TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

一般社団法人「Metaverse Japan」が誕生 各業界の有識者が参加 メタバースを通して日本を世界へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「メタバースジャパン」が誕生

「日本の可能性をメタバースを通じて世界に解き放つ」ことを目指す一般社団法人「Metaverse Japan(MVJ)」は、2022年3月14日に設立したことを発表。ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)業界を含む様々な業界・企業から有識者が集まって運営をする。

MVJは、メタバースを「仮想現実空間を利用し、ユーザー同士のコミュニケーションや現実さながらのライフスタイルを可能にする世界」として説明。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

新型コロナウイルスによるデジタルトランスフォーメンション化の加速やXR(クロス・リアリティ)・クラウド・通信回線・ブロックチェーン技術の発展により、2022年では「メタバース」や「Web3」といった概念が普及していくことを背景に、「業界や企業の垣根を越えて最先端の情報や世界観を広く共有するハブとなることで、メタバースという新しい概念を議論していく礎」になると言う。

出典:MVJ

組織のビジョンとしては「メタバース領域で個人やコミュニティが多様性を尊重しながら自由に活躍する社会を創る」、ミッションとしては「日本の可能性をメタバースを通じて世界に解き放つハブとなる」ことを掲げており、ブロックチェーンの他に、VR(仮想現実)、通信、電機業者など、各業界から多くの有識者が参加している。

活動内容は主に以下の4つ。

  • 定期勉強会
  • ワーキンググループ活動
  • イベント(ディスカッション等)
  • ガイドライン整備

各業界の有識者を主体とした勉強会やコミュニケーション、討論に加えて、メタバース領域におけるガイドライン等の提言もする見込みとなっており、以下のようなロードマップを予定しているという。

出典:MVJ

関連: 一般社団法人DeFi協会、Web3.0の成長戦略に関する提言を公表

関連: 日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)、ステーブルコイン規制に関する提言を公表

関係者コメント

代表理事を務める一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局次長の長田新子氏は、以下のようにコメントしている。(一部省略)

昨年11月のSocial Innovation Week Shibuya(SIW)での「NFTで広がるアーティストのバリュー」というセッションにおいて、“新たな時代に突入する中、自分自身でチャレンジして一緒に世界を変えていきたい、皆が輝ける場所を作りたい”という共通の想いが生まれ、新しい形で実現できることへの議論を重ねた結果、一般社団法人Metaverse Japanを立ち上げることとなりました。

この加速時に主体的に動くことへの重要性と、グローバル企業の経験、行政関連組織でハブとして動いている経験、メタバース関連での経験を生かし、グローバル規模で個人が輝ける社会、そして日本の持つパワーを最大化させるようなことを目指して、活動していきたいと思っています。

また、共同代表理事を務めるPwC Japan マネージングダイレクターの馬渕邦美氏は、以下のようなコメントを残している。(一部省略)

メタバースやWeb3を巡る未来に向けた議論は、まだ始まったばかりです。今後その定義や目的、法律を、今後のテクノロジーの進化を元に領域横断的に明らかにしていかなくてはなりません。

今こそ、この大きな可能性のある新しい世界を、自分、コミュニティ、グローバルの人たち、これからの世代の人たちと、環境、テクノロジー、ダイバーシティーなど、幅広い視点で議論し、更には日本が持つIPやアーティストのクリエイティビティや、新しい起業家の持つ才能をWeb3時代の世界に解き放ち、グローバルのマーケットやココミュニティで輝く事が出来る様に、大きく仕掛けていく必要があると考えています。

日本発メタバース団体

日本のメタバース団体は今回が初めての事例ではない。21年12月には、FXコインなど仮想通貨交換業者やウォレット企業などが中心なる「一般社団法人日本メタバース協会」が発足。規制が整備されていないメタバースの領域において、金融庁など官公庁を交え、市場創出に取り組むことで「メタバース先進国を目指す」とした。

しかし、メタバース協会は設立時にブロックチェーン業界で活躍する役員のみで構成されていたため、ネット上で疑問の声が浮上。一方で、今回発表されたMVJは、あらゆる業界を横断する形でメンバーが構成されているという点で業界からの評価を得ている。

関連:「メタバース先進国を目指す」、国内仮想通貨交換業者らが協会設立へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧