はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、50億円超のETH売圧やXRPの現物ETF承認競争リードの可能性など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(13日〜19土)

  • ビットコイン(BTC):84,403ドル +1.2%
  • イーサリアム(ETH):1,589ドル +1.5%
  • XRP(XRP):2ドル +2%
  • ソラナ(SOL):133.6ドル +10.3%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

オクラホマ州上院委員会において「戦略的ビットコイン準備法案」が僅か1票差で否決されたことが明らかになった。この結果、今期の米国州範囲でのビットコイン準備金設立に向けた取り組みは、テキサス州とアリゾナ州の2州が最後の候補として残された形となった。

同法案を提出したグスリー上院議員は否決後、「ビットコインが4年間で損失を出した期間はこれまで一度もない」と訴え、長期的な価値に対する信頼を再度強調している。

関連:オクラホマ州のビットコイン備蓄法案、1票差で否決 残るは両州

また、投資家動向と今後の市場展望について、Glassnodeが分析レポートを公開した。不確実な世界経済環境の中、金は3,300ドルの史上最高値を記録し、ビットコインは調整後も8万ドル台を維持している。

関連:金価格3300ドル突破、ビットコインの強気と弱気相場の分岐点は? Glassnodeの市場展望

他にも今週はコインベースもレポート公開。同社でリサーチ部門のグローバルヘッドを務めるデビッド・ズオン氏は、仮想通貨は弱気相場入りした可能性があるとの見方を示している。

見方の根拠には、ビットコイン価格とコインベースの独自指数「COIN50」が200日移動平均線を下回ったことなどを挙げた。

関連:「仮想通貨は弱気相場入りの可能性」コインベースが市況を分析

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

米国証券取引委員会(SEC)は15日、グレースケール・イーサリアム・トラストETFのイーサリアムステーキング許可申請と、ウィズダムツリーのビットコインETF、バンエックのビットコインETFおよびイーサリアムETF向けの現物による設定・償還申請に関する審査期間を延長すると発表。新たな決定期限は2025年6月1日および6月3日に設定された。

関連:米SEC、イーサリアムETFのステーキング審査決定を6月まで延期

また、オンチェーン分析プラットフォームSpotonchainは14日、イーサリアムのクジラ(大量保有者)が、再び仮想通貨取引所クラーケンに大量のETHを預け入れたと報告。このクジラは今回、クラーケンに2万ETHを預け入れた。

関連:イーサリアムのクジラ投資家、取引所に47億円相当のETHを送金 再び売却か

さらに、17日には別のクジラが3,000ETHを売却。大口投資家の売却が相次いで報告される中、フィデリティはイーサリアムの今後の展望を分析した。

関連:イーサリアム、クジラの大量売却が相次ぐ ETHの将来性と課題は?

他には、仮想通貨マーケットメイカー大手Wintermuteが14日に、最新の市場分析レポートを発表。最近の市場下落局面におけるビットコインの回復力などを考慮すると、好材料がない限りはビットコインがイーサリアムをアウトパフォームし続ける可能性があると述べた。

関連:ビットコイン、回復力向上でイーサリアムをアウトパフォーム|Wintermuteレポート分析

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額4位:XRP

仮想通貨市場分析会社Kaikoの最新レポートによると、XRPが米SECによる現物ETF承認において他のアルトコインのETF申請より有利な立場にあることが明らかになった。

XRPの市場流動性の大幅な向上とTeucriumによる2倍レバレッジXRP ETFの最近の承認が、この優位性の主な要因として挙げられている。

関連:XRPがSECの現物ETF承認レースをリードか Kaiko分析

また、米控訴裁判所は16日、SECとリップル社の間の係争中の訴訟について、控訴審理を一時停止する共同申請を承認。ホセ・カブラネス判事の署名による命令で、両当事者が最終的な和解合意に向けて進む中、裁判手続きは「保留」状態となった。

この決定により、SECは6月9日までの60日以内に和解の進捗状況について裁判所に報告することが義務付けられた。

関連:和解に向けて最終調整へ 裁判所がSECとリップルの控訴審理を一時停止

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

カナダ・オンタリオ証券委員会(OSC)は14日、Purpose、Evolve、CI、3iQなど複数の資産運用会社に対し、世界初となるソラナ現物ETFのカナダ市場への上場を承認した。

ブルームバーグのETF専門家、エリック・バルチュナス氏によれば、カナダで発売されるソラナ現物ETFはステーキングサービスを提供する見込みだ。

関連:世界初のソラナ現物ETF、カナダで今週上場へ ステーキング機能搭載

また、米商業不動産デジタルプラットフォーム企業Janoverは15日、15億円相当の80,567SOLを追加購入したと発表。これは同社が4月4日に承認した新デジタル資産運用戦略に基づく3度目の執行となり、ステーキング報酬を含む同社のソラナ保有量は合計163,651.7SOLに達した。

同社は新たに取得したソラナを即時ステーキングし、ソラナネットワークを支援しながら収益を生み出す計画である。

関連:米上場企業Janover、ソラナ保有数を30億円に倍増 株価は18倍高

関連:ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/05 木曜日
16:57
リミックスポイント、1000BTC以上の保有目標を発表
リミックスポイントは6月4日に32.81BTC(5億円相当)を追加購入し、保有量が713.5BTCに到達。新株予約権による資金調達で累計1,000BTC以上の取得を目指すと発表した。
15:24
バイナンス、4銘柄を監視対象に追加 価格急落
バイナンスがBIFI・FIS・KMD・MDTの4銘柄を新たに監視対象に追加。FIS・KMDは急落。監視タグの意味や取引制限も解説。
14:00
Consensys関連ウォレット、460億円相当イーサリアムを大量購入か=アーカム
オンチェーン分析によるとConsensys関連ウォレットが6月4日にGalaxy Digitalから約3.2億ドル相当のイーサリアムを購入。うち1.2億ドル分は既にステーキング運用開始。
13:35
米上院、FRB監督担当副議長にボウマン氏承認 仮想通貨業界歓迎
米上院が48対46でミシェル・ボウマンFRB理事の監督担当副議長就任を承認。ルミス上院議員は「仮想通貨にとって明るい未来の兆し」と評価、業界団体も支持を表明。
13:15
4回目半減期から1年経過 ビットコイン、市場成熟と基盤強化進む=レポート
ビットコインが4回目半減期から1年が経過した。フィデリティレポートによると価格上昇は過去サイクルより控えめだが、ドミナンスやハッシュレートなどの指標からその基盤は強化され、市場が成熟している兆候が見られる。
11:59
ビットコイン10万ドル台で調整、トランプ関税とウクライナ情勢が重石 週末の米雇用統計に注目
暗号資産(仮想通貨)市場はトランプ大統領の鉄鋼・アルミ関税やウクライナ情勢悪化で不安定な展開を見せる。金曜発表の米雇用統計がFRB政策を左右する重要指標として注目される中、10年超保有のクジラが利確売りを進める一方、機関投資家は積極的な押し目買いを展開している。
11:35
モスクワ取引所、ビットコイン先物の取引開始
ロシアのモスクワ証券取引所が仮想通貨ビットコインの先物取引を開始した。ロシアでは、中央銀行による規制緩和で仮想通貨商品提供が活発化している。
11:05
ETHの売却や運用などの財務管理方針、イーサリアム財団が発表
イーサリアム財団は、運営の財務管理方針を発表。仮想通貨イーサリアムの売却・運用に関する方針や運用の現状・計画についても説明している。
10:05
30%減少したビットコイン流動性、需要増が価格上昇の地ならしに=シグナム分析
シグナムの最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの流動性供給が30%減少と発表。ETF需要増加や政府の準備金検討により価格上昇の条件が整いつつあると分析している。
09:45
仮想通貨の現物保管義務化法案可決、カリフォルニア下院
カリフォルニア州下院が6月5日、取引所の休眠仮想通貨を3年後に現物のまま州管理下に移管するAB1052法案を可決。従来の現金化方式から大幅変更で投資家保護を強化。
08:45
ステーブルコイン大手Circle、IPO申し込み25倍超過
仮想通貨ステーブルコインUSDC発行企業Circleが25倍の応募倍率でIPO完了、当初予想を上回る11億ドルを調達。時価総額69億ドルでニューヨーク証券取引所に上場予定。
08:10
政府系ファンドと協議、イーサリアムの金融システム構築に向けた進展=ジョセフ・ルービン
イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏が政府系ファンドとの協議を公表し、イーサリアムが新たなグローバル金融システムの基盤なる可能性について力説した。シャープリンクなど、イーサリアム財務戦略を採用する企業も増えつつある。
07:50
BTCを60/40ポートフォリオに追加する際の重要点、Bitwiseが解説
Bitwiseの最高投資責任者は、60/40ポートフォリオに仮想通貨ビットコインを加えた際のリターンを試算した結果を公開。その際の重要ポイントを解説した。
07:25
ビットコインの新規クジラが3カ月で60万BTC買い占め、古参は売却継続=アナリスト
Cryptoquantアナリストの分析によると新興ビットコインクジラが3月から6月にかけて60万BTCを積み増し。一方で1万BTC以上保有の大口は2017年から売却継続とWilly Woo氏が指摘。
06:40
米上場のK-POPメディア企業、「韓国のメタプラネット」目指し710億円規模のビットコイン戦略発表
ナスダック上場のK-POPメディア企業K Wave Mediaが最大5億ドルの株式売却でビットコイン企業準備金戦略を開始。日本のメタプラネットをモデルとした戦略で株価は2倍以上上昇。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧