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イーサリアムL2「Aztec」、新たなプライバシーソリューションをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムにプライバシーを

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のプライバシーに特化したL2ソリューションを開発するAztecは9日、新たなプロダクト「Aztec Connect」をローンチした。

ローンチしたという発表はしてないが、以前から9日にローンチする計画を公表。また、「ローンチ前日になった」と説明して、直前に利用方法も公開していた。Aztec Connectを利用したユーザーは、プライバシーを確保した状態で、イーサリアムネットワーク上のDeFi(分散型金融)が利用できるようになるという。

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Aztec Connectは昨年12月、イーサリアムのテストネットにローンチしていた。当時の発表では、「イーサリアムのメインネットよりも80%から90%ガス代を節約でき、プライバシーを確保して取引を行える」と説明。発表には「プライベートなDeFi」というタイトルを付けていた。

CoinPostの提携メディア「The Block」によると、Aztecの担当者は「一般的なL2ソリューションと違って、Aztec Connectはユーザーの行動を暗号化できる」と説明。また、「ソフトウェアの開発キットを提供し、イーサリアムのネットワーク上にプライバシーに特化したアプリを構築できるようになる」とも述べた。

そして、「Lido、Aave、Compound、Ribbon、Uniswapのような人気のDeFiプラットフォームも、近くAztec Connectを利用する」とも説明している。

今後については、Aztec Connectを「Aztec3」という次のバージョンにつなげ、スマートコントラクトを利用しやすくする予定。Aztec3は今年後半にローンチする予定で、その時には「Rust」をベースにした「Noir」というスマートコントラクト開発言語もリリースするという。

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Aztecとは

Aztecは金融のプライバシーに関する課題を解決するために創設された。プロダクトの開発には、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:ZKP)を活用している。

Aztec Connectはイーサリアムブロックチェーンとのブリッジとして機能。ユーザーはまず、Aztec Connectにトークンを入金し、プライバシーが確保された資産を発行。それをDeFiのプラットフォームに送金して利用することで、ユーザーはプライバシーが確保された状態で取引が行えるようになる。新しく発行される資産は「zk」を最初に付け「zkETH」のように表現されるとした。

ゼロ知識証明とは

証明者が「自身の主張は真実である」ということ以外の情報を検証者に開示することなく(=ゼロ知識)、その主張が「真実である」と証明する技術のこと。プライバシーを確保するためだけでなく、スケーリングソリューションにも応用されている。

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