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9年超動かなかったビットコインが移動 2日間で合計90億円相当

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨流出に関連か

ブロックチェーンの追跡や分析を行う「Lookonchain」は21日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)1,128BTC(42億円相当)を10年間保有するクジラ(大口保有者)が、その内の279BTC(10億円相当)を送金したことを報告した。

279BTCは、おおまかに3分割し、3つの新規アドレスに送金。もとの1,128BTCは2012年10月と2013年5月に受け取ったもので、当時のビットコイン価格はそれぞれ12ドルと195ドルだったという(本記事執筆時点の価格は1BTC=2万7,300ドル)。

また、Lookonchainは20日にも、9年超の間6,071.5BTC(238億円相当)を保有したままにしていたクジラが、2,071.5BTC(81億円相当)を送金したと報告。このクジラが6,071.5BTCを受け取ったのは2013年12月19日で、その時の価格は663ドルだったとした。

関連:米株指数につられ仮想通貨軟調、ビットコインは一時28000ドル割り込む

クジラとは

ビットコインに限らず、仮想通貨の大口保有者を指す。クジラの動向は、市場価格に影響を及ぼす可能性があるため、投資家が注視している。

▶️仮想通貨用語集

関連:ビットコイン生誕14周年、主な歴史を振り返る

送金の目的

長期に渡って動かなかった大量のビットコインが送金されることはこれまでもあり、送信先が取引所だった場合は潜在的な売り圧力につながる可能性があるため、その都度、多くの投資家から関心を集めてきた。

今回の送金の目的はどちらも明確ではないが、売り圧力とは別の見方がある。それは最近、原因不明の仮想通貨流出が報告されているからだ。

関連:仮想通貨ウォレットで原因不明の資産流出か、被害総額は推定13億円(5,000ETH)

今週に入り、長年の仮想通貨投資経験を持ち、大量のイーサリアム(ETH)を保有しているユーザーのウォレットが、ハッキングによる不正流出被害のターゲットになっていると伝えられている。今回のビットコインの大口送金については、ハッキングを懸念し、古いウォレットから新しいウォレットへと避難させている可能性があるとの見方も上がった。

なお、ビットコインについては、2014年に経営破綻した仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)が弁済に向けて準備に入っている。

関連:マウントゴックス、債権者の弁済情報の登録期限が満了 弁済開始の準備へ

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