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ビットコインはFOMC前に上昇一服、Suiは前週比20%高

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比133.8ドル(0.35%)高と4日続伸。ナスダック指数は118.1ポイント(0.76%)安で取引を終えた。

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比1.88%安の1BTC=42,807ドルに。

BTC/USD日足

米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に44,000ドルの抵抗線に阻まれたが、グレースケールの売り圧低下も反発を後押しする形で50SMAの42,884ドル上で推移。半減期を控える中、上抜けに成功すれば年初来高値更新も見えてくるか。

イーサリアム(ETH)は0.75%高の2,336ドルとなった。スタンダードチャータード銀行が、最終承認期日の5月23日にイーサリアム(ETH)現物ETF(上場投資信託)の承認予想を出した。

仮想通貨企業に対する訴訟において、米SEC(証券取引委員会)がイーサリアムの有価証券としての分類を避けていることや、CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)においてイーサリアムの先物取引がすでに上場していることを根拠に挙げた。

また、資産運用会社グレースケールが、ビットコインのGBTC同様に上場投資信託転換を目指すイーサリアムの投資信託ファンドを運用していることもあり、SECが非承認を決断した場合の訴訟リスクになるという。

関連:SCB銀 SECは5月にイーサリアム現物ETFを承認すると強気予想 

一方、TDコーウェンは米国大統領選など政治情勢などを踏まえて、イーサリアム現物ETFの承認があるとすれば来年後半以降になると予想している。

関連:米投資銀行TDコーウェン『イーサリアム現物ETFの承認は、来年後半以降になるだろう』

米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に重要な節目を迎えつつあるが、FRB(米連邦準備制度)は政策金利を据え置く公算が高い。金利先物市場では、金利据え置きの確率を98%織り込んでいる。

グレースケールの投資信託「ビットコイントラスト(GBTC)」の売り圧力は減少傾向にある。

Arkhamのデータによれば、30日のグレースケール売りは44,000BTC(1億9,260万ドル)であったが、この水準は先週の週平均の半分以下だ。

GBTCは、ビットコイン現物ETF承認後(転換前)はクローズドエンドファンド形式で運用されており、少なくとも半年間に亘って株式を保有する必要があった。

市場価格に対する大幅ディスカウント期間での購入も多く、他社比較での信託手数料の高さも相まってGBTCからの償還および資金流出が加速し、ビットコインの売り圧力と至ったものとみられる。

一方、上場投資信託(ETF)はすでにビットコイン全体の3%を超える保有量を蓄積しており、機関投資家の信頼の高まりを映している。米SEC(証券取引委員会)の承認から12日経過した30日時点で、購入量は15万BTC(66億ドル)を上回った。

ビットコインETF(上場投資信託)の取引高では、3億8,300万ドルのブラックロックと2億8,800万ドルのフィデリティが牽引している。スタートダッシュで大きく遅れを取っているインベスコとギャラクシー・アセット・マネジメントは29日、ファンドの信託手数料を0.39%から0.25%に引き下げることを発表しており、新規顧客の獲得競争は一層激化しつつある。

なお、オンチェーンデータを分析しているAli氏によれば、1000BTC以上を保有するクジラ(大口投資家)は、ビットコイン(BTC)の調整局面で保有数を買い増していた。過去2週間で4.50%増を記録したという。

アルトコイン市場

旧Facebookが主導していたディエム(旧リブラ)の系譜を継ぐレイヤー1ブロックチェーンであるSui(SUI)の価格が過去最高値を更新した。31日時点で前月比83.7%高、前週比19.9%高となっている。

Suiネットワークのプロトコルへの預け入れ総額を示すTotal Value Locked(TVL)は右肩上がりに上昇し、過去最高値の4億4,000万ドルに達した。

defillama.com

仮想通貨と法定通貨の交換など、決済サービスを提供するインフラプロバイダーのBanxaがSUI Walletと提携したことなどが材料視された。

Web3ゲームやDeFi(分散型金融)のユースケースにおけるSuiの優位性について、Suiの開発企業Mysten LabsのEvan Cheng CEOは昨年8月、「イーサリアム(ETH)のブロックチェーンではトランザクションを行うのに平均12秒かかるのに対し、Suiは0.5秒でNFTを売ることができる」などとメリットを強調した。

もう1つの強みとして、Suiのプログラミング言語「Sui Move」を挙げている。

Move言語とは、旧Facebook(Meta)がリブラ(ディエム)ブロックチェーンのために設計したスマートコントラクト向けプログラミング言語。

関連:Sui開発企業CEOが語る、Web3ゲームの課題とSuiの優位性|WebXインタビュー

なお、分散型取引所(DEX)のdYdXは、供給量の6.21%にあたる3,300万dYdX(8,900万ドル相当)が2月1日にアンロックされる予定。

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