CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所Zaifのハッキング事件、海外サイトが犯人のビットコインアドレスを追跡しタグ付けか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Zaifハッキングの経緯、詳細はこちらを参考にしてください。

仮想通貨取引所Zaifがビットコインなど3通貨、計67億円相当のハッキング被害|フィスコと資本提携、50億円の金融支援も
日本の仮想通貨取引所Zaifは20日未明、日本円で約67億円相当(BTC、MONA、BCHを含む)のハッキング被害にあったこと報告した。株式会社フィスコのグループ企業と資本提携や金融支援などを検討する基本契約を締結に至ったとしている。

9月17日、Zaifはサーバー障害を理由に入出金を停止していましたが、20日明朝、テックビューロ社が運営する仮想通貨取引所Zaifが先週14日にハッキング被害をうけた事をプレスリリース文にて公表しました。

公式発表によると被害総額は67億円となり、流出通貨はビットコイン、モナコインとビットコインキャッシュの3通貨となります。

5966BTC以外の額は現状調査中、または明かされていませんが、盗まれた67億円の内、約45億円が預かり資産、残りの約22億円相当がZaifの資産で、Zaifのホットウォレットからハッキングされたものと思われます。

コインチェックのハッキング時にも話題にあがりましたが、取引所のウォレットには大きく分けると2種類あり、オンラインに接続の面で、すぐに送受信できる上述のホットウォレットと、すぐにアクセスはできないものの、セキュリティでは優れているコールドウォレットがあります。コールドウォレットには数段階の認証ステップがある為、ハッキングのリスクは大幅に削減されます。

ホットウォレットとは

スマホアプリのウォレットやブラウザアプリのウォレット、取引所のアプリのウォレットのこと。

早急に送受信できるなど利便性に優れているが、セキュリティ面には不安が残る。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

新たな発見:海外サイトが資金と追跡か

しかし、新たな発見として、Zaifへハッキング攻撃を仕掛けたハッカーのものと思われるビットコインアドレスが可能性として浮上しました。

容疑者のものと思われるこのビットコインアドレスには被害額の5966BTCに近い5966.1BTCの受取額が記録されており、Zaifが被害日時とした9月14日に複数回に分けられて、ビットコインが一度このウォレットに着金しています。

その後すべてのビットコインは他の複数のウォレットに送金され、残高こそ0になっていますが、このウォレットを基準にブロックチェーン上での追跡が行われる可能性があります。

すでに、blockseer.comというサイトでは、Zaifから流出したビットコインと思われるBTC、またそのウォレットがタグ付けされ、ハッキング後のトランザクションマップが作成されています。

blockseerでの状況

出典:blockseer.com

Zaif流出後の流れ

出典:blockseer.com

また下記の画像の様に、動かされたウォレットにはZaifのハッキングアカウントであるタグ付けがされており、継続した追跡が行われている模様です。

出典:blockseer.com

出典:blockseer.com

なお、テックビューロ社は現在、このハッキング事件を犯罪事件として財務局に届出しているため、ビットコインの流出量以外、多くの詳細は明きらかにされてなく、盗まれた5966BTC以外となるモナコインとビットコインキャッシュの正確な被害額は公開されていません。

コインチェック時にもタグ付けが行われた

状況こそ違い、動いている団体も全く異なるため、同じ追跡と一括りにすると誤解を招く可能性がありますが、取引所コインチェックがXEMも大量流出した際も、ブロックチェーンの特性を利用した資金の追跡が行われています。

その当時の状況は、NEM財団側がコインチェックの資金流出発覚から24~48時間以内に自動タグをつけるシステムを開発、資金を全て追跡し、受け取ったアドレスにタグをつけて、資金の売却先と思われる取引所側が分かる仕組みを提供しました。

XEM流出時は結局、XEMの追跡を行なっていたホワイトハッカーの追跡網をかいくぐり、盗んだXEMを匿名通貨などに交換し、ダークウェブを通じて売買、マネーロンダリングを行なったことが明らかになっています。

その後ネム財団も追跡の中止を発表するなど、ハッカー逮捕にこそ繋がらなかったものの、追跡自体重要な動きであることは間違いなく、この様な追跡と警察当局への情報提供が、今後のサイバー攻撃に対する柔軟な対応に繋がるでしょう。

今回も流出通貨とされた3種類は、XEMのような自動追跡システムやウォレット自体にタグ付けされることはありませんが、匿名性を持たないことから追跡が可能になります。

警察当局も動いている中で、今回の様なトラッキングサイトが犯人特定の重要な役割を担い、逮捕へ繋がることを切に願います。

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引所Zaifがビットコインなど3通貨、計67億円相当のハッキング被害|フィスコと資本提携、50億円の金融支援も
日本の仮想通貨取引所Zaifは20日未明、日本円で約67億円相当(BTC、MONA、BCHを含む)のハッキング被害にあったこと報告した。株式会社フィスコのグループ企業と資本提携や金融支援などを検討する基本契約を締結に至ったとしている。
「仮想通貨取引所Zaif」ビットコインなどの取引停止:1-2営業日中に復旧見込み
国内大手取引所Zaifは17日夕方、「サーバ障害が発生し、BTC、BCH、MONAの入出金を停止する」と発表した。18日11:48に続報があり、顧客資産の安全は確保されており、1-2営業日中に復旧の見込みとされている。
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
02/21 水曜日
17:24
ラテンアメリカの大手通信会社テレフォニカ チェーンリンクと提携
大手通信会社テレフォニカが、分散型オラクルChainlinkと提携。API連携によりSIMスワップ詐欺に対抗する。開発者の暗号資産(仮想通貨)を保護する追加レイヤーとして機能。企業のWeb3進出の一助に。
15:02
決済業界が捉えるブロックチェーンの実利、リップル社調査
リップル社と米国高速決済協議会が世界的調査を実施。業界リーダーの60%強が、暗号資産(仮想通貨)の使用が決済プロセスにおいて大きな利益をもたらすと評価。金融業界における、ブロックチェーン技術の現状、課題も明らかに。
12:07
イーサリアム続伸で約2年ぶり3000ドル台に
暗号資産(仮想通貨)市場ではイーサリアム(ETH)が続伸し、22年4月以来初めて3000ドル台を回復した。オンチェーンデータ分析では、クジラ(大口投資家)の動向も活性化し始めているようだ。
12:00
仮想通貨支持のディートン弁護士、上院議員選出馬へ ウォーレン議員に対抗
仮想通貨を擁護する米国のディートン弁護士はマサチューセッツ州で上院議員選挙へ出馬した。エリザベス・ウォーレン議員の対抗馬を目指す。
11:00
マスターカードがSwooウォレットと提携、仮想通貨による報酬プログラム提供へ
決済大手マスターカードはモバイルウォレット企業Swooと提携し、ビットコインなど仮想通貨による顧客報酬プログラムを提供すると発表した。
10:24
ゴールドマン・サックス、日本株を代表する『七人の侍』を選定
日経平均株価が34年ぶりにバブル後の最高値をつける中、大手投資銀行ゴールドマンサックスは日本市場を代表する「七人の侍」を選定した。では、どの銘柄が採用されたか。
08:30
明日決算発表を前にエヌビディア大幅安、仮想通貨関連株も下落
米ナスダックはエヌビディアやAMDなどIT・ハイテク株の売り先行で下落。多くのアナリストはエヌビディアの決算のハードルは非常に高く引き上げられていると指摘した。一方、イーサリアムは約2年ぶりに3千ドル台を回復した。
07:45
計1400億円相当のBTC、米コインベースから出金
計1400億円相当の仮想通貨ビットコインがコインベースから出金されたことがわかった。出金理由については売り圧の低下につながるといった声や、OTC取引のための出金であるといった声など複数の見方が上がっている。
07:30
米デリバティブ大手CME、小口のユーロ建のビットコイン・イーサ先物を提供へ
CMEのビットコイン先物OIは先月過去最高値の52億ドルを記録。仮想通貨ビットコインETFへの高い需要に伴ってヘッジの需要も高まっているようだ。
07:00
EVMウォレットMetaMask、ユーザーへの警告機能を導入 モバイル安全性強化
マルチチェーンへ対応 暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の主要EVMウォレットMetaMaskは、モバイルアプリおよびエクステンションで、ユーザーへのセキュリティアラー…
05:50
Optimism、4回目のエアドロップで約60億円分の仮想通貨OPを無料配布
今回のエアドロップはOptimismを利用するWeb3アーティストやクリエイターをターゲットとしたもので、合計10,343,757.81 OPトークン(約4100万ドル)を2025年2月13日までに付与する。
05:30
バイナンス、全てのレバレッジトークン廃止へ
仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンスは全てのレバレッジトークン廃止の予定を発表した。一方、昨夜StarknetのSTRKトークンの新規上場を実施した。
02/20 火曜日
14:51
韓国与党、選挙公約でビットコインETFやIEOの承認など検討 課税猶予の延長も
韓国の与党「国民の力」は4月の総選挙に向けた選挙公約の一環として、ビットコイン現物ETFの認可を含む、仮想通貨投資に関連した法律の制定を検討すると発表した。
14:36
Uniswap v4は2024年第三四半期に実装へ
Uniswap v4が2024年第3四半期にリリース予定。新機能「フック」の導入、暗号資産(仮想通貨)イーサリアムDencunアップグレードの影響、および監査プロセスに焦点を当て、ロードマップの近況をまとめる。
14:14
LINE NEXT、読んで稼ぐ「ReadON」と提携 コラボNFTを販売
NFT市場DOSIを手掛けるLINE NEXTが、読んで稼ぐアプリReadONとの提携を発表。コラボデジタルアイテムを2月21日に発売。Web3エコシステムにおけるマーケティングやビジネス領域での連携を図る。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア