はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Morgan Creek Digital幹部「ビットコインは2日以内を目処に、桁外れのボラティリティを引き起こす」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

21日のビットコイン(BTC)は、前日比-0.1%の98.6万円(9190ドル)に。

仮想通貨市場では、歴史的なBTCボラティリティの欠如が続いているが、この後の急動意と大きな乱高下は避けられない情勢にある。

大手インデックスファンドの「Morgan Creek Digital」のジェイソン・ウィリアムスは、記録的な低ボラティリティが長期化するなか、テクニカル的な「三角保ち合い」の終盤をサッカーのワールドカップの開幕に例え興奮を示した。米国時間22日(日本時間22〜23日)頃にブレイクし、”桁外れのボラティリティ”が発生する可能性があるとしている。

現物取引高の推移を分析する海外トレーダーEthereum Jack(@BTC_JackSparrow)は、週内に大きな動きがあるとみる。

ビットコインの1日の騰落率が「±5%」に留まる期間は、21日時点で過去最長レベルの27日間に達する。他の金融市場と比較してボラティリティ(価格変動)の高い仮想通貨市場で、ここまで低い騰落率が続くことは極めて稀だ。

バブル崩壊以降最も長いもみ合い期間は、①2018年10月16日〜11月13日の29日間で、2番目が②2019年3月6日〜4月1日までの27日間。①の期間後に、BCHハッシュ戦争が急落の引き金となり約50%の暴落。②の期間後には、高値まで約240%の暴騰のきっかけとなった。

リザーブリスクの変化

2019年以降、オンチェーン指標の組み合わせで投資家の信頼度を示すGlassnodeの「リザーブリスク」は常にグリーンゾーンにあり、投資家の信頼の高さを示している。

市場信頼度が高く、BTC価格が低いとリザーブリスクが低い、リスクオン姿勢が高まる。一方で、市場信頼度が低く、BTC価格が高いとリザーブリスクが高く、リスクオフ姿勢が高まる。

リザーブリスクは、仮想通貨バブルを迎えた2017年以降急上昇。1BTC=20,000ドルを記録したピーク時に「レッドゾーン」に到達するも、2018年のバブル崩壊とともに急降下した。同指標の水準が低い場合、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する「ドル・コスト平均法」の購入が推奨されるという。

強気相場の指標

CoinPostと提携する仮想通貨データサイトCQ.Liveが提供する最新のデータによると、取引所からの平均出金額が減少している。

CQ.Liveは、強気相場が開始する指標として、計測するすべての取引所からのアウトフロー(出金額)が一定の水準に達することが必要だと説明。具体的に、数値の年初来高値/3.5/3.5という算式で計算し、その結果の2.97という数値になることが差し迫っているという。

歴史的には、個人投資家が活発になれば強気相場になるとの認識だったが、それはナイーブな考えで、数値化した水準に達することが2019年や2017年の強気相場にも見られたパターンだ。

独自の指標で算出した結果では、本来7月中旬から始まると思っていたが、やや遅れるかもしれない。

ーCQ.LiveのCEO、Ki Young Ju

出金額とは、ビットコインの出金額だけでなく、テザー(USDT)を含む全ての銘柄に該当する。もう1つのCQ.Liveでは、取引所が保管するビットコインの残高自体は年初来の最安値に達したため、ビットコインとしては売り圧が大幅に減少してきている状況だ。

一般的に、取引所へのステーブルコイン以外の銘柄入金が増加すれば、売り圧になり得ることを示し、ステーブルコインの出金が多くなれば、トレーダーのリスクオフ(現金回帰)となる可能性が高いことを示すが、過去のパターンから、全体出金額の減少傾向はその後の上昇トレンドにつながっていた。

なお、売り圧の警戒ポイントとして、20日に計1297 BTC(約1190万ドル)がコインベースProに送金されたことがわかっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/27 月曜日
18:42
日本初のステーブルコインJPYC始動 関連銘柄が急騰
日本初の日本円建てステーブルコインJPYCが2025年10月27日に正式発行。アステリア、電算システムホールディングス、ユナイテッドなど出資企業の株価が急騰。インタートレード、Speee、Unbankedなど関連テーマ銘柄にも買いが波及し、デジタル金融市場拡大の兆しを示した。
18:37
送金大手ウエスタンユニオン、ステーブルコイン決済の試験運用を計画
国際送金大手ウエスタン・ユニオンが2025年第3四半期決算でステーブルコイン決済システムの試験運用を発表。1億5,000万人の顧客向けにオンチェーン決済レールを活用し、コスト削減と決済時間の短縮を目指す。変革期を迎える送金業界の最新動向。
18:00
トロンの将来性は?ステーブルコイン決済に選ばれる理由
TRON(トロン)は、2017年にジャスティン・サン氏によって創設されたブロックチェーンプラットフォームだ。イーサリアムやビットコインと比べて日本での知名度は高くないが、特にア…
17:15
マウントゴックス、債権者返済を再延期 未返済残高は3.4万BTC(約6000億円)
破綻した仮想通貨取引所Mt.Goxは、債権者への弁済期限を2026年10月まで再延期。19,500人に支払い完了も、依然3.4万BTC(約6,000億円)を保有している。
14:03
キルギス共和国、自国通貨建ステーブルコイン「KGST」発行へ バイナンスCZ支援で国家仮想通貨戦略を推進
キルギス共和国が自国通貨ソム建ステーブルコイン「KGST」をBNBチェーン上で発行する。バイナンス創設者CZ氏が戦略顧問として支援し、CBDC「デジタルソム」の試験運用開始や国家仮想通貨準備金の設立を推進している。
13:58
コインベースCEO、オンチェーン資金調達で起業のあり方革新を構想 エコー買収で実現へ
仮想通貨取引所コインベースのCEOが、エコー買収を背景に、起業家が企業設立から資金調達、IPOまでをオンチェーンで可能にする構想を語った。
13:22
JPYCリリース「通貨史に残る分岐点」岡部代表
JPYC岡部代表が27日会見し、日本円ステーブルコインの正式発行を発表。「日本の通貨史に残る分岐点」と述べ、半年で10兆円の発行目標を明らかに。Coinbaseとの交渉も進行中。
11:14
ホワイトハウス、舞踏場建設の寄付リストを公表 コインベース、リップル、テザーなど業界関係者含まれる 
トランプ米大統領のホワイトハウス舞踏場建設で、コインベース、リップル、テザーなど仮想通貨企業を含む37社・個人の寄付者リストが公表された。費用は約3億ドルで、業界と政権の密接な関係が浮き彫りに。
11:03
宇宙×ブロックチェーンで挑むインターネットの格差解消──衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」が目指す新しい通信インフラ
衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」創業者Tae Oh氏へのインタビュー。宇宙×ブロックチェーンでインターネット接続格差の解消に挑む通信インフラと、日本への期待を語った。
09:53
新設のXRPトレジャリー企業「エバーノース」がXRP市場に与える影響は?
ナスダック上場予定のエバーノースが仮想通貨XRP市場に与える影響をリサーチャーが分析。ストラテジー社のビットコイン戦略との類似性や機関投資家需要の高まりを解説している。
10/26 日曜日
18:30
AI銘柄として注目の仮想通貨ニアー(NEAR)の買い方 おすすめ取引所比較
AIとブロックチェーンの融合を目指すニアー(NEAR)の特徴と投資方法を解説。注目のAI銘柄を取り扱う暗号資産(仮想通貨)国内取引所を比較し、おすすめサービスをご紹介します。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットマインの大規模なETH押し目買いやSOL現物ETFが香港初承認など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、BNB、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
米中首脳会談が焦点、関係改善なら相場に追い風も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン対円相場は1700万円周辺で方向感に欠ける展開。30日の米中首脳会談や来週のFOMCでの利下げ・QT停止観測が注目される中、24日のCPIや25日の通商協議を控え、相場に方向感が出る可能性を指摘。半減期サイクルの節目を過ぎたものの、金融緩和環境は2021年と大きく異なる状況。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金価格の2020年以来の下落幅に高い関心
今週は、金価格下落からのビットコインへの資金移動の可能性、金融庁による銀行の仮想通貨投資解禁の正式検討、量子コンピュータのリスクに関する記事が最も関心を集めた。
08:51
Plasma(プラズマ)とは?手数料ゼロのステーブルコイン送金とXPL報酬の仕組みを解説
Plasmaのインセンティブプログラムについて、XPL報酬の獲得方法をわかりやすく解説。ブリッジからAave運用、クレームまでの手順とリスクを紹介します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧