はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン7万ドル台から急反落、アルトコインも全面安に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

1日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比240.5ドル(0.6%)安、ナスダック指数は17.3ポイント(0.11%)高で取引を終えた。

東京株式市場では、前場の日経平均株価は前日比67円(0.17%)高となった。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄は、米国時間中にビットコイン(BTC)が3,000ドルほど反落したこともあり全面安となった。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比2.11%安の1BTC=69,238ドルに。

BTC/USD日足

3月中旬には高値から17.6%の下落した後に回復力を見せた矢先であったが、7万ドル台でまとまった売りが出たことで売りが先行している。

ビットコイン急落に伴い、イーサリアム(ETH)が3.4%安、ソラナ(SOL)が6.4%安、ドージコイン(DOGE)が6.1%安と主要アルトも軒並み下げている。

長期では強気シグナル

データ分析企業CryptoQuantのアナリストであるburakkesmeci氏は、米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースから大規模な資金移動が相次いでいることを報告した。

流出額は、計17,000 BTC(11億7,000万ドル)に及ぶが、わずか数日前にも16,800 BTCの送金があったことが観測されていた。

burakkesmeci氏は、機関投資家や現物ETFに関係するものであると考えることもできるとの見立てを示した。

CryptoQuant

関連:ビットコイン半減期とは?過去相場の価格変動から探る2024年の展望

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

データ分析企業CryptoQuantリサーチ部門は、3月26日に掲載した週次レポートで、ビットコイン現物の需要がビットコインETF(上場投資信託)承認の影響で過去前例のない水準まで上昇したことで、セルサイドの流動性危機もあり得ると指摘した。

月毎のビットコイン需要は、2024年初頭の40,000 BTCから213,000 BTCまで急増している一方、市場に流通するビットコイン総量は270万 BTCまで減少しているという。20年3月時点では350万 BTCあった。

サメが増加

James Van Straten氏によれば、100〜1000BTCを保有するエンティティは、2024年以降にビットコインを大きく買い増している。個人投資家の富裕層、トレーディングデスク、および機関投資家が主体を占めると見られる。

Glassnodeのデータによると、“サメ”に分類されるこれらのウォレットアドレスは693万ドルから6,930万ドル相当を保有しており、過去30日間で268,441BTC(186億ドル)相当を買い増した。これは、2012年以来最大のネットポジションの変化に該当するという。

James Van Straten氏は、大型のクジラ(大口投資家)ほどの影響力はないものの、市場心理(センチメント)を推し量るために、サメ集団の買い増し傾向は把握しておく必要があるとした。

別のアナリストはこの点について、ビットコインETF(上場投資信託)がコインベースのOTCデスクから大量のビットコインを購入したことが原因だと推察した。

関連:おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/07 月曜日
16:00
Binance Japan千野剛司社長が語る日本市場戦略|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、世界最大級の暗号資産取引所Binanceの日本法人が、国内最多60銘柄の取扱いを達成。千野剛司社長がWebX 2025への期待と日本市場での展望を語る。
15:57
メタプラネット、約345億円でビットコイン追加購入 保有量15,555BTC
メタプラネットが345億円でビットコイン2,205BTC追加購入。累計保有量15,555BTCで世界上場企業5位に。555ミリオン計画の進捗と株価への影響、今後の戦略を詳しく解説。
13:57
ヴィタリックらがイーサリアムのトランザクションごとのガス上限を共同提案 DoS攻撃対策と安定性向上目指す
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏と研究者のトニー・ワースタータ氏は、ネットワークのセキュリティと安定性向上を目的として、トランザクションごとのガス使用量にプロトコルレベルの上限を導入するEIP-7983を提案した。
12:21
イーロン・マスク、新政党でビットコイン支持示唆 法定通貨への懸念表明
イーロン・マスク氏が新政党「アメリカ党」でビットコイン支持を表明。「法定通貨は絶望的」と発言し、暗号資産への姿勢を鮮明に。トランプ氏との対立から第3政党設立へ。2026年中間選挙で限定的な議席獲得を目指す戦略も明らかに。
12:15
UAE当局、トンコインによるゴールデンビザ取得プログラムを否定=報道
アラブ首長国連邦当局がトンコインのステーキングでゴールデンビザを取得できるプログラムを否定した。当ビザの要件で仮想通貨投資家は対象外と表明している。
12:07
ビットコイン高値圏で推移、取引所の流入・流出比率は3年ぶり低水準に
ビットコインは109,060ドルで小幅上昇。取引所流入・流出比率が0.9まで低下し、2023年弱気相場以来の最低水準を記録。昨年11月の米大統領選以降、約20万BTCが取引所から流出し、残高は280万BTCと7年ぶりの低水準となった。これは投資家の長期保有志向の強まりを示しており、短期投機から長期価値投資へのシフトが鮮明になっている。
09:22
米シークレットサービス、過去10年間で犯罪関連の仮想通貨580億円相当を押収
米シークレットサービスが過去10年間で4億ドル相当の仮想通貨を押収した。米国では豚解体詐欺による銀行破綻も発生しており捜査当局は仮想通貨が関連する犯罪への対処を進める。
07/06 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧