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NYダウや仮想通貨関連株反発 雇用指標の伸び鈍化などで|1日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/1(水)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:34,086ドル +1%
  • ナスダック:11,584ドル +1.6%
  • 日経平均:27,327円 -0.4%
  • 米ドル/円:130.1 -0.2%
  • 米ドル指数:102 -0.2%
  • 米国債10年:年利回り3.5 -1.3%
  • 金先物:1,927ドル +0.2%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:23,101ドル +1.7%
  • イーサリアム:1,585ドル +1.5%

本日のニューヨークダウやナスダックは反発。昨年10〜12月の米雇用コストの伸びが市場予想を下回った状況を受けてインフレ圧力が一段と後退し、明日のFOMCによる利上げ減速への観測が強まった格好。米雇用コストは2022年の1Q(1〜3月)にピークアウトし下落傾向になっている。

  • 2月1日(水 24:00):米1月ISM製造業景況指数 予想48.0 前回48.4
  • 2月2日(木 4:00):FOMC政策金利 前回0.5%ポイント
  • 2月3日(木 22:30〜24:00):米失業率 予想3.6% 前回3.5%
  • 明日は米FOMC金利発表のほか、IT大手の決算(アップルやアマゾン)や製造業景況指数、米失業率などの重要な指標も発表される予定だ。市場ボラティリティが高まる可能性への警戒が見られている。

    米国株

    個別銘柄の前日比では、c3.ai+21.7%、ビッグベア・ai(AI関連)-17.2%、マクドナルド-1.2%、テスラ+3.9%、マイクロソフト+2.1%、アルファベット+1.9%、アマゾン+2.5%、アップル+0.9%、メタ+1.3%、コインベース+4.1%、コアサイエンティフィック+3%。

    AI関連株は昨年11月のChatGPTリリースがセクターへの買いを押し上げている。米AI関連企業c3.aiは昨日、AI関連新製品の発売を発表した。従業員がチャットを使った簡単なリクエストで迅速かつ容易に企業の情報システム全体の関連データを検索・取得できるもの。C3.AIは、この新しい製品群には、OpenAIやグーグルなどの企業やアカデミアの最新の機能が統合されると明かした。

    また、音声AIソフトウェア開発のサウンドハウンドAIも連れ高で一時20%以上高騰していた。

    昨日、中国の検索大手百度(バイドゥ)は米OpenAIの「チャットGPT」のような人工知能(AI)を使った自動応答システムサービスを3月に立ち上げる計画がリークされた。

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    なお、昨日のSemafor報道によると、マイクロソフトが出資するOpenAIはChatGPTがコードを大規模で作成できるよう東欧や南米から多くの独立請負業者を雇いコード学習をさせているという。ソフトウェアエンジニアリング業界に広範な影響をもたらす可能性があると一部から懸念されている状況だ。

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    米ドル/円

    ドル円は1ドル=130.1円、前日比-0.2%。米雇用コストの伸び鈍化を受けドル円は一時129円台に下落したが、明日のFOMC政策金利発表を前に130円台に戻した格好だ。

    出典:Yahoo!ファイナンス

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    仮想通貨相場

    ビットコイン(BTC)など仮想通貨相場はNYダウの反発などを受け連れ高。

    イーサリアム(ETH)については、日本時間2日の0時にETHステーキング引き出し機能を備えた公開テストネット「Zhejiang」をローンチする予定だ。

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    日本発ゲーム特化型チェーンOasys(OAS)は昨日のbitbankへの新規上場から続伸し、前日比40%高となっている。

    Oasysの初期バリデーターには、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、GREEといった国内上場の大手ゲーム企業をはじめ、bitFlyerやAstarなど国内有数のWeb3関連企業や海外ゲーム大手Ubisoftが含まれる。

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    出典:OKX

    また、分散型レバレッジ取引所DYDXは前日比15%高。昨日公開の年次レポートによると、22年の累積取引量は4,663億ドル。アクティブトレーダー数は3.9万人で、ブロックエポック(期間)平均では4.2%増加したという。

    出典:バイナンス

    また、DYDXトークンの分配については初期投資家や従業員向けのトークンアンロックが2023年12月〜26年6月の間に段階的に実施されることが売り圧解消につながったと見られる。

    仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

    • コインベース|58.4ドル(+4%/-4.7%)
    • シルバーゲート・キャピタル|14.2ドル(+9.9%/+4.8%)
    • マイクロストラテジー|251.7ドル(+2.4%/-2.6%)

    仮想通貨関連の銀行サービスを提供する米シルバーゲート・キャピタルについては、世界的ヘッジファンド大手BlackRockが昨年12月31日付で7.2%のシルバーゲート株を保有していることが好感され株価がさらに上昇。その前の年の保有率は6.3%だった。

    シルバーゲートはFTX破綻を受けてデジタル資産の顧客預金額が大幅に減少していた。

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    GMラヂオ 「zkSync」

    先週配信された今年初のGMラヂオのアーカイブはこちら。

    前回は特別ゲストは、Matter Labsのエンジニア部門のトップAnthony Rose氏。同社はイーサリアム(ETH)のL2ソリューション「zkSync」を開発している企業だ。Matter Labsはゼロ知識証明という暗号技術を活用してイーサリアムのスケーラビリティを向上させる技術を開発している。ラヂオでZKロールアップの強みや課題、zkSyncの今後の見通しについて語った。

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    前々回、アニモカ・ブランズのYat Siu会長などの回のアーカイブの視聴はこちら。

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