はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムL2「zkSync」、zkEVMのメインネットを開発者に提供開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の普及促進へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2「zkSync」は16日、現在開発を進めている「zkEVM」のメインネットが、「Fair Onboarding Alpha」の段階に到達したことを発表した。

関連今年初のGM Radio イーサリアムL2「zkSync」開発企業幹部

これまで「zkSync2.0」と呼んでいたこのソリューションの名称を、今後は「zkSync Era」にリブランディングすることも発表。Fair Onboarding Alphaに到達したことで、事前に登録したプロジェクトが、zkSync Eraにアプリケーションを展開できるようになった。

また、コードを完全にオープンソースにしたことも公表。これで誰でもコードを確認したり、コピーして利用したりできるようになっている。一方で、プロトコルは初期段階であり、コードのコピーはまだ推奨はしないとした。

Fair Onboarding Alphaでは、まだエンドユーザーはzkSync Eraにアクセスすることはできない。これまで段階的に進めてきたメインネットのローンチは、次が「Full Launch Alpha」の予定。ここで全てのプロジェクトやエンドユーザーが利用できるようになり、コードのコピーはここまで待つことを勧めている。

zkSyncのミッションは「個人の独立のために仮想通貨を一般層に普及させること」。このミッションを達成するために、多くの開発者やユーザーが使いたいと思うような技術を作り、イーサリアムを、価値の高い特質を維持したまま拡張させていくという。

これからも未来を見据え、仮想通貨に馴染みのない人も利用の対象にしていくため、今回は、普及の段階を表す「era(=時代)」を名称に採用。このリブランディングには「イーサリアムの新しい時代へ」といった意味も含まれているとした。これに合わせて「zkSync1.0」は「zkSync Lite」と呼ぶという。

現時点で次の段階はFull Launch Alphaだが、zkSyncのチームは現在ロードマップの更新に取り組んでおり、次の到達点についてもこれから改めて公表すると説明している。

出典:zkSync

関連今後エアドロップの可能性の高いプロジェクト、SUIやzkSyncなど

zkEVMとは

上記画像のロードマップの通り、zkSync Eraは昨年10月に、「Baby Alpha」という段階に到達。そこから約4カ月で、Fair Onboarding Alphaに辿り着いた。これまで多くのテストや監査を繰り返してきたと説明している。

関連イーサリアムL2「zkSync v2」  Baby Alphaメインネット稼働開始

zkSync Eraは、開発競争が激化している「zkEVM」に分類されるソリューション。zkEVMは、ZKロールアップという技術を活用した、イーサリアムの仮想マシン(EVM)と互換性や等価性を持たせたソリューションである。

今週はポリゴン(MATIC)も14日に、「Polygon zkEVM」のメインネットのベータ版を、3月27日にローンチすることを発表。他にもConsenSysやScrollらのプロジェクトがzkEVMの開発を進めている。

関連ポリゴン、来月に「Polygon zkEVM」のメインネットのベータ版をローンチへ

ZKロールアップとは

ゼロ知識証明をスケーリングに応用した技術。オフチェーンでトランザクションを処理し、それをまとめてからメインのブロックチェーンに提出することで、ネットワークの負担を軽減する。

▶️仮想通貨用語集

関連スケーリング問題の打開策「ロールアップ」とは|仕組みや注目点を詳しく解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。
16:25
ネイルサロン運営コンヴァノ、ビットコイン取得額が累計104億円に
東証グロース上場のコンヴァノが約15億円相当のビットコインを追加購入し、累計取得額が104億円に到達。同社は2027年3月末までに21,000BTC保有を目指している。
15:08
金融審議会が「第3回暗号資産WG会合」開催、上場審査プロセスにも言及
金融審議会が暗号資産の金商法一本化を検討。インサイダー取引規制と情報開示義務を導入し、投資家保護を強化する方針。JVCEAの審査実績や委員からの懸念も明らかに。
13:40
NYDIG、仮想通貨トレジャリー企業の評価指標「mNAV」を批判 ”不正確で誤解招く”
NYDIGは最新レポートで、仮想通貨トレジャリー企業の評価に使われるmNAV指標を強く批判した。不正確で投資家を誤解させる可能性があると指摘し、「業界から削除すべき」と主張した。
13:15
仮想通貨ファンドから1200億円流出 FRB利下げ観測後退受け=CoinShares
CoinSharesが先週、仮想通貨投資商品から約8億ドルが流出したと報告した。ビットコインとイーサリアムから流出し、ソラナとXRPでは流入が続いた。
11:51
米政府閉鎖危機に警戒感募る中ビットコイン反発、SECの新基準はアルトコインETFに追い風
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+2.56%の1BTC=114,666ドルと反発した。 デリバティブ市場では、3億3000万ドル以上の…
11:30
バイナンス、企業向けインフラソリューションをローンチへ
仮想通貨取引所バイナンスは、従来の金融企業向けにインフラソリューション「Crypto-as-a-Service(CaaS)」をローンチすると発表。ローンチの背景や内容を説明した。
11:05
仮想通貨購入発表で株価22倍暴騰のQMMM、米SECが株取引を停止
米SECがデジタル広告企業QMMMホールディングスの株式取引を強制停止した。仮想通貨購入計画発表後に株価が暴騰し、SNSを通じた価格操作の疑いが指摘されている。
10:50
急成長の分散型取引所Aster、トークンの分割エアドロップを検討 CZとの関係性も明らかに
分散型デリバティブ取引所Asterが独自仮想通貨ASTERのベスティング方式エアドロップを検討している。Asterは前バイナンスCEOであるCZ氏の支持も背景に躍進している。
10:15
ビットコイン急騰、米政府閉鎖リスクで「無国籍資産」への逃避資金流入|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン市場は28日から30日朝にかけて急騰した。BTCは法定通貨や国家に依存しない無国籍資産であり、政府機能や金融システムが不安定化する局面において上昇する傾向を持つ。
09:55
ブルームバーグETF専門家予測、SEC包括基準でアルトコインETF承認確率「ほぼ100%」に
米SECが仮想通貨ETFの包括的上場基準を承認し、原則上個別審査が不要となった。ブルームバーグのETFアナリストは承認確率が事実上100%と予測している。
08:30
12年間休眠のビットコインウォレットが活動再開、65億円相当BTCを移動
12年間休眠していたビットコインウォレットが29日に400BTCを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。2013年11月以来初めての取引で、当時の取得価格から約16000%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧