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NFTゲーム「Mythical Beings」、Simplexと戦略的提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たなパートナーシップ締結

アーダー(Ardor)ブロックチェーン上に構築されたNFTトレーディングカードゲーム「Mythical Beings(直訳:伝説上の生物)」が、法定通貨と暗号資産(仮想通貨)間のインフラを提供しているSimplexと戦略的パートナーシップを締結したと公表した。

アーダーとは、スイスのブロックチェーン企業ジェルリダ(Jelrida)によって開発が行われているスケーラビリティ向上に特化したブロックチェーンプロジェクト。

アーダーエコシステムではNFT開発に注力しており、4月にもコミュニティ主導で新たなNFTマーケットプレイス「Unicorn.art」のローンチが発表されている。

関連:アーダー上にコミュニティ主導のNFTマーケットプレイスがローンチへ

提携内容

今回のSimplexとの提携により、Mythical Beingsのユーザーはゲームウォレット内から直接イグニス (IGNIS)を購入することが実現した。

イグニスは、ジェルリダが開発を行っているパブリックブロックチェーン、アーダーで最初に作成されたチャイルドチェーン「Ignis」のプラットフォーム通貨。Mythical Beings内でもイグニスはプラットフォーム通貨として採用されており、NFTを購入するときなどの多くの場面においてイグニスが必要となる。

関連:Jeluridaがオンチェーン版トランプゲームを開発、基盤にあるIgnisとは

関連:ジェルリダがSimplexと提携、クレジットカードでARDR購入が可能に

今回のパートナーシップの提携について、Mythical Beings側は「法定通貨と暗号資産間のインフラを提供するリーディング企業とパートナーシップを結べたことを誇りに思う。これにより新規プレイヤーが参加し、NFTトレーディングカードゲームの主流になれれば」と語っている。

関連:NFTやブロックチェーンゲームなどの開発が活発化、アーダーエコシステム概説

Simplexとは

今回パートナーシップを締結したSimplexは、仮想通貨決済サービスのインフラを提供するEU認可の金融機関。Visa、MasterCard、Apple Pay、SWIFT、SEPAといった幅広い決済サービスに対応しており、世界各国の法定通貨から現在130種類以上の仮想通貨を購入することが可能。

Simplexは提携にも注力しており、BinanceやPolkadotをはじめとした業界内の著名な企業350社以上とのパートナーシップを締結済みだ。

同社は2021年9月、世界有数の決済技術プロバイダーNuveiによって買収されたが、「仮想通貨をより身近なものにする」というビジョンのもと、引き続きパートナーに対して優れたフィンテックソリューションを提供している。

関連:仮想通貨取引所が提携するSimplex、USDTのユーロ換金サービスを開始

NFTトレーディングカードゲーム「Mythical Beings」

Mythical Beingsは、Tarasca GmbHが開発した、アーダー基盤のNFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)トレーディングカードゲーム。ユーザーは、NFTの形で表された世界中に生息しているとされる「伝説上の生物」の収集を通じて、ゲームを楽しみながら仮想通貨を稼ぐことができる。

開発を行うTarascaとは、アーダーエコシステム内のチャイルドチェーン(シャードチェーン)「イグニス(Ignis)」上に構築されているゲーム特化型プラットフォームだ。多くのブロックチェーンゲームと比較して、Tarascaが開発するブロックチェーンゲームはNFT技術を活用しつつ、NFT価格が投機的にならないように意図されているという点、および現実世界とブロックチェーン世界の接続に焦点を当てているという点において非常に特徴的だ。

関連:アーダーブロックチェーン活用のゲームプラットフォーム、Tarascaとは

Mythical Beingsで発行されるNFTでも投機的な要素をできるだけ排除するために、NFTの発行枚数を大幅に増やしたり、「Jackpot」と呼ばれる、NFTを短期で売却するインセンティブを減らす仕組を導入したりしている。

また、Mythical Beingsは他ブロックチェーンとの互換性への意識も強い。第2弾のアップデートでは、ポリゴン(MATIC)を介してイーサリアム(ETH)のブロックチェーンに対応し、第3弾のアップデートではポルカドット(DOT)のネットワークとの互換性も実現している。

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