3/29(水)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:32,394ドル -0.1%
- ナスダック:11,716ドル -0.4%
- 日経平均:27,518円 +0.1%
- 米ドル/円:130.9 -0.4%
- 米ドル指数:102.4 -0.4%
- 米国債10年:年利回り3.57 +1.2%
- 金先物:1,992ドル +1%
- ビットコイン:27,296ドル +0.5%
- イーサリアム:1,774ドル +3.5%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウは小幅安となり−37.83ドルで取引を終えた。ナスダックはIT・テック株の売り優勢で続落した。本日の株式市場は今週の米GDPや個人消費支出のデータ発表を控えており方向感が乏しかった。
要人発言に関しては、タカ派寄りの米セントルイス連銀のブラード総裁は28日、同連銀の公式サイトに掲載された論文で、ここ数週間の銀行危機によって金融市場でのストレスが高まっているが、政策金利の利下げではなくFDICなど監督当局の政策でこのストレスを抑え込むことが可能との見解を示した。インフレについては「適切な金融政策が今後もインフレ圧力を押し下げることができるというのが個人的な考えだ」としている。
また、米FRBのジェファーソン理事は2日前に大学の講演で、インフレ対策についてインフレ率が鈍化し始めたとしながら「それを早期に2%に押し下げるのが連邦公開市場委員会(FOMC)の目標だが、これまでの金融引き締めのフルの効果についてまだ学習中だ」と述べた。
先週のFOMC会合では2度目の0.25%利上げが実施され、誘導目標4.75-5.00%に引き上げられた。金融不安への懸念は和らいでいるものの、早期の利上げ停止への観測は依然高いもようだ。
経済指標(日本時間)、要人発言
- 3月30日21時30分(木):米10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
- 3月31日21時30分(金):米2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比・前年同月比)
- 3月31日23時00分(金):3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
- 4月3日23時00分(月):3月ISM製造業景況指数
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米国株
IT・テック株は米国債利回りの続伸などを受けて続落。個別銘柄の前日比では、NVIDIA-0.4%、c3.ai-4.1%、ビッグベア.ai-4%、テスラ-1.3%、マイクロソフト-0.4%、アルファベット-1.4%、アマゾン-0.8%、アップル-0.4%、メタ-1%、ディズニー-0.84%、アリババ-1.1%、コインベース+0.8%、マイクロストラテジー+3.89%。
マイクロソフト
マイクロソフトは火曜日、サイバーセキュリティ分析ツール「Security Copilot」のローンチを発表。Security Copilotは米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」を採用しており、怪しいファイルのチェックを依頼する際にChatGPTのように対話によるやりとりができるものだ。
マイクロソフトはOpenAIの主要株主である。
アリババ
また、アリババの株価は一時13%高と急騰した。同社にについては昨日、2,200億ドル(約29兆円)規模の同社事業をメディアや電子商取引、クラウドなど6つの主要部門に分割する計画を発表。各部門は持ち株会社制に移行し、適切な時期に資金調達や新規株式公開(IPO)を検討するという。
アリババの今回の動きは「巨大テック企業の独占的性質を切り崩そうとする中国の政策の方向性に沿った措置」であるとブルームバーグのアナリストに指摘されている。
アリババグループ傘下のアリババクラウド(Alibaba Cloud)は先週、Web3時代に向け日本のゲーム開発者支援のため、東京都渋谷にブロックチェーン・ラボを4月に立ち上げる予定を発表した。
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ディズニー
米ウォルト・ディズニーは昨日、メタバース(仮想空間)構想を進める部門を解体したことが報じられた。約50人の従業員が解雇されることになるという。
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