はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインは小幅安、イーサリアム上場投資商品は22年8月以来最大の週間流出額に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

マクロ経済と金融市場

1日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比50.6ドル(0.13%)高の39,169ドル、ナスダック指数は146.7ポイント(0.83%)高の17,879で取引を終えた。

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は、前日比149.5円(0.38%)高の39,780円と反発。今年5月の戻り高値を抜けており、4万円台回復をうかがう展開に。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比5%高の233.3ドルとなったほか、マイニング関連銘柄のマラソンデジタルが13.6高の22.5ドルまで急伸した。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比0.67%安の1BTC=62,948ドルに。

BTC/USD日足

足元ではレンジ下限で反発し、週足は下髭陰線。昨日にはビットコインマイナー(採掘業者)のドローダウン指標が“降伏”水準を示していることがわかった。

過去数週間にわたり相場を押し下げた主体とされるマイナー売りが一巡したことで底打ちシグナルを示唆しているものの、日足終値で6万ドルを底割れるようだと5万ドル台前半まで目ぼしいサポートラインに欠ける価格水準につき、警戒感は燻る。

関連:ビットコイン63000ドル台回復 マイナー指標はFTX破綻以来の『降伏』水準に達す

関連:ビットコイン続落で2週連続陰線、市場から警戒される3つの下落要因は?

仮想通貨調査会社Kaikoのレポートによると、前週末に取引されたビットコイン取引高のマーケットシェアは、今年最低の16%にまで減少した。

専門家からは、今年1月以降ビットコインETF(上場投資信託)を介して機関投資家がエクスポージャーをとることが可能となったため、 ビットコインを直接保有したり売買する魅力が薄れていることを指摘する声もある。

Barstool Sportsの創設者で著名投資家のDave Portnoy氏は先月末、過去数週間の調整局面を踏まえ、1BTC=40,000ドル台まで下落した場合、Barstool Sportsの資金を使って500万〜1000万ドル相当のビットコインを買い増すプランがあることを明かした。

イーサリアム相場

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、先週の上場投資商品(ETP)への資金フローについて、イーサリアムは22年8月以来最大の流出額となる6,100万ドルを記録した。

過去2週間の流出額は1億1,900万ドルに達し、2024年以降最もパフォーマンスの悪い暗号資産になったという。

反対にマルチアセットとビットコインETPがそれぞれ1,800万ドルと1,000万ドルの流入でトップを占めた。この点についてCoinSharesは、「イーサリアムの流出が3週目に突入した一方、ビットコインへのセンチメントが反転しつつある兆候」だと評した。

イーサリアムの上場投資商品に関する資金フローについて、カギを握るのは米SEC(証券取引委員会)の動向だ。

SECはイーサリアム現物ETFを巡る証券市場への申請判断を一旦保留し、米国初となるイーサリアム現物ETFの上場予測は、7月中旬以降に延期された。必要書類については指摘箇所を修正の上、8日までの再提出を求めている。

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

ソラナ(SOL)上場の国内取引所

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。
06:15
Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安
Bybitハッキング犯による40億規模のイーサリアム大量売却が仮想通貨に影響。ETHが前日比-6.3%。
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧