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資産運用額トップ100のヘッジファンド、1割が米コインベースの顧客に 2Q業績説明書

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ヘッジファンドの仮想通貨投資

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは、資産運用額で世界トップ100に入るヘッジファンドの内、10%がコインベースの顧客であると明かした。

2021年2Q(4月から6月)の収益に関する報告書の中で、「仮想通貨市場の価格変動が大きいにもかかわらず、コインベースのサービスは急速に利用が拡大している」と説明。この説明の根拠の例としてヘッジファンドの利用率を挙げ、「ここ数カ月間は、イーロンマスク氏、テスラ、スペースXらの各業界のリーダーとも関係を築いている」とも述べた。

ヘッジファンドとは

幅広い金融商品を利用し、市場が上がっても下がっても利益を得られるように運用されるファンドのこと。

▶️仮想通貨用語集

機関投資家と個人投資家に仮想通貨サービスを提供する米国のコインベースは、今年4月にナスダックに株式を上場。今回の報告書は、株主に宛てたものだ。テスラについては、会社の資産としてビットコイン(BTC)を購入する際、コインベースを経由して取引が行われた経緯がある。

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今回の報告書では、マスク氏やテスラ、スペースX、PNC銀(米大手銀行)、Third Point LLC(大手投資企業)、WisdomTree Investments(ETF投資企業)などと、具体的にどのような関わりを持っているか詳細までは言及されていないが、著名な名前やヘッジファンドの利用率に言及し、コインベースのサービスが普及していることを株主に伝えている。

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またヘッジファンドやマスク氏らに言及している「ユーザーの増加」という項目では、日本法人が「暗号資産交換業者」として金融庁へ登録できたことも報告。「世界3位の経済大国である日本には、長期的に大きな可能性を感じている。積極的で成熟した顧客基盤が存在している国だ」と述べている。

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2021年Q2の業績

米コインベースの21年Q2の収益はおよそ20億ドル(約2,200億円)。この内、18.2億ドル(約2,000億円)という大部分が、手数料などの個人投資家の取引からの収益で、その他は機関投資家の取引、カストディサービスなどから得た収益だという。

上記の画像は、収益や「月間ユーザー数(MTUs:Monthly Transacting Users)」、出来高などの推移を表した表。2QのMTUsは、前期の610万ユーザーから880万ユーザーに増加した。コインベースは「この増加の要因の1つは、取引銘柄を増やしたことだ」としている。

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以下のグラフは、コインベースの出来高を銘柄別にまとめた表。出来高全体に占める銘柄別の割合で、単位はパーセントで表されており、データが掲載されている中で初めて、ビットコインをイーサリアム(ETH)が上回った。

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