はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインなど仮想通貨大幅下落、ロスカットは今年最大規模に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

19日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比79ドル(0.2%)安、ナスダック指数は3ポイント(0.03%)高で取引を終えた。

英国の消費者物価指数(CPI)が前年同月比10%と市場予想を上回る高インフレを観測したことなどが相場の重石となった。

関連:米国株横ばい、イギリスの高インフレを受けてリスクオフの動きも|20日金融短観

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比5.42%安の28,614ドルに。

BTC/USD日足

3万ドル前半の厚めのレジスタンスライン(上値抵抗線)を前に上値を重くしていた。

主要アルトでは、イーサリアム(ETH)が前日比8.01%安、XRPが6.77%安、ソラナ(SOL)が8.41%安となるなど、最近急騰したアルトコインの反落が目立った。

暗号資産(仮想通貨)のデリバティブ市場では今年最大となる大規模なロスカット(強制清算)が発生。過去24時間で2億6200万ドル相当のロングポジションがロスカットされた。

coinglass

バイナンスで発生した16,000BTC(約5000億円)規模の現物売り注文が下落の連鎖を誘引したと見る向きもある。

米規制当局の動きも暗号資産(仮想通貨)市場の先行き不透明感を強めている。

米国商品先物取引委員会(CFTC)が米顧客向けに未登録デリバティブ商品を提供していたとしてバイナンスを提訴したほか、米SEC(証券取引委員会)は米最大手取引所コインベースに対してウェルズ通知(警告書)を発行。クラーケンを提訴し、ステーキングサービスの中止を余儀なくさせた。

仮想通貨取引所Bittrexに対する提訴では、訴状の中でアルゴランド(ALGO)やダッシュ(DASH)、オーエムジー(OMG)など6銘柄が有価証券に該当する理由を挙げた。

関連:米SEC、仮想通貨取引所Bittrexを提訴 6銘柄の証券性を主張

そのほか、投資家心理悪化の一因として、デジタルウォレットで原因不明のハッキング被害が続発している情報が拡散されたことが挙げられる。イーサリアムのウォレットマネージャー「MyCrypto」の創設者であるTaylor Monahan氏は、22年12月以降、断続的に原因不明の不正流出被害が発生していると警鐘を鳴らした。

イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性のある複数のブロックチェーン上で、これまでに5,000ETH以上の暗号資産やNFT(非代替性トークン)が不正流出したとみられる。金融リテラシーの低い層を狙ったフィッシング詐欺ではなく、いわゆるクリプトネイティブを含め、多数の被害が報告されている点が懸念される。

一方、MetaMask側はこの点について「MetaMask固有のエクスプロイト(脆弱性やセキュリティ上の欠陥を利用した不正プログラム)ではない」と否定。原因を突き止めるため、セキュリティチームが調査中と応じた。

関連:仮想通貨ウォレットで原因不明の資産流出か、被害総額は推定13億円(5,000ETH)

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/18 月曜日
13:30
加藤財務大臣・金融担当大臣の「基調講演」が決定|WebX2025
加藤財務大臣・金融担当大臣が登壇決定 国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」の運営会社、株式会社CoinPost(本社:東京千代田区、代表取締役CEO:各務貴仁)が企…
12:28
イーサリアム RWAトークン化のリスクとは?有識者が指摘する課題と対策
ニューヨーク大学教授が、仮想通貨イーサリアムにおける資産トークン化が普及する上での課題を指摘した。大規模採用前に解決すべき問題を提示している。
12:11
メタプラネット、137億円でビットコインを追加購入 
メタプラネットは137億円で仮想通貨ビットコイン 775BTCを追加購入し、累計18,888BTCを保有。通算取得額は2,840億円超に到達し、戦略的なBTC投資を継続している。
11:59
ビットコインETF好調も個人投資家は利益確定売り先行、ジャクソンホール会議控える中
仮想通貨市場ではビットコインETFやイーサリアムETFに過去最高水準の資金流入が続く中、BTC価格は調整中。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の利下げ示唆に期待が高まる一方、機関投資家の買いと個人の利益確定売りが交錯している。
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧