はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ ビットコイン大量購入やSUIのアリババ提携など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(8/10〜8/16)

  • ビットコイン(BTC):60,709ドル -2.2%
  • イーサリアム(ETH):2,595ドル -13.5%
  • ソラナ(SOL):154.5ドル -0.1%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

ビットコインについては、ナスダック上場の大手マイニング企業「マラソン・デジタル・ホールディングス」が15日に資金調達により3億ドル(約440億円)を確保し、4,144BTC(約366億円)を購入したと発表。マラソンの株価は今週10.8%下落した。

関連米マラソン、366億円分のビットコインを追加購入 保有量は25,000BTC以上に

また、米大手仮想通貨取引所コインベースは今週、独自のベース(Base)チェーン版ラップドビットコイン「cbBTC」を近日に公開するとほのめかした。管理体制が変わる既存のWBTCと差別化を図り、ベースチェーンのDeFi経済圏を拡大する狙いがあると見られている。

関連米コインベース、「cbBTC」を近日公開予定 新たなビットコイン代替資産か

一方、米政府によるビットコインの大量売却への警戒は依然として高い。今週15日、米政府とタグづけされたウォレットから1万BTCが取引所コインベースのプライム口座へ入金されたことが確認された。売却準備の可能性が高いとされているが、一部の有識者は資産保管のためにコインベースの機関投資家アカウントに送金した可能性も指摘している。

関連米政府、880億円相当のビットコインをコインベースへ入金 売却警戒

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額5位:ソラナ(SOL)

ソラナ上のペイパルの米ドルステーブルコイン「PYUSD」の供給量がイーサリアムメインネットの供給量を上回ったことがデータで明らかになった。

PYUSDは決済大手のペイパルがイーサリアムおよびソラナで発行する米ドルペッグのステーブルコイン。ソラナ版のPYUSDの発行は今年5月から開始され、6月末以降ソラナでの発行数が急増し、チェーン上の占有率が50%を超えた。

PYUSDの供給量増加の背景には、DEXのJupiterやOrcaが流動性プールに追加したり、DeFiレンディングプラットフォームKaminoがPYUSDの比較的高いAPY(年間利回り)を提供していることがある。現在、Kaminoに供給されているPYUSDは7.2億円を超えている。

関連ソラナ上のペイパル(PYUSD)ステーブルコインの供給量、イーサリアム上回る

時価総額10位:トン(TON)

テレグラム関連のブロックチェーン「The Open Network(TON)」の仮想通貨TONは先週8日にバイナンスに新規上場し、前週比8%以上値上がりした。

バイナンスは上場後の9日にTONの将来性を考察するリサーチ記事を公開した。(リサーチ記事の内容は以下のリンクから)

関連バイナンス、トンコイン(TON)の成長性を評価:テレグラム連携と機能性に注目

また、TON財団は14日、4,000万ドル(約60億円)規模のベンチャーキャピタルファンド「TON Ventures」の設立を発表した。急成長を遂げるTONエコシステムへのさらなる資金流入を促し、Web3ユーザー基盤の拡大を狙う。

関連TON財団、60億円規模のVCファンド設立 テレグラム上のWeb3経済拡大へ

関連:TON(TON)|投資情報・リアルタイム価格チャート

関連:トンコイン(TON)の買い方 テレグラムアプリのタップゲームで稼ぐ方法

時価総額37位(先週38位):Sui(SUI)

仮想通貨・ブロックチェーンのSui(SUI)は、主要な貢献企業であるMysten Labsが13日、中国アリババ傘下でブロックチェーン関連事業を展開する技術企業ZANとパートナーシップを締結したと発表。

今回の提携により、ZANはKYC(本人確認)インフラおよびRPCノードサービスの2つの主要分野でSUIのサポートを提供する。

Mysten LabsとZANは、Web3アプリの可能性を探りながら、消費者、企業、地域社会に利益をもたらす新たなソリューションを提供することを目指し、決済、データ、デジタルIDなどの分野での構築機会を模索している。

関連Mysten Labs、中国アントグループのZANと提携 Sui(SUI)の将来性を強化

SUIに関しては先週、大規模なコンセンサスアップグレード「Mysticeti」をメインネットにデプロイし、コンセンサスの待ち時間を390ミリ秒に短縮し、処理速度をさらに高めた。

関連Sui(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所の選び方

今週のクリプト指標

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧