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Bybitハッカー、ミームコイン発行で資金洗浄か パンプファンが阻止

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ミームコインをマネロンに活用

暗号資産(仮想通貨)取引所Bybitから資金を盗んだハッカーは、ミームコインを発行・取引することでマネーロンダリングを行ったとみられる。ソラナ(SOL)系のミームコインローンチパッドPump.fun(パンプファン)は迅速にこのトークンを削除した。

Wu Blockchainによると、ハッカーは60 SOLを「9Gu8v6…aAdqWS」というアドレスに転送した。その後「QinShihuang(中国語で秦の始皇帝という意味か)というトークンを発行、このトークンの取引高は2,600万ドル(約39億円)以上に達している。

その後、パンプファンはこのハッカーグループと関係している可能性のあるトークンをブロック。Bybitは23日、対応に感謝を表明した。

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ミームコインとは

インターネット上で話題になることで人気を集めるコイン。代表的なものにイーロン・マスク氏がSNSで言及することで取引量が急増したドージコイン(DOGE)がある。2020年にドージコインを踏まえてリリースされたSHIBA INU(SHIB)も存在。

▶️ミームコインとは?買い方・探し方

920以上のアドレス利用し資金移動

この他、犯行グループは様々な経路を使って資金洗浄・移動を行っている。ZachXBT氏は、今回のハッキングと関連する920以上のアドレスを特定した。

また、23日のEmberCN氏の報告によると、ハッカーはChainflip、THORChain、LiFi、DLN、eXchなどを使用し、多数のアドレスを使用して37,900 ETH(時価158億円相当)をビットコイン(BTC)やその他の資産と交換した。

23日現在で、犯行グループのアドレスには461,491 ETH(1,927億円相当)が存在している。なお、Bybitから盗まれたイーサリアムの合計は499,395(時価2,090億円)だ。

Bybitは23日、ハッキング発生から1日で様々なプロトコルの協力の下、4,289万ドル(約64億円)相当の流出資産を凍結することができたと報告した。

例えば、テザー社のチームは約18.1万 USDT(2,700万円相当)を凍結。THORChainやCoinEx、Bitgetなどもブラックリストに掲載されたアドレスをブロックしている。

また、Bybitは「Mantle-powered mETH Protocol」がこれまでに15,000 cmETHを取り戻したと報告した。

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資金回収のための報奨金プログラムも

Bybitは、資金を取り戻すための報奨金プログラムも発表した。資金を回収した個人や組織にその10%分にあたる報酬を与えるものだ。盗まれた資金がもし仮に完全に回収された場合、最大1億4,000万ドル(約209億円)が支払われることになる。

今回の犯行は北朝鮮関連のグループ「ラザルス」が関与しているとみられる。ラザルスは過去、Axie InfinityのRonin Networkから6億ドル(約900億円)が盗まれた際にも関わっていた。

その後2022年9月、ブロックチェーンセキュリティ企業チェイナリシスと米国法執行機関はこの内3,000万ドル(約45億円)相当を回収している。

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