ブロック生成停止の事例
暗号資産(仮想通貨)XRPの基盤であるXRPレジャーは5日朝、約1時間にわたりブロック生成が停止する事態に見舞われた。現在はすでに復旧した。
障害はブロック高#93927173で発生し、バリデータらによる即時の調査が開始された。その後、XRPレジャー(XRPL)は通常運転を再開し、資産や取引の損失は報告されていない。
リップル社のCTOであるデビッド・シュワルツ氏はSNSプラットフォームXで、「コンセンサスは動作していたように見えたが、検証が公開されず、ネットワークが分断される状態となった」と説明。「実際には極めて少数のUNLオペレータしか変更を加えておらず、ネットワークが自然回復した可能性がある」と述べた。
UNL(ユニークノードリスト)とは、XRPLのコンセンサスメカニズムの中核を成す要素で、ネットワークの整合性と取引の完全性を確保するための信頼できるバリデータディレクトリとして機能している。
シュワルツ氏は更に、バリデータのオペレータらが手動で介入し、完全に検証された最後のレジャーの後から妥当な開始点を選択して検証を公開し始めたと説明。数カ所からの検証が確認され始めると、サーバーは十分なコンセンサスを構築し、ネットワークを調整されたレジャーストリームに移行させることができたという。
同氏は現時点での観察結果について「これはすべて暫定的なものであり、間違っている可能性もある」と付け加えた。障害の正確な原因については依然として調査中である。
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