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ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの買い方

2024年1月に米国の規制機関がビットコイン現物ETF(上場投資信託)という金融商品を初めて承認、翌2月にビットコイン(BTC)の価格が日本円建てで史上最高値を更新するなど、国内外で暗号資産(仮想通貨)ビットコインへの注目が高まっています。

2021年11月の高値約790万円を突破したBTC 出典:CoinGecko

一方で、仮想通貨は従来の金融商品やお金とは異なる特徴を持つため、不明点も多く、投資に踏み出せないという方も多いでしょう。

そのため、本記事では代表的なビットコインの買い方や注意点などを初心者の方向けに、わかりやすく解説していきます。

目次

ビットコイン(BTC)に投資したい方はこちらをチェック

1. ビットコインとは

ビットコインとは世界で初めて誕生した暗号資産(仮想通貨)です。発行数と価格を掛け合わせた時価総額が178兆円(2024年5月時点)に上り、仮想通貨市場で50%以上のシェアを占めています。

一方で、他にも非常に多くの銘柄が開発されており、ビットコインよりも後に誕生した仮想通貨はまとめて「アルトコイン(Alternative Coinsの略)」と呼ばれています。

ビットコインは、2008年に「Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)」と名乗る正体不明の人物・あるいは組織が公開した論文をもとにして誕生しました。

ビットコインの要点は、公開鍵の暗号技術を通じて所有権を管理する構造と、「プルーフ・オブ・ワーク」と知られる、誰がコインを所有しているかを追跡するためのコンセンサスアルゴリズムを組み合わせたものです。

分散型デジタル通貨という概念は以前から存在し、中央管理機関(国や政府など)を必要としない通貨の創造に向けた試みが何度もありました。しかし、その試みが成功を収めたのはビットコインが初めてです。

ビットコインのユニークな特性

ビットコインは、従来の電子マネーや法定通貨とは根本的に異なる、いくつかの革新的な特徴を持っています。これらの特徴はビットコインのユニークな価値を形成し、その使用方法や投資対象としての魅力に大きく影響を与えています。

  • ピアツーピアでの直接取引:ビットコインはピアツーピアの技術を用いており、中央機関や第三者を介さずに、ユーザー同士で直接取引が可能です。これにより、送金時の手数料を削減し、国境を越えた取引を迅速に行うことができます。
  • 価格の変動性:ビットコインは裏付けとなる資産がなく、供給量が限定されているため、需要と供給のバランスによって価格が大きく変動します。これは、一方で大きな投資リターンの可能性を秘めていますが、一方で価格変動のリスクも高いことを意味します。
  • 分散型の管理体制:ビットコインは中央の発行機関や管理者が存在せず、全ての取引はブロックチェーン技術によって記録されます。この分散型台帳技術は、ビットコインネットワークの安全性を高め、プロトコルの変更をコミュニティの合意に基づいて行うことを要求します。

ビットコインの登場以降、多くの研究者やプログラマーがこのアイデアに触発され、志を同じくする人々が集まっての開発が進み、2009年1月3日、初のビットコインが採掘されました。以後、ビットコインのネットワークはこれまで一度も停止することがありませんでした。

2008年の金融危機時に生じた法定通貨に対する不信感を背景に、ビットコインは支持を集め、現在までに複数の国が法定通貨として採用したり、企業が資産として保有したりと採用が拡大しています。主要な機関投資家が代替投資として言及する機会も増えています。

2. 投資対象としてのビットコインの魅力

発行上限が2100万BTCに制限されている

投資対象として見るときに、ビットコインの最大の特徴は「供給量の上限がプログラムによって設定されている」ことです。資産価格は需要と供給のバランスによって決まりますから、新規供給量が限定されている(または減少する)場合、価格には上昇圧力が働きやすくなります。

4年に1度の半減期

さらに、ビットコインの設計には、4年ごとに新規発行量が半減するという特性があり、マイニング報酬として新たに市場に供給されるビットコインの数量が半減します。この特性はビットコインの価値を保持するメカニズムとして機能します。このビットコインが持つデフレ的な構造は、米ドルやその他の法定通貨が直面するインフレ傾向とは対照的であり、法定通貨のインフレに対抗する一因とされています。

日付 BTC価格 報酬
2012/11/28 12.31ドル(約1300円) 50→25BTC
2016/07/09 650.63ドル(約7万円) 25→12.5BTC
2020/05/12 8800ドル(約93万円) 12.5→6.25BTC
2024/04/20 64,000ドル(980万円) 6.25→3.125BTC
2028 3.125→1.5625BTC

換金性が高い

ビットコインは、その高い換金性によっても魅力的です。特に、ビットコインの時価総額が仮想通貨の中で最も高く、また取引量も非常に多いため、市場の流動性が非常に高いという特徴があります。これは、投資家がビットコインを容易に購入または売却できることを意味し、価格の安定性とアクセスの容易さを提供します。

BTCを保有する上場企業 出典:CoinGecko

この高い流動性は、大企業がビットコインに投資する重要な理由の一つです。例えば、テスラやマイクロストラテジーなどの企業は、資産の多様化とインフレリスクからの保護を目的として、大量のビットコインを購入しています。

さらに、ビットコインのグローバルなアクセス性は、地理的な制限や通貨の変換なしに、世界中どこでも資金を移動させることができるという利点を提供します。これは、国際的な取引や投資において大きな利便性をもたらし、ビットコインを法定通貨では得られない独特の価値を持つ投資対象として位置づけています。

ポートフォリオ・ヘッジとして

ETFの登場によりアクセス性が向上したことで、ビットコインはインフレヘッジとしての役割に加え、ポートフォリオの潜在リターンと分散を最大化するヘッジ手段としての役割も強化されました。他の資産クラスと独立した相関性を持つとされ、伝統的な投資資産に対するユニークなヘッジ手段と見なされています。ビットコインをポートフォリオに組み込むことで、全体のリスクを分散しつつ、潜在的なリターンを向上させる考え方が拡大しつつあります。

米国上場のビットコイン現物ETF(11銘柄)に対する現在までの累積純流入額は121億ドル(1.86兆円)に達している。出典:SoSo Value

米ヘッジファンド大手ミレニアム・マネジメントは、2024年第1四半期(3月末まで)の時点で20億ドル相当の現物ビットコインETFを保有していたことが確認されました。具体的には、19億4000万ドルを5銘柄に分散して保有しています:

  • iShares Bitcoin Trust(8億4400万ドル)
  • Fidelity Wise Origin Bitcoin ETF(8億ドル)
  • Grayscale Bitcoin Trust(約2億200万ドル)
  • ARK 21Shares Bitcoin ETF(約4500万ドル)
  • Bitwise Bitcoin ETF(約4500万ドル)

これらの保有銘柄の価値は、ミレニアムの運用資産640億ドルの約3%に相当します(SEC四半期13F提出書類より)。

さらに、エリオット・キャピタルはブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)に約1200万ドルを保有しており、アポロ・マネジメント・ホールディングスはARK 21Shares Bitcoin ETF(ARKB)に5320万ドルを投資していました(いずれも3月末時点)。また、米大手のウェルズ・ファーゴ銀行やJPモルガンもビットコインETFを保有していたことが報じられています。

BTC半減期後の相場展望

2024年4月29日更新:BTCの市場で、重視されるのは、マクロ経済とマイナー動向の考察です。

まずは、現状のチャート分析からしていきましょう。

22年11月のFTXショックが底値となり、その後大きく上昇してきたビットコイン(BTC)。

BTC/USD月足(24年4月19日時点)

2024年の始値は1BTC=42,288ドルでしたが、24年3月上旬には1BTC=73,835ドルまで高騰しています。

急ピッチの上昇の反動もあり、24年4月にかけて調整局面入り。フィボナッチ・リトレースメントの23.6%である1BTC=60,000ドルの節目まで下落していますが、高値から20〜30%程度の下落であれば、(現時点では)強気トレンドの押し目の範疇と判断できます。

年初来の騰落率は、それでも50%高を超えているからです。

マクロ経済では、24年4月にかけて利下げ思惑が後退したほか、中東情勢の悪化など地政学リスクが懸念されます。

過去の相場サイクルでも、投資家のリスク回避姿勢が強まるほど米国株指数と相関する傾向にあり、ポジション調整で投げられるようだと、より深い調整幅のフィボナッチ・リトレースメントの38.2%の51,600ドル、半値戻しの44,700ドルも視野に入るかもしれません。

ただし、その場合はサポートライン(下値支持線)としても機能しており、ビットコインETFを介した機関投資家など大口の買い戻しの入りやすい価格帯と言えそうです。

3. ビットコイン取引所の特徴

ビットコインへの投資で最も一般的なアプローチは、暗号資産(仮想通貨)取引所を通じて行うことです。国内外に多数存在する仮想通貨取引所は、株式を扱う証券口座と異なる独自の特徴を持っています。以下では、仮想通貨取引所を使ったビットコイン投資のメリット・デメリットについて整理します。

ビットコイン投資の主なメリット

  • 24時間365日いつでも取引可能
  • 小額投資が可能
  • ウォレットによる自己管理も

ビットコインは分散型台帳技術により管理され、そのコピーは世界中に共有されています。これにより、一日中いつでも取引が可能となり、価格はグローバルに絶えず変動しています。多くの仮想通貨取引所が24時間稼動しているため、いつでも取引を行うことができます。

通常の株式市場が営業時間に限定され、休日や夜間には取引ができないのに対し、ビットコイン取引にはそのような制約がありません。

さらに、ビットコインは1BTCが数百万円と高価であるものの、0.00000001 BTC(数百円)といった小額からでも購入可能なため、気軽に投資を始めることができます。

特に注目すべきは、デジタルウォレットによる自己管理の可能性です。投資家は自らのビットコインをデジタルウォレットで管理することができ、取引所のセキュリティ依存を減らし、自身での資産管理を可能にします。この自己管理能力は、セキュリティの向上や、自由度の高い資産運用を可能にし、ビットコイン投資の大きな魅力の一つとなっています。

ビットコイン投資の主なデメリット

  • 価格変動による損失リスク
  • セキュリティ上のリスク
  • 実用性と未知のリスク

ビットコインの価格は、裏付けとなる実体や中央銀行などの中央集権的機関による管理がないため、市場の需給バランスによって大きく左右されます。このため、ボラティリティ(価格変動幅)が伝統的な金融商品に比べて高く、短期間での価格の急騰や急落による損失リスクがあります。

また、インターネットを介して取引されるビットコインは、ハッキングのリスクに常に晒されます。実際に、過去には日本を含む複数の国で大規模なハッキング事件が発生し、多額のビットコインが盗まれた事例があります。また、仮想通貨の普及に伴い、詐欺の手口も巧妙化しており、投資家はこれらのリスクに注意する必要があります。

サトシナカモトはビットコイン「 P2P 電子通貨システム」と定義しましたが、手数料問題やスケーラビリティの課題から、決済手段としての採用は限定的です。さらに、米国でビットコイン現物ETFが承認されるなど、規制環境の進展は見られますが、ビットコインを含む仮想通貨市場はまだ新しく、予期せぬリスクが生じる可能性があります。

4. ビットコイン購入におすすめの取引所

おすすめ取引所の特徴比較・早見表

おすすめ
取引所
おすすめポイント アプリの特徴 販売所 銘柄数 取引所 銘柄数 取引所手数料 最低取引単位 入金手数料 出金手数料 出庫手数料 詳細 備考
1
仮想通貨取引所 SBI VCトレード
SBI VCトレード
販売所のスプレッドが比較的狭い
入出金・出庫手数料無料
取引所やレバ
各種サービスを一括管理
20 7 Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所:0.0001 BTC
取引所:0.000001 BTC
無料 無料 無料
2
仮想通貨取引所 bitbank
bitbank
全暗号資産取引所中
取引量 国内No.1 *
アプリストア 国内No.1 * 38 38 Maker:-0.02%
Taker:0.12%
販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.0001 BTC
無料 550円(3万円未満)/
770円(3万円以上)
0.0006BTC ※21年2月14日 CoinMarketCap調べ
※18年10月31日 iOS App Store
ファイナンスカテゴリ
無料ランキング
3
仮想通貨取引所 GMOコイン
GMOコイン
チャート・トレーディング機能が豊富 ビットコインも
外国為替FXも
ひとつのアプリで
26 23 Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所:0.00001 BTC
取引所:0.0001 BTC
無料 無料 無料

おすすめ取引所の詳細

入出金・出庫手数料無料「SBI VCトレード」
東証プライム市場に上場しているSBIホールディングス傘下のSBI証券は、国内最大手のネット証券として知られる。SBIVCトレードは金融ノウハウを生かし、安心して取引できる取引所として評価されており、手数料の低さなどで個人投資家から支持を受ける。
販売所のスプレッドが狭い、指値を使える
レバレッジ取引・貸コインなど豊富な機能
基本サービスは全てスマホ対応
SBI VCトレードの主なスペック
取扱い通貨 23種類
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ
最低取引単位 販売所:0.0001 BTC
取引所:0.000001 BTC
投資サービス 貸暗号資産/積立/ステーキング
各種手数料 出庫手数料無料。取引所にて、市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる「マイナス手数料」を採用
アプリの使い勝手 現物/レバレッジ取引がスムーズにできる
現物取引量で高い実績のある「bitbank」
bitbank(ビットバンク)は、2014年から暗号資産事業を運営している実績ある取引所。関東財務局長(暗号資産交換業者)登録番号 第00004号ミクシィ社とセレス社の持ち分法適用関連会社、ビットバンク株式会社が運営。
2022年は平均で国内現物取引高シェア約20% *JVCEA公表データ調べ
第三者機関による高い評価セキュリティ 国内No.1 *18年10月 ICORating調べ
使いやすく安定したアプリ、外出先でもトレード可能
bitbankの主なスペック
取扱い通貨 38種類
取引方法 販売所・取引所
最低取引単位 販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.0001 BTC
投資サービス 貸仮想通貨
各種手数料 取引所にて、市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる「マイナス手数料」を採用
アプリの使い勝手 PCなしでも、スマホ一つですべて完結させることができます。
外国為替FXで培ったチャートが高評価「GMOコイン」
GMOコイン株式会社が運営。GMOインターネットグループで培われたIT関連事業および金融事業における知見と豊富な金融実績を活かし、堅牢なセキュリティと管理体制のもと、暗号資産と外国為替FXのハイブリッド投資ができる環境を提供。
シンプルな取引画面、かんたん操作でビットコイン購入可能
レバレッジ取引や外国為替FXなど、トレード機能も充実
ソラナやコスモス(など、注目度の高い銘柄を取り使う
GMOコインの主なスペック
取扱い通貨 26種類
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ・外国為替FX
最低取引単位 0.0001 BTC
投資サービス 積み立て/貸仮想通貨/ステーキング
各種手数料 取引所はマイナス手数料採用。即時入金の手数料、日本円の出金手数料、BTCの引き出し手数料¥0
アプリの使い勝手 現物取引(販売所・板取引)、暗号資産FXをひとつのアプリから操作可能

4-1. 交換業者の選び方

上述した通り日本はいち早く仮想通貨の規制整備に着手しました。現在日本で仮想通貨の取引サービスを提供する企業は、金融庁・財務局への登録が必須になっています。

金融庁によれば、本記事執筆時点で金融庁・財務局に登録している交換業者は29社。日本で登録業者からビットコインを購入するには、まずはどの会社を利用するか選ばなくてはいけません。

交換業者を選ぶ際に比較材料となるのは主に以下のようなポイントです。

  • アプリなどサービスの使いやすさ
  • 手数料の仕組み
  • 安全性と信頼性

ビットコインであればほぼ全ての交換業者が扱っていますが、一つのポイントは手数料です。取引だけでなく、入金やBTCの出庫時にかかる手数料も重要です。

他にも、アプリやウェブサイトの画面を見てみて使いやすそうか、安全性や信頼性を高めるためにどのような取り組みを行なっているか、運営会社はどのような企業なのかを確認すると良いでしょう。

4-2. 取引所と販売所の違い

ビットコインを売買する際には、「取引所」と「販売所」という二つの手段があります。以下では、取引所と販売所の主な違いを探り、どちらがあなたのニーズに最適かを判断するための情報を提供します。

誰と取引するか

販売所: ビットコインの販売所では、交換業者自身が取引の相手方となります。この方式は、一般的な店頭販売に似ており、業者が提供する価格で直接購入する形式です。
取引所: ビットコインの取引所では、他の投資家が取引の相手方となります。これは株式市場に似たシステムで、オーダーブックを介してユーザー同士が市場価格で直接取引を行います。

スプレッドの影響

取引所と販売所の間で重要な違いの一つが「スプレッド」です。スプレッドとは、買い値と売り値の差額を指し、この差が大きいほど交換業者はより多くの利益を得ます。一般的に、販売所は取引所に比べてスプレッドが広く設定されているため、販売所での取引はコストが高くなりがちです。このため、販売所の利用時はスプレッドに注意して選択することが重要です。

4-3. 抑えておくべき手数料の種類

仮想通貨取引におけるもう一つの重要な考慮事項は、手数料の構造です。投資コストを最小限に抑え、最大限の利益を得るためには、手数料の違いを理解し、比較する必要があります。

取引手数料: 取引を行う際に発生するコストで、取引額の一定割合で計算されることが一般的です。
入出金手数料: 資金の入出金に関連する手数料で、円や仮想通貨の入出金時にそれぞれ発生する場合があります。これらの手数料は、交換業者や取引方法によって異なります。

手数料は交換業者や取引条件によって複雑に異なるため、取引を開始する前に各社の手数料一覧ページを確認し、自分の取引スタイルに合った業者を選択することが重要です。このようにして、手数料を含めた全体的な取引コストを把握し、適切な交換業者を選択することが、賢明な仮想通貨取引の鍵となります。

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5. 購入手順

本節では実際にビットコインを購入する方法を説明していきます。

5-1. 口座開設

まずは購入の前に、交換業者への登録手続きを行なって口座を開設することが必要です。口座開設は主に以下のステップで進んでいきます。

  1. メールアドレスを入力して登録用のURLを受信
  2. 必要事項を入力
  3. 本人確認書類を提出

まずは、自身が使用するメールアドレスを交換業者の専用ページに入力します。その後は入力したメールアドレス宛に登録用のURLが届くので専用のページを開き、多くの場合ここでパスワードの設定を行います。

次は氏名や住所、投資目的などの情報を入力。口座開設には本人確認が必要なため、必要書類をアップロードしたり、郵送したりする手続きが必要です。その後に審査が行われ、通過すればビットコインを購入できるようになります。

5-2. 日本円の入金

口座開設が完了したら、次にビットコインを購入するために円の入金を行います。円の入金方法は、対応している銀行などが交換業者によって異なるので、必要に応じて事前に確認しておくことをお勧めします。

入金では、主に以下のような方法で最初に円を交換業者の口座に預け入れます。

  • 銀行振込
  • インターネットバンキングから入金
  • コンビニから入金

入金後、自身の口座に円の残高が反映したら、その資金を使ってビットコインの購入が可能。取引所か販売所を選んで、必要事項を入力して購入手続きを行います。

SBI VC トレードでのビットコインの購入例

販売所の利用画面

ログイン後の画面では、購入を希望する通貨を選択すると、その通貨のチャートが表示されます。表示されたチャート画面の右下にある「買う」ボタンをタップすることで、購入画面へ移動できます。購入画面では、「今すぐ注文」および「価格指定注文」という2種類の注文方法から選択可能です。

「今すぐ注文」を選ぶと、同社が設定する現在の価格でビットコインを売買することができます。この方法では、購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で実施され、直観的な操作性により初心者でも容易に理解し使用できます。

一方、「価格指定注文」では、ユーザーが希望する価格に到達した際に自動的に売買が実行される予約注文を設定できます。このオプションは、チャート画面の青枠で囲まれたタブをタップすることで選択でき、「このレートになったら」または「数量」の項目をタップして、希望する価格や数量を指定することが可能です。

取引所の利用画面

「取引所」では、自分の望む価格で購入または売却注文を設定し、それに応じた相手がいれば取引が成立します。この方式では、指値注文や成行注文を利用して取引を行うことができます。

販売所の売買手数料は無料(スプレッドがある)。一方、SBI VCトレードの取引所の売買手数料は、メーカー注文の場合は-0.01%、テイカー注文の場合は0.05%で、国内最安水準の手数料設定となっています。指値注文が約定した場合は全てメイカー手数料が適用されます。

6. ビットコイン購入時の注意事項

本節ではビットコインなどの仮想通貨を買う上で考慮した方が良い重要ポイントを紹介します。

まずは、少額から投資し始めることを検討してみてください。仮想通貨は株式などと比べると少額で投資することが可能です。ビットコインは1BTC以下でも購入することができますので、まずは慣れることから始めるのも1つの方法です。

次に、投資は余剰資金で行いましょう。これは仮想通貨に限らず、資産運用のポイントとしてよく挙げられています。生活に必要なお金や将来使う予定のある資金ではなく、当面は使う予定のないお金で投資するようにしてください。

仮想通貨にも、手元の資金よりも大きな利益を狙える「レバレッジ(証拠金)取引」という投資手段もありますが、大きな利益を狙える分、損失のリスクも大きくなります。投資金額を増やしたり、レバレッジ取引をしたりする前に、まずは余剰資金を使って少額投資を行うことから始めることをお勧めします。

7. ビットコインの保管方法

本節では、購入したビットコインを保管・管理する方法を紹介します。

まずは、交換業者にそのまま預けておくという方法があります。その場合は口座に2段階認証を設定することをお勧めします。

また、仮想通貨には交換業者に預けておく以外に、自身で管理する方法もあります。仮想通貨のウォレットサービスを提供している企業があるので、自身でサービスを選び、登録手続きをすることで仮想通貨を自身で保管・管理できます。

ウォレットとは、仮想通貨を保管するための電子上の財布のこと。ビットコインに対応するウォレットを選べば、自身で資産管理を行うことができ、交換業者のハッキングリスクや倒産リスクを回避することができます。

ウォレットにはハードウェアウォレットといってオフラインで仮想通貨を保有できるタイプのものなどがありますが、どのウォレットも自身で保有しておくには「秘密鍵」という長い文字列などを管理する手間がかかります。

最も安全といわれるハードウェアウォレット(イメージ)

秘密鍵などの必要な情報を紛失してしまうと資産を失ってしまうことになりますが、自身で資産を管理できるということも仮想通貨の大きなメリットの1つなので、ウォレットの種類を簡単にご紹介しておきます。

  • モバイルウォレット:スマホのアプリで保管
  • ウェブウォレット:サービス企業のウェブサイトで保管
  • デスクトップウォレット:パソコンで保管
  • ハードウェアウォレット:オフラインの専用機器で保管
  • ペーパーウォレット:紙で保管

8. ビットコインに関する税金について

仮想通貨取引で生じた利益は原則「雑所得」として取り扱われます。日本円との売買で得た利益だけではなく、仮想通貨同士を交換したときに生じた利益やレンディングなどで得た報酬も課税対象となります。

雑所得に分類される仮想通貨取引での所得は、給与所得などの他の所得と合算した金額に対して税率がかけられます。税率は、所得が多いほど高くなる「累進課税」が適用され、下表の通り5%~45%の7段階に分かれています。住民税も合わせると最大で約55%の税率が課されます。

出典:国税庁

仮想通貨の損益計算に関して、届け出を出さない限り取得価額は「総平均法」で計算することになります。「総平均法」は簡単に説明すると、年度末に購入した価格をすべて足して購入数量で割り、そこから算出された平均価格と売却価格との差額を損益にする方法になります。

「ガチホ」のようにビットコインを長期間保有している場合、年度ごとに平均取得額を出しておかなければ、いざ売却して大きな利益を得たときに正しい損益額を出すことが難しくなるため、注意が必要です。

届け出を出せば、取引ごとに暗号資産の平均単価を算出する「移動平均法」での計算が認められます。総平均法・移動平均法のどちらを利用しても、最終的な損益額は同じに収束しますが、年度ごとの損益額は変わるうえ、一度使用した計算方法は原則3年間変えることができません。

関連【確定申告特集1】知っておきたい仮想通貨にかかる税金を税理士が解説|Aerial Partners寄稿

9. よくある質問

最後にビットコイン購入に関する「よくある質問」と回答を掲載します。

未成年でも買えますか?

回答

多くの交換業者が利用条件に18歳以上であることを挙げていますが、BTCBOXのように未成年でも口座開設できる交換業者もあります。BTCBOXに未成年が登録する場合は本人確認書類以外に、親権者の同意書、親権者との続柄確認書類を提出する必要があります。

クレジットカードで購入できますか?

回答

以前は購入できる交換業者が複数ありましたが、価格変動の大きさを懸念するカード会社の希望もあり、現在は多くの交換業者がクレジットカードの受付を行なっていません。Zaifはウェブサイトで、「Zaifカード」であれば入金に利用できると説明しています。

法人でも購入できますか?

回答

法人でも国内の交換業者に口座開設して購入を行うことが可能です。個人と比較して利益に課される税率を抑えることができる場合があったり、サービス内容が異なったりすることがあるため、交換業者のウェブサイトなどを確認しましょう。

ビットコイン投資は儲かりますか?

回答

ビットコインや仮想通貨に限らず、必ず利益が出る金融商品はありません。一方で、他の金融商品とは違った特徴があって資産を多様化できたり、機関投資家からの注目度が高まってきたりしていることは事実です。本記事の内容を踏まえて、投資対象として価値があるかをご自身で判断しましょう。

10. まとめ

以上がビットコインの買い方に関する解説です。どんな金融商品にもメリットとデメリットがあり、それはビットコインも同様です。

過去には日本の交換業者がハッキングに遭ったり、ビットコインなどの価格が大きく下落したりしたことがあるので、投資のリスクが高すぎるという印象もあるかもしれません。

一方で、本記事で述べてきたようなメリットもあります。資産として未成熟な点があるからこそ、投資家の数が株式などに比べるとまだ少なく、早く市場に参入できるというメリットもあります。

取引所の口座開設は時間と手間はかかりますが、費用はかかりません。利益を得るチャンスを逃さないためにも、まずは交換業者に口座だけ作ってみてはいかがでしょうか。

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記事の監修者

藤村 大生
暗号資産の損益計算ツール「Gtax」等を提供する株式会社Aerial partnersのビジネス開発部長であり、公認会計士・税理士資格を所持。監査法人でデューデリジェンス、原価計算導入コンサルなどの業務を中心に従事。 また、証券会社の監査チームの主査として、分別管理に関する検証業務も行う。暗号資産事業者に対する経理支援を行っており、暗号資産会計・税務の知見に明るい。Aerial Partnersでの公式ブログでもさまざまな暗号資産に関する税金・確定申告の情報を発信している。

監修記事:
・仮想通貨(暗号資産)の税金とは?計算方法から確定申告の流れまでを税理士がわかりやすく解説!【2024年最新】
・仮想通貨(暗号資産)取引で損益とみなされるのはいつ?課税対象となるタイミング8選
・ 仮想通貨の確定申告で利用される「移動平均法」「総平均法」の違いとは?

監修:株式会社Aerial Partners
仮想通貨の損益計算ツール「Gtax」をはじめ、Web3事業者向け経理サポートツール「Aerial Web3 Accounting(AWA)」や金融事業者向け会計・データ管理ソリューション「Aerial Data Management(ADM)」など、デジタルアセット時代におけるデータ管理インフラを提供する企業。「Gtax」は個人向け・法人向けの両方で提供されており、確定申告における申告額算出のほか、日々の損益を把握するのにも活用できるツールとなっている。
・公式ホームページ
・Gtax公式ブログ

    企業詳細

  • 企業名: 株式会社Aerial Partners
  • 設立: 2016年12月27日
  • 資本金: 234百万円
  • 本社所在地: 東京都港区六本木五丁目2番1号 ほうらいやビル4F
  • 代表者名: 沼澤 健人
  • グループ会社: Aerial法律事務所/Atlas Accounting/税理士法人堀口会計
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ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
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12:00
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暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

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