CoinPostで今最も読まれています

オントロジー、分散型ID(DID)製品群をアップグレード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「ONT ID」がアップグレード

分散型IDとデータに特化したオープンソースプラットフォームを開発するオントロジー(Ontology)は19日、独自の分散型ID(DID)ソリューションである「ONT ID」の製品群にアップグレードを施したと発表した。

今回のアップグレードでは、オントロジーの分散型IDソリューション「ONT ID」に、KYC(本人確認)、ウェブサイトへのログイン、そしてP2P(ピアツーピア)通信機能などのオプションが追加された。

オントロジーは、これによって相互運用性の高いDIDソリューションが提供できるようになったとしており、5月3日に発表されたDID認証システムのソフトウェア開発キット「Verifiable Credentials SDK」のオープンソース化に続き、ONT IDはより実用性を高めたことになる。

分散型ID(DID)とは

分散型IDとは、中央集権的な身分証明証の発行機関や組織などに依存することなく、自分が誰であるか、また自分に関する情報や保有する資格などを証明・管理することのできる、新たなタイプのIDを指す。

仮想通貨用語集

関連:Web3時代のIDソリューション、ONT IDとは

関連:オントロジー、分散型ID用の開発キットをオープンソース化

拡張性が向上

今回アップグレードが適用されたのは「Mercury」を始めとする、「ONT ID」製品群を構成する3つの製品だ。

20年にオントロジーのP2PコミュニケーションフレームワークとしてローンチされたMercuryは、DIDベースの分散型通信プロトコルで、エンティティ間でメッセージや検証可能な資格情報(VC:Verifiable Credentials)を安全に伝送することができる。

アップグレードによって、これまでよりも多くの分散型識別子をサポートし、今後はENS(イーサリアム・ネーム・サービス)やその他の分散型ドメイン命名システムにも対応する予定とのこと。

関連:ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)と分散型IDの違いとは

ONT Login、ONT Tagもそれぞれアップグレード

また、ONT IDを構成する「ONT Login」、および「ONT Tag」にもそれぞれアップグレードが施された。どちらもオンチェーンとオフチェーンのデータ連携機構を形成している。

ONT Loginは、ONT IDにて分散型のログインサービスを提供しているプロダクトだ。開発者はONT Loginを実装することにより、ONT IDのネットワーク内にて、簡単かつスムーズなログイン体験を提供できる。

ONT TAG(Trust Anchor Gateway)は、ONT IDおよびそのネットワークを基盤とした、KYC(本人確認)サービスを提供するシステム。

今回のアップグレードにより、ONT LoginではNFTを使用してユーザーの身元を確認できるようになるほか、ONT TAGではユーザーが認証情報として使用できるNFTを取得可能になった。

関連:オントロジーが新たな分散型IDソリューションをリリース

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
13:13
オリーブオイル生産業者、DeFiプラットフォームでステーブルコイン建債券を発行
オリーブオイル生産業者ラマ・オリーブオイルは、分散型金融プラットフォーム「Obligate」を利用して、オンチェーン債券を発行した。この社債は、ユーロ連動のステーブルコイン「 EUROe」建で発行された。
13:02
米Circle社、USDCのアービトラムサポートを発表
ステーブルコイン「USD Coin(USDC)」を発行する米Circle社は、アービトラムのサポートを開始することを発表した。アービトラム上でUSDCが直接発行されることにより、裏付け資産の確保が約束され、いつでも1対1で米ドルと交換可能になる。
12:25
メイカーダオ、米国債への追加投資を検討
分散型金融プロジェクトの「MakerDAO」は、米国債への投資として新たに1,780億円の配分を目指す提案書の投票を開始したと発表した。0~6ヶ月間の各種満期を持つ米国短期国債の購入に充てられる目論みである。
11:45
Sui、F1チーム「オラクル・レッドブル・レーシング」と提携
Sui Networkは、F1チーム「オラクル・レッドブル・レーシング」の公式ブロックチェーンパートナーとして複数年契約を締結した。ファンとチームを結び付ける体験を支援していく。
10:25
米FRB、シルバーゲート銀行の清算に同意
米FRBは、米シルバーゲート・キャピタルとシルバーゲート銀行に対して、自主清算に同意する命令書を発表した。シルバーゲート銀行と仮想通貨業界のつながりについても指摘した。
09:35
ナイキ、米ゲーム大手EAと協業へ
Nikeとデジタルエンターテインメント企業EAは、新しいパートナーシップを締結。Web3プラットフォーム.SWOOSHのユーザーらの体験をカスタマイズできるようにしたり、向上させたりしていくという。
08:45
香港企業、米ドルステーブルコインをローンチへ
香港拠点のカストディ企業First Digitalは、仮想通貨の米ドルステーブルコインFDUSDをローンチすることを発表。FDUSDは、BNBスマートチェーンを基盤にするという。
08:15
デフォルト懸念後退 米国株反発、c3.aiは決算受けて大幅安
本日のNYダウは+153.3ドルと反発。ナスダックも+165.7ドルで取引を終えた。米下院が前日に債務上限法案を可決したことによって米国のデフォルトリスクは大きく後退している。
06/01 木曜日
21:40
Zaif、暗号資産FXサービス終了と「第一種金融商品取引業」の廃止を決定
暗号資産(仮想通貨)交換業者Zaifは1日、ビットコインやイーサリアムの暗号資産FXサービスの終了と「第一種金融商品取引業」の廃止を発表した。
15:29
AI のもたらし得る「深刻なリスク」に一部専門家が警鐘
「AIによる絶滅リスク」の軽減を訴える公開声明に、世界に名だたるAI技術の研究者や企業幹部ら350名が署名し、話題となっている。声明の主張には賛否両論あるが、AIについての議論の場を広げるものとして歓迎される。
15:10
Web3企業向けマーケティングツール「ソシャマ」リリース
ソーシャルマーケティング株式会社がWeb3企業向けのマーケティングSaaSツール「ソシャマ」の提供を開始した。仮想通貨やNFTを取り扱うWeb3事業者が抱える、ツイッターなどソーシャルメディア上でのマーケティングニーズに対応する。
12:32
英TP ICAP、機関投資家向け仮想通貨マーケットをローンチ
世界有数のインターディーラーブローカーTP ICAPは、ビットコインなど仮想通貨のスポット取引市場「Fusion Digital Assets」をローンチした。機関投資家向けで、分離運営モデルを採用している。
11:30
東京都政策企画局がデジタル証券発行支援を開始
東京都政策企画局は、デジタル証券(セキュリティトークン)発行支援事業の開始を発表した。これは、ブロックチェーン技術の広範な活用を促進し、スタートアップ企業の資金調達を多様化するための取り組みだ。
10:55
EU、包括的な仮想通貨規制案MiCAを正式承認
EUは、ビットコインなど仮想通貨に関する包括的な規制案「MiCA」を正式承認した。ステーブルコインに関する規定は2024年7月から、その他規定の多くは2025年から発効する予定である。
10:05
香港の新しい仮想通貨関連組織、Huobiが参加へ
Huobiは、香港の仮想通貨関連の新組織に加わることを発表。この組織は、香港を世界最大の仮想通貨市場にすることなどをミッションにしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧