はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ワールドコイン、虹彩スキャン装置「Orb」を新デザインに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

これまで316万人がWorld IDを登録

暗号資産(仮想通貨)Worldcoin(ワールドコイン)の開発企業Tools for Humanityのアレックス・ブラニアCEO兼共同創設者は24日、眼球スキャン装置「Orb(オーブ)」のデザインを新たにすると述べた。TechCrunchが報じた。

ブラニア氏は、新たな外観のオーブは2024年前半にリリースされ、「よりフレンドリーに」見えるよう、色や形状に変更を加える予定だと話している。全体的な印象としては「Apple製品」に似たものになるだろうとも続けた。

「オーブ」は、ユーザーの目の虹彩をスキャンすることで個人を識別し、ユニークなID(World ID)を生成する球体のような機器である。OpenAIのアルゴリズム技術を利用している。

World IDを持つユーザーは定期的にWorldアプリで、独自トークンWLDの無料配布を請求できる仕組みだ。現在はボウリングボールほどの大きさのデバイスで、金属の眼球を思わせるような形をしている。

ワールドコインが立ち上げられてから、1月27時点で186日目だ。オーブは2,000個生産されており、120か国にWorld IDのユーザーがいる。

ワールドコインの公式サイトによると、これまでに約316万件のWorld ID登録があり、過去7日間では約18万の新規アカウントが作成された。ワールドコインは、AIの台頭する現代において、仮想通貨の形で全世界の人々にベーシックインカムを提供することをビジョンに掲げている。

ベーシックインカムとは

すべての市民に対して、無条件で一定の金額の基本的な所得を提供する政策や制度のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨のベーシックインカムプロジェクトWorldcoin、認証予約機能を導入

ワールドコインの最新状況

昨年12月、ワールドコインは「World ID 2.0」をローンチした。これにより、ボットと人間の区別がさらに容易になった。また、RedditやTelegram、MinecraftなどSNSやゲーム、電子商取引サービスでもWorld IDを利用できるようにしている。

関連仮想通貨ワールドコインの分散型ID、RedditやMinecraftなどで利用可能に

約7.4億円(500万ドル)の助成金をワールドコイン開発者向けに提供するプログラムも立ち上げた。オーブ製造の分散化も目標の一つに掲げている。背景としては、世界的なデジタル・インフラストラクチャの一部になることを目指しており、インターネットのような堅牢性や中立性を確保する必要性を挙げていた。

関連仮想通貨Worldcoin、分散化目標と助成金プログラムを初公開

ワールドコインは虹彩認識システムのパイプライン(手順フロー)「IRIS」もオープンソース化した。IRISは、虹彩画像を虹彩コードに変換する段階的なプロセスであり、その虹彩を持つ個人を特定するものだ。

オープンソースにすることで、ワールドコインのシステムの透明性を高め、虹彩認識における最先端技術を実行、構築、実験する能力をより広範なコミュニティに提供するとしている。

Tools for Humanityは、ブラニア氏が、OpenAIのサム・アルトマンCEOらと共に共同設立した暗号化プロジェクト「ワールドコイン」を進めている企業だ。

関連ソラナのChatGPTプラグイン、OpenAI公式ストアにて承認

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧