ハリウッド映画でもNFT需要
話題のハリウッド映画『Godzilla vs Kong』が、3月31日に米国で上映開始されたことに合わせ、作品に関連したNFT(非代替性トークン)が販売された。
デジタルアート作品向けのプラットフォーム「makersplace」では、著名アーティストKode Abdo氏(通称、Bosslogic)のNFTを7種類販売。その中の1つ「LEGENDS WILL COLLIDE」というタイトルのアニメーションのNFTには、オークションで1万1,495ドル(約127万円)の値がついている(本記事執筆時点)。
🔥OUT NOW
— MakersPlace (@makersplaceco) March 31, 2021
Open limited editions from the @bosslogic "Godzilla vs Kong"
15 minutes to claim your rare edition!!
Collect "KING vs. GOD, GOD vs. KING and MACHINEGOD" to unlock the special $1 artwork "ONE WILL FALL"
Drop is now live 👇👇https://t.co/tTiHOvzDMY#NFT #CryptoArt pic.twitter.com/yyFg5GkOGx
最近はアート業界やスポーツ業界を中心に、NFTの需要が急速に高まってきた。31日には、米トレーディングカード大手のデジタル部門「Topps Digital」が、Waxと提携してゴジラやモスラなど世界的に著名な怪獣のNFTの販売を開始。70年以上の歴史を持つ米老舗トレーディングカード企業のTopps Digitalは、2020年からNFT市場への参入を積極的に進めてきた。
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今回の映画は『ゴジラvsコング』の邦題で、日本でも5月14日から上映される予定だ。
グローバルな規模で公開される著名な映画が、上映開始に合わせてNFTを販売するのは初めてと見られるが、最近の人気の高まりを受け、今後はNFTを映画のプロモーションに活用する事例が出てくる可能性が高いとの見方がある。Bosslogicは以前、アーティストとしてディズニーやマーベルともコラボレーションした経験を持つ。
Had the privilege of working with @Disney / @MarvelStudios on some exclusive posters and Lucky enough to be invited to the LA premiere of #AvengersEndgame so I'm finally happy to announce that I'll be seeing you again soon LA. Huge shout out's to @Russo_Brothers and @asadayaz 🙏 pic.twitter.com/ySZf5mhuph
— BossLogic (@Bosslogic) April 5, 2019
日本のNFT市場
日本でも最近はアート作品をNFTとして販売する事例が増えてきた。
先月末には世界的なアーティストとして知られる現代美術家の村上隆氏が、代表作のひとつをNFTアート作品として、世界最大手のマーケットプレイス「OpenSea」に出品。花を模したアートで毎日12種類ずつ追加していき、108種類が出そろったところでオークションが開始される。
関連:現代美術作家の村上隆氏、NFTアートを「OpenSea」に出品
また同じOpenSeaでは先月、VRアーティストとして知られる「せきぐちあいみ」氏のNFTが、69.697ETH(約1300万円)で競り落とされたことが大きな注目を集めた。
オークション終了後に、落札金額に対してさらに高い価格でのオファーがあり、NFTのオンラインマーケットならではのグローバルな流動性が確認されている。
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