はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米リップル社、助成金の資金に10億XRPを追加 開発者を長期的に支援へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPLのエコシステム発展へ

米リップル社は17日、同社が提供している助成金プログラムの資金に940億円相当を追加することを発表した。

現在行っている助成金プログラムに対し、暗号資産(仮想通貨)XRPを10億枚(=940億円相当)追加。XRPの分散型台帳「XRPレジャー(XRPL)」を利用する世界の開発者を長期的に支援することが目的だ。

この助成金プログラムでは、これまで大きく分けて2回、合計で600万ドル(約7億円)を50超のプログラムに配分してきたという。この600万ドルはNFT(非代替性トークン)とサイドチェーンに関するプロジェクトに提供した。

サイドチェーンとは

メインのブロックチェーンとは別のネットワークを指し、補助的な役割を持つとされる。メインチェーンの課題である処理の遅延などを解決するために考案された。

▶️仮想通貨用語集

関連リップル社CTO「イーサリアムと互換性のあるサイドチェーンを開発している」

現在3回目(Wave 3)の助成金の申請を受け付けているが、今回はXRPL上でオープンソースのエコシステムを開発するプロジェクトに資金を提供するとしている。

今後は10億XRPを追加して助成金プログラムを拡充し、経済的な支援に加え、技術面や事業面のサポートも強化。この資金は、今後20年かけて開発者に提供していく。

今回の発表で、リップル社は今後の優先事項として以下の5項目を挙げた。

  • 支援プログラムの実施
  • DeFi(分散型金融)プロジェクトの支援
  • 人種や性別など多様性の受け入れ(D&I)
  • 持続可能性
  • 助成金プログラムの判定者の拡充

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

リップル社の取り組み

リップル社はこれまでも様々な支援や出資を行なってきた。

上記の「持続可能性」の観点からは昨年10月、米エネルギー企業Nelnet Renewable Energyと総額50億円相当の戦略的ESG投資を発表。両社による合同ファンドを通じて、米国各地の太陽光発電プロジェクトに出資していくとしている。

関連リップル社、50億円規模の米太陽光発電ファンドに合同出資

最近では10日、同社のクリエイターファンドを通して、複数の独立系NFTクリエイターに出資することを発表。出資の対象には映画監督のSteven Sebring氏、作家やプロデューサーとして活躍するJustin Bua氏、NFTエコシステムに携わるxPunksらが選ばれた。

また、NFTプラットフォームの「NFT PRO」や「Ethernal Labs」、「onXRP」と提携し、低コストでカーボンニュートラルなNFT体験を提供するとしている。

関連リップル社のファンド、NFTクリエイターを支援へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧