はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン28000ドル台まで続落、DEXハッキング相次ぎ警戒感も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

7月31日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比100ドル(0.28%)高、ナスダック指数は29.3ポイント(0.21%)高で取引を終えた。

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比1.27%安の1BTC=28,865ドルに。

BTC/USD週足

上値を切り下げながら推移しており、28,500ドルのサポートライン(下値支持線)を下回ると、大手資産運用会社ブラックロックのETF申請前の水準である6月の安値25,000ドルも視野に入る。

関連:サポート維持失敗のビットコイン410万円割り込む、次の下値目途は?|bitbankアナリスト寄稿

分散型取引所Curve Financeがハッキングされ、60億円相当の暗号資産(仮想通貨)が不正流出した事態を受け、Curve DAO(CRV)トークンが急落したことも投資家のリスク回避姿勢を強めた。

プログラミング言語Vyperに重大な脆弱性が見つかり、リエントランシー攻撃を受けた可能性がある。

関連:大手分散型取引所「Curve Finance」でハッキング 推定被害額58億円が資金流出か

Curve Finance創設者であるMichael Egorov氏が、DeFiレンディングプロトコルAaveで保有する多額の融資ポジションがロスカット(強制清算)の危機に瀕している可能性も指摘されており、警戒感が強まった。

Michael Egorov氏は、複数の分散型貸付プロトコルに多額のCRVを預け入れることでテザー(USDT)やUSDCなどのステーブルコインを借り入れ、運用していたとみられる。Curveハッキング事件後にUSDTの一部を返済したが、依然として多くの担保と債務を抱えたままだ。

なお、DefiLlamaのデータによると、プロトコルへの預け入れ総額を示す「Total Value Locked(TVL)」からの資金流出も相次ぎ、1850億円相当まで減少した。

DefiLlama

CurveのTVLはピーク時の22年1月には2兆円規模が預け入れられていたが、アルゴリズム型ステーブルコイUST(TerraUSD)およびテラ(LUNA)崩壊を受けて激減、その後は相場低迷の影響もあり、減少傾向にあった。

Base上のトークンが乱高下

アルトコイン市場では、コインベースのレイヤー2ネットワークである「Base」上のアクティビティ急増が見られた。7月30日には6000万ドル相当のイーサリアム(ETH)がブロックチェーンにブリッジされ、その多くが分散型取引所(DEX)のLeetSwapに預け入れられた。

しかしその後、流動性プールの一部が不正に侵害され、調査のためにサービスの一時停止を余儀なくされた。

Baseは7月12日時点で開発者向けのメインネットをローンチしてアプリケーション展開が可能となっており、8月初旬の一般公開を目指していた。

「Base」上のアクティビティ急増の背景には、BALDなどのミームコイン台頭がある。

BALDの完全希薄化後評価額は一時1億ドル規模にまで達したが、トークン発行者が1250万ドル相当の流動性を一気に抜いたことでラグプル(持ち逃げ)の疑いが浮上し、前日比-90%暴落した。

関連:コインベースCEOがSECの上場廃止推奨を拒否、ミームコインBALDでラグプル|1日朝の重要速報まとめ

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。
17:00
ビットコイン、上昇余地あるも利確の動きに注意=Glassnode分析
ブロックチェーン分析企業Glassnodeは、最新のビットコイン市場分析レポートで、オンチェーン指標と過去のデータから、ビットコイン価格はさらに上昇する可能性があり、13万ドルが次の重要な抵抗線となると予測した。
13:55
米サムザップ、仮想通貨投資枠370億円に拡大 XRPやDOGEなど6銘柄追加承認
米上場のサムザップメディアが17日、取締役会で仮想通貨投資枠を2.5億ドルに拡大と発表。イーサリアム、ソラナ、XRP、ドージコイン、ライトコイン、USDCを新たに投資対象に追加。
13:30
ハミルトン・レーンのSCOPEファンド、マルチチェーン化
資産運用大手ハミルトン・レーンのプライベートクレジットファンド「SCOPE」がイーサリアムとオプティミズムでマルチチェーン化した。セキュリタイズとワームホールが提携し実現している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧