はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

メタマスク、イーサリアムのステーキング代行サービスを開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタマスク、ステーキング機能を提供

Web3・暗号資産(仮想通貨)ウォレットのMetaMask(メタマスク)は先週末、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のステーカーに向けた新たなサービスを開始した。

これはバリデータ・ノードの運営代行を行うもので、MetaMaskでのステーキング参加者への推定利回りは年間約4%。この数字は、獲得報酬から10%の手数料を差し引いた後のものである。

イーサリアムの独立したバリデータ(取引検証者)となるには、要件に応じたハードウェアを用意して、32ETH(日本円で約1170万円)をノード毎にロックアップする必要がある。また、一般的に、より少額のETHからの参加も可能な、ステーキング代行サービスも複数存在する。

MetaMaskがリリースした「Navigate Validator Staking」は、ノード単位でのステーキングに興味を持ち、そのハードウェアの運用を第三者に委ねたいユーザー向けの機能。ノンカストディアル(自己管理)ウォレットの利点を保ちながら、第三者に対する信頼の必要性を部分的に減らすことが可能だ。

MetaMaskはConsensys Stakingと提携しており、ユーザーの資産はこの企業を通じてバリデーターノードの運用に使用される。

なお、ユーザーがウォレットを通じて不要なコントラクトにアクセスする際のセキュリティは引き続き重要となり、新たなdApps(分散型アプリ)の利用には慎重な管理と警戒が求められる。

関連:Web3セキュリティブラウザ・アプリ提供のKEKKAI、シードラウンドで2.3億円調達

イーサリアムのステーキング

イーサリアムは、2022年9月に実施された「The Merge」というアップデートを経て、合意形成のメカニズムを「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」へと変更した。その結果、採掘作業が停止し、環境への影響が軽減された。

PoSシステムでは、ネットワークのセキュリティを維持するために「ステーキング」と呼ばれるプロセスを通じて、ユーザーがイーサリアムを担保として提供する。この担保に基づいてネットワークは運営され、参加者はその貢献度に応じて報酬を受け取る。

報酬の仕組みにも大きな変更が生じた。マイニングによる報酬はゼロになり、PoSシステム下でのイーサリアム報酬は、バリデーターのステーキング残高に比例して配分される。当初の総ステーキング量(約1,300万ETH)の時点で、想定されるインフレ率は年間0.49%であり、PoW期と比較して、約90%減少していた。

2023年11月 現物取引高上位暗号資産 出典:JVCEA

なお、一般社団法人日本暗号資産取引業協会のデータによると、現物取引高で上位に位置する暗号資産の中で、イーサリアムの保有額は約1115億300万円となっており、ビットコインの6670億円に次ぐ規模である。

このリストは3社以上の会員が取り扱う現物暗号資産を選択したもの。グリーンリストによると該当する資産は25銘柄あるが、ソラナ(SOL)やアバランチ(AVAX)等比較的新しい銘柄は含まれていない。

関連:イーサリアムマージ後「潜在的にデフレ資産へと移行する見通し」 米ファンド パンテラが指摘

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/01 火曜日
12:11
トランプ関税発表控え緊迫するビットコイン市場、ETF資金流入とマイニング課題の狭間で
4月2日のトランプ関税発表を控え、ビットコイン市場は複雑な状況に直面している。一方ではETFへの資金流入が9営業日連続で続き回復の兆しを見せる一方、マイニングコストは87,000ドルまで上昇。さらにハッシュレートは史上最高の8億5,000万TH/sを記録するという矛盾した状況だ。市場のリスク回避姿勢が強まる中、投資家とマイナーの動向から見える業界の今後を分析する。
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。
11:00
米上院議員、退職金での仮想通貨投資を可能にする『金融自由法案』を提出
米国のトミー・タバービル上院議員が退職金プランでの仮想通貨投資を許可する金融自由法案を提出。旧バイデン政権の規制に対抗し、トランプ大統領の仮想通貨支持政策を後押しする内容に。
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。
06:05
USDC発行のサークル社、4月下旬IPO申請へ JPモルガンとシティを起用
ステーブルコイン大手サークル社が4月下旬にIPO申請予定。USDCの時価総額が1年で倍増し600億ドルを突破、テザーとの競争激化。JPモルガンとシティが上場支援へ。
05:40
トランプ一族、DeFiプロジェクト「WLFI」の支配権を強化 ロイター報道
トランプ一族が開発中のDeFiプラットフォーム「World Liberty Financial」の経営権を強化。共同創設者が離脱し、トランプ家が収益の75%を獲得できる新体制に移行。これまでに5.5億ドルを調達し、約4億ドルがトランプ家に渡る見込みである。
03/31 月曜日
17:51
SBI VCトレード、gumi株主向けにビットコイン1,600万円分を抽選配布キャンペーン
SBI VCトレードがgumi株主向けに総額1,600万円相当のビットコインを抽選配布する。口座開設とエントリーで参加可能な注目の株主優待キャンペーン。
15:07
イーロン・マスク、連邦政府DOGE省と仮想通貨ドージコインの関連性を否定
イーロン・マスク氏が米ウィスコンシン州のタウンホールミーティングで、トランプ政権の連邦政府効率化局(D.O.G.E)と暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の間に関連性はないと明言した。今年2月のドージコインのマスコット表示で生じた市場の思惑は誤りだったことが改めて確認された。
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧