はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Lisk、21年の取り組みや実績を総括

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Liskが締め括る2021年

独自のブロックチェーンおよび仮想通貨を開発するLisk(リスク)は12月31日、公式ブログにて2021年の実績とハイライトを総括。21年に達成した重要なマイルストーンや、22年の目標および計画などに言及している。

2021年の実績

21年のLiskは、発足以来最も重要なマイルストーンの一つと位置付けるプロジェクトである、コードネーム「エメラルド」フェーズを8月に完了。エメラルドフェーズでは、これまでのLiskブロックチェーンに起きた最も重要なプロトコル変更となり、過去最大のアップデートである「Liskメインネットv3」への移行が完了した。

出典:Lisk

現在は、ブロックチェーンアプリプラットフォーム「Liskプラットフォーム」の正式ローンチを含む「サファイア」フェーズに突入している。Lisk開発チームはまた、今後実装が予定される相互運用性ソリューションの研究も完了させており、それに伴う25の改善提案(Lisk Improvement Proposal)を公開している。

関連:Lisk財団、大型アップグレード「Lisk v3」を実施 機能と手数料を大きく改善

Liskの新たな取り組み

Liskによる2021年の代表的な取り組みとしては、以下のものとなる。

ハッカソン

21年は、オンライン・ハッカソンとなる「HackOnLisk」を2度に渡り開催している。

Liskの発表によれば、世界中から300人以上の登録があり、開発者には2度の開催を合わせると8万ドル(約900万円)以上の賞金が授与された。

ノミネートされた開発陣および受賞されたプロジェクトは、LiskのYouTubeチャンネルで紹介されている。

ハッカソンとは

ハッカソン(Hackathon)とは、「ハッキング」と「マラソン」が組み合わされたIT用語。エンジニアや技術者などがチームを編成し、決められた期間内で提示されたテーマに沿ったアプリケーションやサービスを開発し、その成果を競い合うイベント。

仮想通貨用語集

関連:Lisk財団、5月22日開催の大型イベントで「相互運用性ソリューション」発表へ

助成金プログラム

Liskはまた、起業家や開発者をエコシステムに引き込むため、「Lisk助成金ブロプラム」も実施。

これは、Liskベースのブロックチェーンアプリ開発を促すため、約760万円(6万スイスフラン)の資金、および技術サポートをLisk側が提供するというもので、審査に合格した申請者には、Lisk基盤のブロックチェーンアプリの開発が公式にサポートされるというものだ。

実際にLisk助成金プログラムを活用した以下のアプリは、既に開発が進められている最中だ。

  • Colecti:NFTマーケットプレイス
  • Enevti:分散型ソーシャルメディア
  • Kalipo:DAOプラットフォーム
  • DoEdu:ブロックチェーン教育プラットフォーム
  • Lisk.js、およびAmpliFireイベント

    出典:Lisk

    技術者および開発者向けの大型イベントである「Lisk.js」では、例年に引き続きLiskエコシステムの開発状況に関わる情報などを公表。相互運用性ソリューションの進捗状況がテーマとなった。

    また、初開催となった「AmpliFire」では、仮想通貨ユーザーや投資家など、ブロックチェーンや最新テクノロジーに関心のある幅広いオーディエンスに向けたファンイベントを提供。盛況のうちに終了した。

    それぞれのイベントではLisk技術を応用したユースケースのみならず、今後のビジョン、重要なパートナーシップ、イニシアチブ、ニュースなどが発表されている。

    関連:Lisk財団、12月にドイツで一般向けイベントを開催

    マーケティングへの注力

    また、Lisk財団は今後チームメンバーを現状の40人体制から80人以上に倍増させること、そしてマーケティング予算をこれまでの5倍に増やすと発表した。

    関連:Lisk財団、一般向け発表イベントを開催

    2022年のLisk

    22年にはまず、Lisk相互運用性ソリューションのローンチが第一の目標となっているほか、引き続き第3回目となる開発者向けイベント「Lisk.js 2022」の開催や、オンラインハッカソンの「HackOnLisk」も続行されることが決定。

    またLiskによる分散型取引所となる「Lisk DEX」や、ソフトウェア開発キットの「Lisk SDK v6」のリリース、さらには新たに立ち上がる「Liskプラットフォーム」のローンチイベントも開催を予定している。

    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    12:00
    金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
    金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
    11:05
    取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
    世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
    10:40
    トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
    ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
    10:20
    国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
    BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
    10:02
    ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
    仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
    09:55
    テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
    テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
    09:40
    ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
    仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
    09:15
    ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
    フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
    08:55
    ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
    ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
    08:10
    SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
    米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
    07:45
    サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
    米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
    07:25
    仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
    シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
    06:55
    リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
    リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
    06:35
    イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
    ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
    06:15
    米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
    米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧