SAND上場へ
米国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは20日、新たにNFT(非代替性トークン)プロジェクト「The Sandbox」のSANDトークンの上場を予定していることを発表した。
Assets added to the roadmap today: The Sandbox (SAND)
— Coinbase Assets (@CoinbaseAssets) May 20, 2022
コインベースは4月上旬に新規上場する可能性のある候補リストを公開したばかり。上場プロセスに関する透明性の向上が目的だ。
リストは上場検討が進んでいる銘柄と、すでに上場自体は決定している銘柄はロードマップに分類される仕組みで、今回SANDトークンはロードマップに追加された。
その他、執筆時点でコインベース上場が決定している銘柄は以下の通り。
- Project Galaxy(GAL)
- Flow(FLOW)
- Kusama(KSM)
- The Sandbox(SAND)
この内、NFTに特化したL1ブロックチェーン・プロジェクトFlow(FLOW)は昨日より取り扱い(入金)が始動しており、日本時間20日未明より取引が開始したばかりだ。
Sandboxとは
ザ・サンドボックスはメタバース(仮想現実)内で立方体を組み合わせて作るボクセルアート系のNFTゲーム。
21年4月には国内大手取引所のコインチェックでSandbox内の土地(LAND)セールが行われた際には即完売に至るなど、代表的なメタバース系プロジェクトとして人気と知名度を誇る。
SANDトークンは同プラットフォームのゲーム内通貨やユーティリティトークンとして機能するERC-20規格の仮想通貨。ステーキングやガバナンス投票などで活用できる。
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メタバースとは
インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。
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