今週のニュース
一週間(7/29〜8/4)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceの日本法人Binance Japan株式会社が、日本国内におけるサービスを開始したニュースが最も多く読まれた。
仮想通貨相場については、ビットコイン(BTC)の価格が横ばいであること、また、DeFi(分散型金融)大手Curve Financeへのハッキングの影響でCRVトークンの価格が急落したことなどをまとめた7月31日のレポートが関心を集めている。
このほか、ライトコイン(LTC)が半減期を迎えたことを報じた記事も注目度が高かった。
今週のニュースランキング
1位:Binance Japanが暗号資産取引サービス開始、既存顧客の移行は8月14日から(8/1)
Binance Japan株式会社は8月1日、日本国内におけるサービスを開始。また、Binanceの取引所トークンである「ビルドアンドビルド(BNB)」が国内初上場をはたしている。(記事はこちら)
2位:仮想通貨ライトコイン半減期到来|3日朝の重要速報まとめ(8/3)
ライトコインは2日深夜、3回目の半減期を迎えた。マイニング報酬が12.5LTCから6.25LTCへ半減している。(記事はこちら)
3位:暗号資産税制改正要望を政府に提出、日本ブロックチェーン協会(7/29)
株式会社bitFlyerの加納裕三代表取締役が代表理事を務める「日本ブロックチェーン協会(JBA)」は28日、仮想通貨に関する税制改正要望を政府に提出。日本におけるWeb3事業の成長を阻害している仮想通貨の税制を見直し、国民が仮想通貨を保有・利用する環境の整備を求めている。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:ビットコイン横ばい、Curveハッキングの影響でCRV急落(7/31)
この日のビットコイン価格は前日比0.54%高の1BTC=29,440ドル。Curve Financeでハッキングが発生し、Curve Financeプロトコル上の4つの流動性プールにおいて大規模な不正流出被害につながった。(記事はこちら)
2位:ビットコイン28000ドル台まで続落、DEXハッキング相次ぎ警戒感も (8/1)
ビットコインの価格は前日比1.27%安の1BTC=28,865ドルに。Curve Financeがハッキングされて仮想通貨が不正流出した事態を受け、CRVトークンが急落したことも投資家のリスク回避姿勢を強めた。(記事はこちら)
3位:ビットコイン反発で一時3万ドル台回復、DEX騒動及び清算リスクの懸念後退(8/2)
この日のビットコインは、28,500ドルのサポートライン(下値支持線)で急反発して下髭を付けると、一時30,000ドル台を回復する勢いを見せた。DEX騒動及び清算リスクの懸念も後退している。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
BNBとALGOが国内初上場へ、JVCEAが新規取扱銘柄を発表(8/1)
JVCEA(日本暗号資産取引業協会)は1日、BNBとアルゴランド(ALGO)の新規取り扱いを発表した。取扱開始日は2023年8月1日付。(記事はこちら)
税率0%の国も 仮想通貨の税率を世界で比較、Coincubが2023年版のレポート公開(8/2)
仮想通貨経済圏のデータを提供するCoincubは、税金に関する2023年版のレポートを公開している。このレポートは、仮想通貨の税率を世界で比較する内容。(記事はこちら)
成田悠輔が切り込む『デジタル円実現後の未来』|WebX対談レポート(7/30)
WebXカンファレンスで「日本円のデジタル化 その先に見える未来」をテーマに対談を実施。イェール大学アシスタントプロフェッサーの成田悠輔氏、トヨタ・ブロックチェーン・ラボの上野直彦氏、そしてSBI金融経済研究所の副島豊研究主幹が参加した。(記事はこちら)
アドレスポイズニング詐欺で流出の2000万USDT、テザー社が凍結へ(8/3)
バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは3日、「ゼロ送金(アドレスポイズニング)」攻撃により不正流出した約29億円(2,000万ドル)相当のUSDTを凍結することに成功したと報告。この取引については、ブロックチェーンセキュリティ企業PeckShieldが1日に警告を発していた。(記事はこちら)
米大手JPモルガン「Curve攻撃によるDeFiへの影響は収まっている」=報道(8/4)
米金融大手JPモルガンは3日、Curve Financeへの攻撃による影響は現在おさまっているとの見解を示した。一方で、DeFiのエコシステム全体で見ると、成長が失速していると指摘している。(記事はこちら)
X(旧ツイッター)が株取引の提供を計画か、仮想通貨取引所コインベース2Q決算など|4日朝の重要速報まとめ(8/4)
Xはプラットフォーム上で株取引などの金融サービスを構築するために、金融データを提供する企業を探しているようだ。また、コインベースは2023年2Q(4月から6月)の決算を発表している。(記事はこちら)
米サークル『競争激化のステーブルコイン市場で優位性を保つ秘訣』|WebXインタビュー(8/1)
米サークル社のYam Ki Chan戦略・政策統括責任者は、国際カンファレンスWebXで編集部のインタビューに応じ、ステーブルコイン市場における同社の強みについて語った。(記事はこちら)
アニモカブランズ幹部が語る、Web3ゲームの成功条件とは|WebXインタビュー(7/31)
大手Web3企業アニモカブランズ(Animoca Brands)のエヴァン・オーヤン(Evan Auyang)グループ・プレジデントが、国際カンファレンスWebXでCoinPostのインタビューに応じ、「Web3ゲームが成功するための要素」について語った。(記事はこちら)