はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

メタバースで大使館建設へ、バルバドス政府がDecentralandと契約

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界初:メタバースで大使館建設

カリブ海の島国バルバドス(Barbados)は、メタバース(仮想空間)に大使館を設立することを計画していることが分かった。

本記事執筆時点では同国政府からの正式発表は確認されていないが、大使館を設立するための契約を、メタバースプロジェクト「Decentraland」と14日に締結したという。同国政府がこの計画を承認したのが今年の8月。早ければ来年1月にもデジタル上に大使館が誕生する可能性があるという。

メタバースとは

インターネット上に構築された多人数参加型の3Dバーチャル世界の総称。ゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスなど、アバターを使って様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

Decentralandは、2015年末から開発が開始された、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクト。イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを基盤にしており、ユーザーは土地区画・不動産・服や名前などをNFT(非代替性トークン)として購入できる。

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

今回の正式発表を入手したという『CoinDesk』によると、バルバドス政府は現在、メターバース上で土地を購入するため、複数のメタバース関連企業と協業しているという。

アラブ首長国連邦に駐在するバルバドスの大使はCoinDeskに対し、今後は取り組みを拡大し、様々な仮想世界で土地を購入したり、建築物を新設したりする計画もあると説明した。

バルバドスは暗号資産(仮想通貨)に寛容なことでも知られている国。メタバースに大使館を設立して前例のない取り組みを実現するため、国際的な法律も遵守していくとした。

メタバース領域の動向

メターバースは、米フェイスブック社が事業として注力するとして社名を「メタ」に変えると発表して以降、様々な業界を巻き込んで注目度が急激に高まっている。

今月には米ディズニー社が、独自のメタバースの構築に意欲を見せた。まだ詳細は明らかにしなかったものの、ボブ・チャペック(Bob Chapek)CEOが、決算説明会で方針を表明。

「これまでの取り組みは、現実世界とデジタルな世界をより密接に結びつけ、独自のディズニー・メタバースを通じて境界のないストーリーテリングができるようになる時代への序章に過ぎない」などと語った。

関連ディズニー社CEO、独自のメタバース構想に意欲

また昨日には、メタバース開発とVR(仮想現実)サービスの開発ソリューションの提供を行う株式会社HIKKYが、NTTドコモを引受先とした第三者割当増資により、65億円を調達したことを発表。

調達した資金は、オープンメタバースの開発・運営やバーチャルマーケット事業の開発体制の強化などに利用するとしている。

関連「オープンなメタバース」目指すHIKKY、NTTドコモから資金調達

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧