ポリゴンを採用
高級自動車メーカーのベントレーモーターズ(ベントレー)は22日、NFT(非代替性トークン))領域への参入を発表。9月に「サステイナブル」なNFTのドロップを実施することを明かした。
同社は、1919年に創業された英国のメーカー。創業から100年を超える老舗メーカーで、先日には新型モデル「コンチネンタルGTマリナーW12」を発表している。
今回のNFTドロップでは、208個のNFTが展開される予定で、ベントレーデザインが制作したユニークなアートワークを採用。
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ブロックチェーンにはポリゴン(MATIC)を使用する。強力なコミュニティの存在と持続可能性への取り組みが、同チェーンを選択した理由であるという。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている
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ベントレーは、今回のNFTドロップをWeb3(分散型ウェブ)エコシステムにおける同社のオーナーシップを拡大し、強化するための長期的なアプローチの先駆けと説明している。
同社のアラン・ファビィー取締役(セールスおよびマーケティング担当)は、NFTについて以下のようにコメントした。
ベントレーのNFT参入は、Web3空間への不可欠な第一歩となるでしょう。ベントレーは、NFC(非腐食性チップ)、オンラインゲーム、メタバースアプリケーション、組織全体でのブロックチェーン技術の使用など、他のデジタルプラットフォームも模索する予定です。
ベントレーNFTの所有者は、近日中に発表される予定のコミュニティ限定の機会、報酬、およびユニークなユーティリティを利用することができます。
ランボルギーニなどもNFTを展開
高級自動車メーカーがNFTを活用する事例は、同技術の注目度が高まるに伴い増えつつある。
イタリアの高級車メーカー、ランボルギーニは1月、NFTコレクション「Lamborghini NFT Space Time Memory」を発表。このコレクションは、デジタルアートと物理アート「スペースキー」がペアになる形で構成され、20年に国際宇宙ステーション(ISS)に送ったカーボンファイバーの一部が含まれる形となっていた。
同国の自動車メーカーアルファロメオはメンテナンスの記録をNFTに保存するという取り組みを実施。フェラーリも2月の決算説明会でNFTへの関心を表明している。
なおフェラーリのF1チーム「スクーデリア・フェラーリ」は21年末、スイスのブロックチェーン企業Velas Networkと提携しており、契約にはVelasがNFTを権利も含まれていた。
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