はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

11日朝の金融市場短観|コインベースなど仮想通貨関連株が大幅続伸 明日夜は米CPI発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1/11(水)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,625.ドル +0.3%
  • ナスダック:10,703ドル +0.6%
  • 日経平均:26,175円 +0.7%
  • 米ドル/円:132.2
  • 米ドル指数:103.2 +0.2%
  • 米国債10年:年利回り3.6% +2.7%
  • 金先物:1,881ドル +0.2%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:17,461ドル +1.3%
  • イーサリアム:1,339ドル +1.3%
  • FLR:0.04ドル -72%
  • AI関連トークン

  • AGIX:0.084ドル +31%
  • FET:0.19ドル +30%
  • ORAI:3.3ドル +20%

本日のニューヨークダウは反発し、ナスダックは続伸。明日夜(22:30)の米CPI(消費者物価指数)発表を控える中、全体的に慎重な姿勢になっている。

市場は、パウエル米FRB議長の講演で経済や政策の見通しについての直接的な言及がなかったことから、タカ派な発言をするのではないかとの心配がひとまず解消されたとみられる。議長は10日に欧州のフォーラムで主に気候問題における中央銀行の役割についてコメントし、経済については「経済を減速させるため政策金利を引き上げている。高インフレの状況で物価の安定を取り戻す上では、短期的に支持されない措置が必要となることもあり得る」とだけ語った。

なお、現在のCPI予想ではインフレ鈍化への観測が強い。

  • CPI(前月比):前回+0.1% 予想-0.2% 
  • CPI(前年比):前回+7.1% 予想+6.5% 

関連仮想通貨市場も注目のCPI(消費者物価指数)とは|わかりやすく解説

米国株

米国株のパフォーマンスはまちまち。個別銘柄では、C3.ai(AI関連)+1.3%、ドキュサイン(機械学習関連)+2.7%、アマゾン+2.2%、マイクロソフト+0.47%、アップル-0.05%、テスラ-2%、メタ+2.8%、コインベース+9.4%、マイクロストラテジー+8%。特に仮想通貨関連銘柄の続伸が目立った。

仮想通貨取引所コインベースについては、昨日取引開始前に従業員の約20%、約950人の人員削減を発表したことが好感され大幅に続伸した。同社のアームストロングCEOは人員削減に関する発表で業界全体の低迷を乗り切るために必要な措置をとったと説明。コインベースは昨年すでに1,200人超えの削減を実施していた。

上場企業として最もビットコインを保有しているマイクロストラテジーに関しては、トレーディング企業Group Oneに13.5%(1,261,744株)の普通株を売却したことが明らかになった。Group Oneは今回の株式取得によってVanguardやBlackRockと並んで大株主になったという。マイクロストラテジーの株価は2022年の弱気相場を受け70%以上下落したが、今年に入ってからは約30%高になっている。

出典:Tradingview

関連米マイクロストラテジー、初めてビットコインを一部売却 税金対策で

米ドル/円:132.2

昨年12月20日の日銀会合による影響が続いているようで、ドル/円は130円台前半を推移中。一部の有識者は日銀の緩和縮小を今後検討していくことや米利上げ緩和などの要素がドルが一段安となりやすくなることにつながる可能性があるとみているという。

出典:Tradingview

また、財務省斎藤通雄理財局長は11日、金利が低い水準で安定して推移してきたが「海外の状況を見ても分かるように、今の状況がいつまでも続くわけではない」と指摘し、金利上昇局面では保有国債の評価損が生じやすく、投資家も国債を買いづらくなるが、海外投資家向けの広報に引き続き力を入れていきたいと述べた。

関連国債と金利の関係、仮想通貨市場への影響について解説

関連仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

仮想通貨相場

仮想通貨市場も続伸。特にAI関連銘柄のパフォーマンスが優れている。

AI関連では、昨日IT大手マイクロソフトがAI言語モデル「ChatGPT」を開発した米OpenAIと100億ドルの追加出資について交渉を進めている報道を追い風に思惑買いは継続。多くの有識者は今年のトレンドについてイーサリアムのZKロールアップやリキッド・ステーキングプラットフォームの他、ブロックチェーンのAI関連分野にも注目するとしている。一方、具体的な材料による値動きよりも投機的な要素が高く、ボラティリティも高まりそうだ。

  • AGIX(AI電子市場):0.084ドル +31%
  • FET(AIスマコン):0.19ドル +30%
  • ORAI(AIオラクル):3.3ドル +20%

関連マイクロソフト、「ChatGPT」開発のOpenAIに1.3兆円を出資か

また、フレア(FLR)は前日比-73%と暴落。FLRについては最初のトークン配布イベント(TDE)が10日に終了。2年越しのエアドロップとなり、弱気相場の中で利確売りが優勢になったようだ。

出典:Tradingview

関連仮想通貨フレア(FLR)、トークン配布イベントを完了

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|43.2ドル(+13%/+30%)
  • マイクロストラテジー|190ドル(+8.5%/+18%)
  • ロビンフッド・マーケッツ|8.7ドル(+2%/+5.7%)
  • マネックスグループ|473円 (+4.8%/+8.2%)

関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

GMラヂオ第二弾 アーカイブ

今回の特別ゲストは、Web3(分散型ウェブ)大手企業アニモカ・ブランズの会長を務めるYat Siu氏と、Darewise EntertainmentのBenjamine Charbit氏が参加。Web3ゲーム・NFTの今の課題やDarewiseの自社タイトル第一弾「Life Beyond(ライフ・ビヨンド)」、そして業界の展望について語っている。

関連第2回「GM Radio」開催へ、ゲストはWeb3大手アニモカ・ブランズの会長ら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:54
ビットコインの買い方、取引所選びの完全ガイド
ビットコインの買い方(始め方)を徹底解説。SBI VCトレード・bitbank・Coincheckなど主要取引所を比較し、安全な購入方法や投資メリットを初心者向けに解説します。最適な取引所選びで失敗しないコツも紹介
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧