WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

大手銀HSBCが預金トークン化実証実験、アントグループ技術利用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AliPayと提携して実証実験

大手銀行HSBC(香港上海銀行)は、トークン化された預金を導入し、法人顧客がHSBCの口座間で資金を移動できるようにする実証実験を行った。Finextraなどが1日に報じた。

このテストでは、中国の大手決済アプリAliPayの親会社であるアントグループのブロックチェーンプラットフォームが使用されている。香港金融管理局(HKMA)のフィンテック監督サンドボックスの枠組み内で実施されたものだ。

アントグループのブロックチェーン財務管理ソリューションは、香港ドル(HKD)、中国人民元(CNY)、米ドル(USD)、英国ポンド(GBP)、ユーロ(EUR)の通貨送金を可能にしている。

リアルタイムの資金移動を実現する預金トークン化の可能性を探ることを目的としており、預金トークンの発行、移転、償還などが行われた。

HSBCの新興決済・グローバル決済ソリューションのヴィンセント・ラウ責任者は次のように説明している。

このテストは、ビジネスの財政拠点である香港における、最先端の銀行機能を実証するものだ。

HSBCは、今後もトークン化された預金やその他の金融イノベーションを活用して、顧客のために財務管理サービスを能率化・最適化していく。

現在のところ、トークン化された預金の応用ケースとしては、企業の財務管理に注目されることが多い。例えば、世界中に子会社を持つ大企業が、子会社同士の資金移動を銀行営業時間外にリアルタイムで行うことができる。

関連JPモルガン、ブロックチェーン基盤の入金システムを開発 顧客の預金をトークン化=報道

仮想通貨やCBDC関連の動き

香港HSBCは、ブロックチェーン領域の他、暗号資産(仮想通貨)やCBDC関連でも動きを見せている。

6月には、香港の顧客が同銀のプラットフォームから仮想通貨関連のETF(上場投資信託)に投資できるようになっていることが報告された。「CSOPビットコイン先物ETF」「CSOPイーサリアム先物ETF」などにアクセス可能だ。

関連香港HSBCの顧客、ビットコインとイーサリアムのETFに投資が可能に

HSBCは中央銀行デジタル通貨(CBDC)のテストにも参加している。香港金融管理局(HKMA)は10月に、eHKD(e香港ドル)について16の機関と共同で様々な実験を行った結果を報告した。

この第一段階の実証実験においてHSBCは、ハンセン銀行、Alipayと共にスマートコントラクトを使用して、報酬やロイヤリティ(知的財産使用料)における支払いの追跡を試している。

実験には他にスタンダードチャータード銀行や、 Bank of China(中国銀行)の香港部門などが参加し、プログラマブル決済、オフライン決済、トークン化された預金、Web3における決済についてテストを実施した。

香港金融管理局はまだCBDCの導入を決定したわけではないが、将来の決定に資するために実証実験を行っている段階だ。

CBDCとは

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。「Central Bank Digital Currency」の略である。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

▶️仮想通貨用語集

多様な資産のトークン化

現在、様々な資産をトークン化する動きが見られている。例えば、Bitfinex Securities(Bitfinex証券)は10月、トークン化債券の上場を発表している。

10月にはスイス拠点の金融大手UBSも、マネー・マーケット・ファンドをトークン化するテストを開始。イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを使用して、募集や償還をはじめ様々なプロセスについてテストを実施していく。

関連Bitfinex証券が初のトークン化債券を発売 少額融資企業と連携

関連金融大手UBS、イーサリアムでRWAトークン化実験

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 日曜日
11:30
ビットコイン雇用統計下振れで持ち直し、FOMC議事録と中東情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は950万円割れを試す場面もあったが、米雇用統計の下振れを受けたドル安・金利低下を追い風に1000万円近辺まで持ち直した。FOMC議事録の公表と米・イラン協議の動向が相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/3)|ストラテジーの財務・メタプラネットのBTC購入・BTCとETHの相場分析まとめ
今週は、ストラテジーの優先株の財務安定策、メタプラネットの仮想通貨ビットコイン買い増し、シティグループによるビットコインとイーサリアムの相場分析に関する記事が関心を集めた。
07/04 土曜日
14:00
欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定
欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。
13:35
ウクライナ当局、詐欺の仮想通貨両替ネットワークを摘発 7000万円以上押収
ウクライナ当局は、仮想通貨の両替を装った詐欺網を摘発したと発表。40件超の家宅捜索で現金7,000万円相当を押収した。同国における仮想通貨規制の議論動向も併せて紹介する。
12:00
「ビットコイン保有企業」の先へ リミックスポイントのディープテック戦略
WebX 2026のプラチナスポンサーとして参画するリミックスポイント。ビットコイン保有のイメージを超え、ディープテック特化メディア「DEEP POINT.」を軸とした新たな成長戦略を、代表の原田浩志氏が語る。
10:30
トロン、量子コンピュータ耐性署名をテストネットで試験導入
仮想通貨トロンのDAOが、テストネットで耐量子(PQ)署名の試験運用を開始したと発表。将来の量子コンピュータによる暗号解読リスクに備える取り組みだ。
09:50
ジーキャッシュ『Ironwood』アップグレード、延期含む3案をシールデッドラボが提示
ジーキャッシュ開発組織シールデッドラボの事務局長が、IronwoodアップグレードとZ3スタック移行の同時完了は困難との見解を示し、延期を含む3つのリスク低減策を検討する価値があると提言。
07:30
ストライプ傘下のブリッジ、EUでMiCAとEMIの認可取得
ストライプ傘下のブリッジは、仮想通貨のEU規制MiCAと電子マネー機関のライセンスを取得したと発表。ステーブルコインサービスを拡大すると説明している。
07:05
全米郡保安官協会、クラリティー法への立場を懸念から中立に転換
米国の主要郡保安官団体であるMCSAが仮想通貨市場構造法「クラリティー法」への立場を懸念表明から中立へ転換した。問題の第604条を巡る政権との協議進展が背景にある。
06:20
ビットコイン現物ETFに10日ぶり純流入、米雇用統計下振れ受け利上げ観測後退
6月の米非農業部門雇用者数が予想の約半分となる5.7万人増にとどまり、FRB議長が利上げリスクの低下を示唆。リスク資産への圧力が和らぎ、米ビットコイン現物ETFは10日ぶりに純流入へ転じて2億ドル以上を記録した。
05:45
米上院議員、大統領含む公職者のミームコイン発行禁止法案を改めて推進
米民主党のキルステン・ジリブランド上院議員は3日、トランプ大統領の2025年最大収入源がミームコインと判明したことを受け、公職者とその配偶者による仮想通貨発行禁止法案の成立を改めて議会に求めた。
05:00
サムスン電子など韓国複数社、OUSDのパートナー無断掲載に異議
ドルステーブルコインOUSDのコンソーシアムにパートナーとして名前が掲載されたサムスン電子や新韓フィナンシャルグループなど韓国企業の多くが、正式な合意なしに掲載されたと表明し困惑していると報じられた。
07/03 金曜日
18:07
カルシ予測市場に絡む楽曲操作、スポティファイが50万配信削除
スポティファイは、予測市場カルシでの賭けに絡み楽曲チャートが不正操作された疑いを確認し、約50万回の配信を削除。カルシとポリマーケットにロゴ削除を要求した経緯と、業界で相次ぐ予測市場操作リスクの背景を解説する。
17:10
ビットコイン、長期支持線に接近 フィデリティ幹部が底打ち慎重視
フィデリティでグローバルマクロを統括するジュリアン・ティマー氏は、ビットコインが長期パワーロー支持線(5万8237ドル)に接近していると指摘。反発の材料が乏しく、目先の底打ち判断には慎重な姿勢を示した。
14:47
ビットコイン現物ETF、純流入2.22億ドル 10日連続流出から転換
ビットコイン現物ETFの資金フローが2026年7月2日、10営業日ぶりに純流入へ転換した。SoSoValueのデータによると、フィデリティのFBTCが主導し、ETF資産残高は743億ドル、累計純流入額は510億ドルに達している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧