はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

DMMビットコインが事業撤退 SBIVCトレードに顧客資産譲渡へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DMMビットコインが廃業

暗号資産(仮想通貨)取引所DMMビットコインが廃業する方針を固めた。日本経済新聞が2日に報じた。顧客資産は2025年3月ごろにSBIグループのSBI VCトレードに移管するとしている。

DMMビットコインが顧客から預かっている資産は約962億円であり、これがSBIVCトレードに移る格好だ。これに際して、SBI側は30億〜50億円程度を支払うとみられる。

DMMビットコインからは5月31日に4,502.9BTC(当時のレートで約482億円相当)が不正流出していた。北朝鮮関連のハッカー集団「ラザルス」が関与したという分析もある。

関連DMMビットコインの不正流出、北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」が関与か

DMMビットコインは事件を受けて、グループ会社の支援を受けて資金調達し、流出したビットコインを全額保証すると発表。その後6月、借入や増資によって550億円を調達し、顧客補償用のビットコインを購入完了した。

関連DMMビットコイン、顧客補償用ビットコインを調達完了

DMMビットコインは、2024年3月期決算で前期比184%増の営業収益54億500万円を報告。顧客口座数も、同19%増の約45万に達して業績は好調だったものの、その後5月に不正流出が発生した。

金融庁がリスク対応で深刻な欠陥を指摘

9月には、金融庁がDMMビットコインに対して、資金決済法に基づく業務改善命令を下していた。

金融庁は、流出事案の根本原因の分析・究明、適正な業務運営の確保を求め、11月末から実施完了まで毎月進捗を報告することを要請した。DMMビットコインは、その後経営の立て直しが困難と判断し、廃業を決めた形だ。

金融庁によると、特にDMMビットコインは仮想通貨の流出リスクを重要課題として認識しておらず、杜撰な対応が行われていた。具体的には、秘密鍵の管理が単独での署名作業で行われるなど、金融庁のガイドラインに沿わない取り扱いが常態化していたとされる。

その他に、システム担当役員が不在で、リスク管理の権限が一部の者に集中しており、内部監査の独立性が保たれていなかったことなど、システムリスク管理態勢にも重大な不備が指摘されていた。

関連暗号資産取引所DMMビットコイン、顧客資産流出で業務改善命令

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧