はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

経団連、Web3の国家戦略案を提言「日本をWeb3先進国に」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本をWeb3先進国に

日本経済団体連合会(経団連)は15日、Web3に関する国家戦略を提言した。

2025年中に、Web3先進国として日本が各国をリードできるように、目指すべきステップなどを提案。今回の国家戦略を通して、日本が「Web3鎖国」を脱し、各国の人材や企業に選ばれるWeb3先進国へと発展するための提言だと説明している。

今回の提言のタイトルは「Web3推進戦略ーSociety 5.0 for SDGs実現に向けてー」。Society 5.0とは、日本が目指すべき未来社会の姿を指す。内閣府の公式ウェブサイトによれば、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」という意味である。

経団連は今回、Web3は非中央集権的なデータ保有の実現や、組織のガバナンスの変革などを通じて、金融や行政、地方創生を初め、あらゆる分野でイノベーションを生み出す可能性を秘めていると主張。一方で「Society 5.0 for SDGs」の実現に貢献するには、様々な課題も存在しているとした。

その上で、Web3活用の黎明期では「まずやってみる」という精神で建設的なトライアルを実施し、新技術の活用や人材育成を早急に進めるべきだと提案。その際、様々なリスクに正面から向き合いながら、解消に向けて継続的に投資を行い、リスク対応などの事例を蓄積すべきだと述べている。

それができて初めて、適切なルールや権利のあり方について細かく議論することができると主張した。

今後取り組むべきこと

経団連は、日本がWeb3先進国として各国をリードするためのステップを提案する中で、以下の通り、直ちに取り組むべきことを3つ挙げた。

  • Web3時代に即した税制措置(法人税)
  • 投資事業有限責任組合契約に関する法律(LPS法)の改正
  • 日本暗号資産取引業協会(JVCEA)による審査の適切な運用

関連自民党Web3PTが仮想通貨税制で緊急提言『税率20%の申告分離課税対象』など目指す

これらは、どれも仮想通貨業界で以前から課題として挙げられている内容。上記3つの取り組みの目的は以下の通りだ。

  • Web3時代に即した税制措置→トークン保有の促進
  • LPS法の改正→トークンへの投資を促進
  • JVCEA審査の適切な運用→トークンの流通を促進

出典:経団連

関連仙台市、日本政府に仮想通貨の課税緩和など「Web3規制改革案」を提出

関連JVCEA、国内の仮想通貨上場審査を大幅効率化へ 「グリーンリスト制度」など導入

関連分野の施策

上記に加え、経団連は今後求められる関連分野の施策も提言。関連分野としてNFT(非代替性トークン)、DAO(自律分散型組織)、メタバースの3つを取り上げ、重要な点や課題などを指摘した。

メタバースとは

インターネット上に構築された多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバター(分身)を介してゲームで遊んだり、音楽ライブに参加したり、会社の会議に出席したりするなど、様々な利用方法がある。

メタバースでブロックチェーンが利用されるとは限らないが、NFTや暗号資産(仮想通貨)と相性が良いとされている。

▶️仮想通貨用語集

関連:NFT(非代替性トークン)とは|主な特徴と将来性を解説

例えばNFTについては、地方創生など様々な文脈ですでに活用されているほか、日本が強みを持つアニメ等各種コンテンツの流通活性化に寄与する可能性があると主張。コンテンツ産業の豊富な知財や人材を駆使しながら、NFTを活用することが重要であるとした。

そして、NFTの課題は以下の内容を指摘している。

  • 著作権や利用者などを保護するため規制を整備
  • 国内法令上の暗号資産への該当性を明確化する
  • ランダム型販売(ガチャ形式)の賭博罪への該当性を明確化する

出典:経団連

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

最後に、経団連は自身もDAOの試行的な運用などを行って、Society 5.0 for SDGs実現に向けたWeb3活用のあり方を検討していくと説明。政府には、Web3が人々や社会に貢献できるように活用されているかを中長期的な観点から監視して、活用の方向性や倫理などに関してステークホルダーの合意を形成することを期待するとした。

そして、経団連はWeb3先進国への変貌に向けた日本の取り組みに積極的に貢献していくと述べている。

Web3とは

ウェブ3.0(Web3.0)は、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/25 月曜日
14:29
ヴィタリック、イーサリアム財団の役割再定義を表明 ETH売却を抑制し長期存続へ
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、イーサリアム財団(EF)の方向性についてXで自身の見解を発表した。EFを「エコシステムの中心」から「1つのノード」と位置づけし、CROPS領域への集中とAI活用の形式検証などを優先課題として提示した。
12:36
テスタ×千野剛司対談レポート 資産防衛でビットコイン購入、税制改革で市場構造が変わる|Binance Japan Pizza Day 2026
個人投資家テスタ氏とバイナンスジャパン代表・千野剛司氏がBinance Japan Pizza Dayで対談。税制見直し、ステーブルコイン、RWAなど業界の転換点を株式投資家の視点で語り合った。
12:04
ハイパーリキッド最高値更新 アナリストが指摘する3つの買い支えメカニズム
仮想通貨HYPEの上昇についてアナリストが分析。ETF上場よりも、取引手数料による買い戻しなど3つの要因が価格の後押しになっているとの見解を示した。
11:30
ビットコインの見かけの需要、年初来最低水準に=アナリスト
CryptoQuantのデータによると、ビットコインの見かけの需要が2025年12月以来の最低水準に低下。現物需要の回復なき先物主導の上昇には限界があるとの分析が示された。
10:30
韓国で仮想通貨への課税撤廃求める署名5万人超 常任委員会での審査要件満たす
韓国で2027年1月に予定される仮想通貨への22%課税撤廃を求める署名が5万人を超え、国会常任委員会への付託要件を満たした。株式との格差に反発する投資家の声が高まっている。
09:47
エルサルバドル、7日間で8BTCのビットコイン追加購入 保有量7662BTC超
エルサルバドルのビットコイン局データによると、同国のビットコイン保有量が7,662.37BTCに到達。直近7日間で8BTCを追加取得し、総評価額は約5億9,054万ドルに上る。
08:30
セイラー氏、「今週はビットコインでなく債券を購入」 「充電期間」と示唆
ストラテジーのセイラー氏がX投稿で今週のビットコイン購入見送りを告白。「BitVac充電中」と次の大口買いを示唆し、市場関係者が注目している。
08:00
ビットコイン現物ETF「10日で9日流出」は買いシグナルか、Santimentが逆張りの論理を分析
Santimentが5月第3週レポートを公開。ビットコイン現物ETFの10日で9日流出を個人投資家の投げ売りと分析し、MVRV・ホルダー数など複数のオンチェーン指標が積み増しの好機を示すと解説。
05/24 日曜日
11:30
ビットコイン、中東停戦期待を下支えに200日線再突破が焦点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場は今週、米・イラン停戦交渉への期待感を背景に1230万円台で底堅く推移。原油価格や米金利の動向が上値を抑えるなか、停戦合意が実現すれば200日移動平均線の突破も視野に入る。
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ(5/22)|トランプメディアのBTC現物ETF申請撤回・HYPE価格高騰など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュースまとめ(5/22)|金融庁の海外ステーブルコインの内閣府令改正・ビットコイン次回半減期カウントダウンが話題に
今週は、米政府のビットコイン準備金法整備の進展、ビットコインの次回半減期、金融庁の外国発行ステーブルコインの内閣府令改正に関する記事が関心を集めた。
05/23 土曜日
14:00
米バンカメ、84億円相当仮想通貨ETF保有を開示 ビットコイン増加・ETH減・XRP維持
米金融大手バンク・オブ・アメリカが2026年第1四半期の13F報告書を提出。ビットコイン・イーサリアム・XRP・ソラナのETFを合計約5300万ドル分保有し、株式含む仮想通貨関連総額は22億ドルを超えた。
13:25
カルシとポリマーケット、米控訴裁判所で敗訴 違法賭博訴訟は州に差し戻し
米国の控訴裁判所は、予測市場大手カルシとポリマーケットが求めた州裁判の一時停止を却下した。違法賭博をめぐるネバダ州・ワシントン州との訴訟は州裁判所で続行される。
12:00
米グレースケールのHYPE現物ETF申請、修正案を再度提出 3本目のETF実現間近か
仮想通貨資産運用企業グレースケールがHYPE現物ETFの第3次修正申請を提出した。承認されればビットワイズ・21シェアーズに続く3本目のHYPE ETFとなる。
11:30
米SEC、ナスダックのビットコイン指数オプション上場を承認
米SECは5月22日、ナスダックPHLXによるビットコイン指数オプションの上場規則変更を加速承認した。現金決済・ヨーロピアン型の新商品で、上場にはCFTCの免除承認が別途必要となる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧