はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

DeFiレンディングAave、新バージョン「V3」をリリース 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新バージョンをリリース

DeFiレンディングプロトコルAave(AAVE)は17日、新バージョンの「Aave V3」を6つのネットワークに対応する形でリリースしたことを発表した。より優れた取引内容・資本効率・セキュリティを提供する。

今回発表された新バージョン「Aave V3」はこれまでのバージョンの強化版で、以下のような新機能を搭載している。(一部抜粋)

  • Portals
  • High Efficiency Mode
  • Isolation Mode
  • Gas Optimization

「Portals」は、クロスチェーン取引を促進する機能。Aave V3を利用して、異なるネットワーク間での流動性フロー促進で互換性が向上した。Hop ProtocolやAnyswapといったブリッジングプロトコルを介したよりシームレスな資金移動が促進される。

「High Efficiency Mode(高効率機能)」は、より高い借入能力を提供する機能。特に貸出資産と借入資産が同じ原資産の派生物(例えば、USDTとUSDCなど)の場合に借入能力が最高効率となり、多様な資産運用が可能となる。

「Isolation Mode(分離機能)」は、プロトコルを保護しつつ、新たな資産の上場に対して借入閾値で制限をかける機能。

ユーザーが特定の金額しか借りられないようにすることで、新たに上場したトークンに対する悪意のある攻撃(フラッシュローン攻撃など)のリスクを軽減することができる。

「Gas Optimization」は取引手数料(Gas代)の最適化をする機能。全取引における手数料を20~25%削減することで、ユーザーは大幅な資金節約が可能となる。

他にも、L2やコミュニティ、リスク管理に関連した新機能があり、資本効率の向上から分散化の強化まで大きなアップグレードが行われた。

関連: スイスの仮想通貨銀行、AaveのDeFiサービス利用を申請

V3が現時点で対応するネットワークは以下の6つとなっている。

  • ポリゴン(MATIC)
  • ファントム(FTM)
  • アバランチ(AVAX)
  • ハーモニー(ONE)
  • アービトラム(L2ソリューション)
  • オプティミズム(L2ソリューション)

また、ネットワーク以外にも、ParaSwapや1inchなどのアグリゲーターに加え、Instadapp、Debank、DeFi Saver、Zapper、Zerionといったポートフォリオトラッカーやウォレットプロバイダーなど、多くのプロジェクトに対応する予定だ。

関連:DeFiレンディングAave、分散型ソーシャルメディア「Lens」を発表

Aaveとは

Aaveは、DeFi(分散型金融)における分散型レンディングプロトコル。フラッシュローン(無担保ローン)やクレジットデリゲーション(信用委任)といった独自のサービスを提供しており、同じくDeFiレンディングプラットフォームのメイカー(MKR)とステーブルコインDEXのCurveに次ぐ規模を誇る。

レンディングとは

レンディングとは、保有している仮想通貨を一定期間貸し出すことで、利息を得る仕組みのこと。

▶️仮想通貨用語集

同プロトコルはイーサリアム(ETH)基盤のプロジェクトで、ガバナンストークンとして利用されるERC-20規格のAAVEトークンを発行。DeFi分野で透明かつオープンなインフラを創造することを掲げている。

関連:AAVEとは|有望DeFiプラットフォームの特徴と将来性を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧