暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ
前週比の騰落率(11/10〜11/16)
時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。
時価総額1位:ビットコイン(BTC)
ビットコイン(BTC)はトランプ氏当選から広がる規制緩和への期待が継続し、14日に一時93,000ドルを突破した。
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一方、パウエル米FRB議長が15日に経済情勢が良好であり利下げを急ぐ必要がないと発言したことを受け反落した。
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時価総額2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)の大型カンファレンス「Devcon 7」が今週12日〜15日、タイのバンコクで開催された。
今回のDevconでは、バイナンスの前CEO CZ氏がヴィタリック・ブテリン氏とファイアサイドチャットを実施し、分散型科学(DeSci)やDAOの将来性について語り、大きな注目を集めた。
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時価総額5位:ソラナ
ソラナ(SOL)は今週13日、米仮想通貨・株式投資プラットフォーム「ロビンフッド」に再上場した。
ロビンフッドは昨年6月、バイナンスとコインベースの未登録有価証券提供を巡るSECの提訴を受け、SOL、ポリゴン(POL)、ADAの上場を廃止していた。一方、トランプ次期大統領はSECの委員長候補を物色しており、ロビンフッドの最高法務責任者ダン・ギャラガー氏が有力候補との報道が先週なされた。
また、ソラナの大手リキッドステーキングプロトコルJitoは10月に手数料として過去最高となる7,892万ドルの収益を計上し、LidoやUniswapなど分散型金融(DeFi)大手の収益を上回ったことが明らかになった。
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時価総額7位:XRP
XRPは、ゲンスラーSEC委員長の退任示唆に伴い、15日朝に前日比+20%と高騰し0.8ドル台まで上昇した。
ゲンスラー氏はXRPをはじめとする多くの仮想通貨銘柄を証券として厳格に規制し、大手企業への法的措置やビットコイン現物ETF申請の却下を行ってきた。退任の見込みにより、規制当局の柔軟な対応や業界との建設的対話、新体制への期待が高まっている。トランプ次期大統領は大統領就任後、ゲンスラーを退任させる意向を示している。
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AIエージェント分析
バイナンスの研究部門バイナンス・リサーチは12日、「仮想通貨におけるAIエージェントの未来を探る」と題したレポートを公開し、市場で急速に注目を集めている「AI x 仮想通貨」領域の進展と将来性について解説した。
今回のリサーチでは、仮想通貨分野におけるAIエージェントの進化と将来性を分析し、自律的な意思決定や相互作用の可能性に焦点を当てた。AIエージェントはエンタメや金融分野での応用が期待される一方、スケーリングや不正確な情報生成といった課題も指摘されている。レポートはAIエージェントが現在デモ段階にあるものの、今後の成長に前向きな見解を示した。
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