始|DAI(ダイ)解説付き

準備金の担保となる仮想通貨はスマートコントラクトにロックされるため、中央集権的に管理するステーブルコインよりも透明性の点で優位性がある。一方、担保資産の約半数はUSDCで構成されており、過去には米シリコンバレー銀行(SVB)破綻に起因するUSDCの取り付け騒ぎの影響を受けたことがある。

関連:メイカーダオ、ステーブルコインDAIの準備金としてUSDCを再び重視か

暗号資産(仮想通貨)の販売所は、板取引に不慣れな投資初心者でも手軽に取引を行える一方、買値と売値の価格差であるスプレッドが開きやすく、取引手数料も「暗号資産取引所」より高くなる性質にある。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 木曜日
21:37
バイナンスが韓国の仮想通貨取引所Gopaxを買収 4年ぶりの韓国市場復帰へ
バイナンスが韓国の仮想通貨取引所Gopaxの買収を完了。2年半の規制審査を経て承認され、2021年の撤退以来、4年ぶりに韓国市場へ復帰。流動性危機の救済として始まった買収が実現。
16:52
Paxos、PYUSD300兆ドル誤発行で緊急対応 セキュリティ被害はなし
PayPalステーブルコインPYUSDの発行元Paxosが300兆ドルを誤発行後、約20分で全量焼却した。内部技術エラーが原因で、セキュリティ侵害や顧客資金への影響はないと発表。
15:58
エリック・トランプが不動産トークン化プロジェクトを発表 1000ドルから取得可能に
エリック・トランプ氏が不動産のトークン化プロジェクトを発表した。WLFIとUSD1を活用し、少額から不動産の部分所有が可能に。従来の高額投資や低い流動性といった課題を解決し、不動産投資の民主化を目指す。
12:25
ビットコイン市場はリセット局面 市場回復の鍵は?=Glassnode週間レポート
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを発表。米国の関税懸念で190億ドル規模のレバレッジ解消後、ETFや先物など市場動向と今後を分析している。
12:13
様子見基調のビットコイン、市場は緊迫化する米中貿易摩擦の行方を注視
ビットコインは111,500ドルで推移。トランプ関税ショックで100億ドル超のレバレッジが解消され、デリバティブ市場がリセット。重要な価格レンジ内で市場の方向性が注目される局面に。米中貿易摩擦の行方が焦点。
10:39
CMEグループ、SOLおよびXRP先物オプションの取引開始を発表 機関投資家向けヘッジ手段が拡大
世界最大級のデリバティブ取引所を運営するCMEグループは14日、ソラナとXRP先物オプションの初取引を発表した。XRP先物オプションの初取引は10月12日にWintermuteとSuperstateの間で、ソラナ先物オプションの初取引は13日にCumberland DRWとGalaxyの間で執行された。
10:20
ソニー銀行、米国で国家銀行免許を申請
ソニー銀行は、米国で国家銀行免許を取得するために申請書を提出。子会社が仮想通貨を含む事業を計画しており、米ドルステーブルコインの発行、カストディサービス、デジタル資産運用サービスなどを行うという。
09:45
BNBチェーン、中国招商銀行の5,700億円規模MMFをトークン化
BNBチェーンが中国招商銀行CMBによる38億ドル規模のマネーマーケットファンドをオンチェーン化する。CMBMINTとCMBIMINTトークンでDeFi運用も可能になる。
09:36
「仮想通貨市場へのトランプ関税ショックの影響は一時的」Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は、米中対立激化への懸念から起きたビットコインなどの仮想通貨市場の急落は一時的なもので、大きな影響はないとの見方を示した。3つの判断基準を説明している。
10/15 水曜日
18:50
モブキャストHD、ソラナ投資に5億円を投じる計画
モブキャストHDは暗号資産事業への本格参入を決定し、ソラナ(SOL)購入に向け5億円を投資する計画を発表。ステーキング収益も視野に入れる。
18:36
MEXC、Ethenaに45億円追加投資へ  
MEXCは10月6日、TOKEN2049でEthenaに3,000万ドル(約45億円)の追加投資を発表。過去の投資と合わせて総額99億円のコミットメントとなる。戦略的パートナーとしてエコシステム全体で初期プロジェクトを支援する方針を明らかにした。
18:30
リップル、南アフリカでカストディ事業強化 金融大手アブサバンクと提携
リップルは南アフリカのアブサ銀行と提携し、アフリカで初の大手カストディパートナーを獲得。デジタル資産の安全な保管と事業拡大を進めます。
17:55
イーサリアムFusakaアップグレード、テストネットSepoliaで有効化 12月メインネット実装へ 
イーサリアムの次期アップグレード「Fusaka」が10月14日、テストネットSepoliaで稼働開始した。PeerDAS技術により処理負担を大幅軽減し、取引速度を最大12,000件/秒まで向上。12月のメインネット実装に向けて段階的にテスト展開中。年内2度目の大型アップグレードでスケーラビリティをさらに強化へ。
17:28
コインチェックグループ、機関投資家向け事業を強化
Coincheck Groupが仏Aploの買収を完了し、国内では事業法人向けクリプト・トレジャリー支援を開始。海外と国内の両面で機関投資家向け事業を拡大する。
17:19
コインベース、インド大手の仮想通貨取引所CoinDCXへ投資 評価額3700億円相当
米暗号資産取引所大手コインベース・グローバルが、インドの暗号資産取引所CoinDCXに追加出資。投資後の企業価値は24.5億ドルと評価される。この出資はCoinDCXが今年7月にハッキング被害に遭った数カ月後。コインベースはインドと中東地域での事業拡大を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧