CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨 DigiByte(デジバイト)とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

segwit(セグウィット)を最初に採用した仮想通貨。
ビットコインなどでも採用されたスケーラビリティ問題の解決策であるSegwitを最初に採用したのはDigiByte(デジバイト)です。
5つのアルゴリズムでマイニングできる。
マイナーは『SHA-256』『Scrypt』『Groestl』『Skein』『Qubit』の5つから好きなものを選んで採掘できます。
目次
  1. DigiByte(デジバイト)の概要
  2. DigiByte(デジバイト)の特徴
  3. DigiByte(デジバイト)を扱っている取引所
  4. DigiByte(デジバイト)を扱っているウォレット
  5. DigiByte(デジバイト)のマイニング
  6. まとめ

DigiByte(デジバイト)の概要

通貨コード DGB
取引開始日 2014/01/12
承認アルゴリズム Proof of Work(Scrypt / SHA-256 / Qubit / Skein / Groestl)
発行上限 21,000,000,000DGB
現在の流通量 約8,100,000,000DGB
ブロック生成サイクル 約15秒
ブロックチェーンURL https://digiexplorer.info/

DigiByte(デジバイト)は「DigiShield」という独自のdifficulty(採掘難度)調整アルゴリズムを最初に発明・導入したコインです。

Dogecoinがdifficulty調整アルゴリズムの主流であったKimoto Gravity WellではなくDigiShieldを採用したことで有名になりました。

DigiByteはゲームデベロッパー・ゲームユーザー・広告主をつなぐプラットフォームを形成する構想を考えており、現在既に『League of Legends(リーグオブレジェンズ、通称:lol)』や『Minecraft(マインクラフト)』などの有名なゲームで実装されています。

最近では、10月3日に行われたCity bank主催のCity T4iアワードで受賞したことが話題になりました。

DigiByte(デジバイト)の特徴

DigiByteの特徴として主に挙げられるのは以下の5つです。

5つのアルゴリズム

DigiByteの最も大きな特徴として言われるのは、『マイニングをするのに5つのアルゴリズムを採用している』という点です。

  • SHA-256
  • Scrypt
  • Groestl
  • Skein
  • Qubit

と5つありますが、マイナーはこの中から好きなものを選んで採掘できるようになっています。

基本的にはブロックチェーンは1つなので、1つのアルゴリズムで採掘しますが、DigiByteは先ほどの5つのアルゴリズムがそれぞれ20%ずつに分散されており、ブロックチェーンは1本ですが、アルゴリズムごとにブロックが存在します。

もちろん、アルゴリズム毎にdifficluty(採掘難度)調整等も行われます。

このメリットとしては、アルゴリズムが5つに分かれていることによって、PoW攻撃(51%攻撃)を受けたとしても大きな被害を出す可能性が低いのです。

DigiShield

もともと存在していたdifficluty調整アルゴリズムでは、十分に機能していないという問題点がありましたが、これらの問題を解決した形で公開されたのがDigiShieldです。

DigiShieldによりブロック生成の際に直前のブロック生成におけるハッシュレートからdifficulty調整を行うため、高すぎず低すぎない採掘難度を維持できます。

そのため、ビットコインで懸念されるブロック報酬減少を低く抑えることができます。

これにより、半減期による価格下落リスクを下げることができるのです。

Segwit(セグウィット)が最初に採用された仮想通貨

ビットコインなどでも問題となり、相場に大きく影響を与え、分裂騒動を起こしたスケーラビリティ問題の解決策であるSegwit(セグウィット)

これを最初に採用した通貨がDigiByteです。

ビットコインもSegwit2xとしてロックインされ、問題は解決に向かっていることからもSegwit(セグウィット)の重要度が伺えます。

DIGUSIGN(ディグサイン)

イーサリアムなど同様にスマートコントラクトの機能も持っています。

医療・政府記録・法的書類・契約書などでの導入が考えられ、DigiByteが仮想通貨以外での用途が非常に開かれており汎用性があるものだと言えます。

トランザクション速度の拡大

DigiByteは2年ごとにブロックサイズを2倍にする特別なコードを導入しています。

  • 2017年に560トランザクション/秒
  • 2019年に1,120トランザクション/秒
  • 2021年に2,240トランザクション/秒
  • 2035年に280,000+トランザクション/秒

トランザクション速度とネットワーク容量を拡大する計画になっています。

DigiByte(デジバイト)を扱っている取引所

DigiByteは国内取引所では扱っておらず、以下の5つの海外取引所で取引を行います。

  • POLONIEX
  • BITTREX
  • Litebit
  • Yobit
  • Cryptopia

POLONIEXやBITTREXは大手の取引所なので、DigiByte以外も様々な通貨を取り扱っており、開設しておいて損は無いでしょう。

Poloniex(ポロニエックス) 世界最大級のアルトコイン取引所
Poloniex(ポロニエックス) の基本情報・最新ニュースを網羅的に解説しています。Poloniexは世界最大級のアルトコイン取引高を誇る仮想通貨取引所であり、取引可能アルトコインは60種類以上となっています。
仮想通貨取引所 Bittrex(ビットトレックス)とは?
bittrex(ビットトレックス)は、アメリカにある仮想通貨取引所です。2014年に設立され、マイナーな仮想通貨を取引するのに最適な取引...

DigiByte(デジバイト)を扱っているウォレット

DigiByteを管理するウォレットは公式ウォレットがいいでしょう。

DigiByte Gaming Wallet
Android,Mac,Windows
DigiByte Gaming Wallet公式サイト
DigiByteはCopay Walletがベースになっているので操作が簡単であるメリットがあります。また、DigiByte coreに比べて機能が豊富なのでDigiByteウォレットとしてはこちらをオススメします。

Android版なら公式アプリがありますので、そちらがオススメです。

iOS版はリリースされるかもと言われているので、要チェックです。

DigiByte(デジバイト)のマイニング

上でも書いたようにマイニングに5つのアルゴリズム(Myriadcoin)が使われていて、PoW攻撃(51%攻撃)を受けたとしても大きな被害を出す可能性が低いのです。

また、difficluty調整アルゴリズムのDigiShieldにより、difficlutyが高すぎず低すぎないよう調整されるため、半減期による価格下落リスクを下げることができます。

まとめ

2017年6月のマインクラフトの一件でDigiByteを高値で買ってしまい、その後の下落で塩漬けになってしまっている方が多いと言われている仮想通貨ですが、元々ポテンシャルは高く、今後も上がっていく可能性は十分ある通貨だと思います。

今後の動向に期待に期待が集まります。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
14:00
日本人起業のイーサリアムL2「INTMAX」、3AM JAPANと提携
日本のWeb3企業3AM JAPANと、イーサリアムL2「INTMAX」は事業提携を発表。持続可能なユーザー報酬プログラムの提供を目的とする。
13:10
米ウォーレン議員、中国系仮想通貨マイナーによるスパイ活動を懸念
米国のウォーレン議員は、ビットコインなどを採掘する中国系仮想通貨マイニング事業者が国家安全保障にもたらすリスクを指摘した。
10:20
大統領候補ケネディJr氏、米政府のビットコイン積立を提唱
ケネディJr氏は、米大統領に当選した場合、政府が財務資産として仮想通貨ビットコインを毎日購入し積み立てるようにすると話した。
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金基金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア