CoinPostで今最も読まれています

KDDIとHashPortが業務提携 日本のブロックチェーン実装の加速へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3事業を拡充

国内Web3企業のHashPortグループ(以下、HashPort)は6日、電気通信事業大手KDDIと業務提携契約を締結したことを発表した。

両社の知見や技術を融合し、Web3時代の新たな日常体験を創出したり、日本でブロックチェーン技術の社会実装を加速させたりできるよう協業していくと説明している。

クリエイターエコノミーとは

インターネット上で個人のクリエイターが商品・サービスを提供し、収益を上げることができる経済圏やデジタル市場のこと。

▶️仮想通貨用語集

今年7月に両社は基本合意書を締結。その後、日本でブロックチェーン技術の社会実装を加速させたり、新たなユーザー体験を創出したり、クリエイターエコノミーをさらに発展・拡張させたりすることを目指して協業に関する協議を進めてきた。

今回の業務提携契約は、この協議に基づいて締結されたものであると説明している。主な提携業務の内容は以下。

  • KDDIの「αU market」におけるPalette Chain対応
  • HashPortによる「αU market」へのNFTの提供
  • KDDIの「αU wallet」におけるPalette Chain対応
  • HashPort提供サービスの「αU wallet」対応
  • ソウルバウンドトークン(SBT)などのトークン技術を活用した新規事業の共同検討
  • KDDIのPalette Chainコンセンサスノードへの参加検討

SBTとは

一度受信したらデジタルウォレットの外に移すことができない特性を持つ、譲渡不可能なトークン。ユースケースとしては、資格、職歴、プロジェクトへの貢献、ユーザー認証情報、ローン履歴など、個人の信用に関連するデータの記録などが挙げられている。

▶️仮想通貨用語集

関連イーサリアム創設者ブテリン氏提唱の「Soulboundトークン(SBT)」に高い関心

上記の中で、NFT電子市場「αU market」と暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」の、HashPalette提供のブロックチェーンネットワーク「Palette Chain」への対応は6日から開始。

これにより、「αU market」におけるPalette Chain上のNFTの提供と、「αU wallet」におけるPalette Chain上のNFTの管理、「パレットトークン(PLT)」の送金・入金が可能になったとした。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

KDDIのWeb3事業

KDDIは2023年3月にメタバース・Web3サービス「αU」を発表し、すでにWeb3事業に参入済み。同月には、ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータに参加することも発表している。

関連KDDI、Oasysバリデータに参画 ゲームやエンタメ分野で提携へ

同社が提供するαU walletでは、購入した仮想通貨やNFTの管理が可能。公式ウェブサイトによれば、現在は以下の仮想通貨に対応している。

  • ポリゴン(MATIC)
  • パレットトークン
  • Oasys(OAS)
  • HOME Verse(OAS)

出典:αU wallet

αU marketでNFTの購入などを行うには、αU walletが必要。αU marketはこれまで「新しい学校のリーダーズ x αU(現在は売り切れ)」などのコレクションを取り扱ってきたが、二次流通機能については今後対応予定であると説明している。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/30 火曜日
10:12
WebX2024、最大73%割引の開幕セール限定チケットは本日販売終了
CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」。最大73%割引のお得な開幕セールは2024年4月30日まで実施中です。
10:00
半減期後のビットコイン、過去と現在の特異点 Binance Japanセミナー
Binance Japan株式会社はオンラインプレスセミナーを開催。代表取締役である千野剛司氏が登壇した。「2024年ビットコイン半減期と暗号資産市場の展望」をテーマに、メカニズムや価格動向、今後の注目点をまとめた。
04/29 月曜日
20:00
株式の信用取引とは|現物取引との違いや効果的な投資スタイルを解説
株の信用取引とは、最大約3.3倍のレバレッジをかけられ、売りからも始められる取引です。そのため現物取引に比べて利益の幅が大きく、投資機会が多いです。仮想通貨の分散投資先の候補として考えてみてください。
16:37
GSTの買い方、特徴やSTEPNでの役割を学べる完全ガイド
歩いて稼ぐフィットネスWeb3ゲーム「STEPN」の注目度が再び高まっています。2024年以降に底値から大幅上昇した暗号資産(仮想通貨)GSTの買い方やGMTとの違い、将来性について初心者にもわかりやすく解説しています。
12:54
ブロックチェーンゲーム「Heroes of Mavia」、MAVIAトークンのインフレ抑制へ
Web3ゲーム「Heroes of Mavia」は、イーサリアムベースの独自トークン「MAVIA」のインフレ抑制のため、ロック解除スケジュールを変更した。
12:27
ワールドコイン開発元、OpenAIらとの提携を検討か=報道
仮想通貨ワールドコイン開発企業は、決済大手ペイパルや、アルトマン氏の別事業OpenAIと提携を模索していると伝えられる。
10:00
仮想通貨の「ポイ活」潮流、将来のトークン配布を見越した投資戦略
ポイ活やエアドロップといった、2024年の暗号資産(仮想通貨)市場におけるトレンドを掘り下げる。将来のトークン発行に向けて最大限の報酬を得るため、ソラナやBASEでユーザーの活動量が増加。資本競争が激化している。
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア