WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン最高値更新でメタプラネット大幅続伸、米国市場ではマイニング関連銘柄が買われる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

ビットコイン(BTC)が過去最高値を再び更新したことを受け、米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、マラホールディングスが前日比+8.05%の24.5ドル、ライオットプラットフォームが前日比+8%の14ドルとマイニング関連株が買われた。

ビットコインマイニング大手のライオットは、2030年満期の転換社債の発行により5億9440万ドル(約600億円)を調達し、このうちの一部で667BTCを購入した。購入価格は1BTCあたり10万1,135ドルだった。

この購入により、同社の総ビットコイン保有量は17,429BTCとなった。現在の市場価格で換算で保有額は約18億ドル(約1.8兆円)規模に達している。

同社は、今回のビットコイン購入と採掘事業により、収益率が年初来で37.2%、四半期ベースで36.7%を記録したと報告した。アナリストらは、これらの施策により2024年の収益成長率は32%に達すると予測している。

今回の大規模な資金調達は、暗号資産のマイニングセクターにおける直近で最大規模の資金調達の一つとなり、同社のビジネスモデルに対する機関投資家からの強い信頼を示す結果となった。

日本株では、米ナスダック上場を果たした国内大手取引所コインチェックを傘下に擁するマネックスや、国内取引所ビットポイントジャパンを完全小会社化したリミックスが反落した。

一方、ビットコインが過去最高値を更新するなど上昇が続いていることに伴い、ビットコインを大量保有するメタプラネットが前週末から週明けにかけて大幅続伸。先週金曜には前日比+20%近く高騰したほか、本日前場時点で前日比+4.0%の4,140円となり、時価総額1500億円台に達した。

足元の過熱感や割高感を指摘する声も少なくなく、市場価格の急調整およびボラティリティ(価格変動性)リスクが懸念されるものの、米株式市場でマイクロストラテジーやコインベースが高騰する中、日本ではビットコインETF(上場投資信託)が上場していないこともあり、BTC現物より税率に優位性のある仮想通貨関連株に個人投資家の関心が集まっているとの見立てもある。

関連:SBI VCトレードとメタプラネット、総額3000万円相当のビットコインが当たるキャンペーンを発表

関連:『ビットコイン大量購入、メタプラネットの戦略』サイモン・ゲロヴィッチが特別講演|WebX2024

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.71%の1BTC=106,410ドルに。

BTC/USD 週足

ビットコイン価格は史上初めて10万ドルを突破し、上値追いを見せている。先日の調整局面に入ろうかという場面でも下値は底堅く、ドナルド・トランプ次期政権を念頭に、アルトコインと比較して押し目買い意欲が旺盛であることが確認された。

関連:ビットコイン史上最高値更新、FOMC利下げ観測と好材料が後押し 仮想通貨アナリストが相場分析

関連:ビットコイン1500万円台維持、17-18日FOMCで追加利下げ期待|bitbankアナリスト寄稿

また、25年1月にかけて、22年11月に破綻したFTXの債権者への弁済が実施される予定だ。弁済が暗号資産(仮想通貨)ではなく現金で行われることは買い戻し圧力となるため、マーケット的にはポジティブだろう。先日のマウントゴックス(Mt.Gox)の弁済の時は、10年越しのビットコイン弁済だったため、市場の売り圧力として懸念が高まっていた。

関連:仮想通貨取引所FTX、25年1月から弁済開始へ クラーケンとBitGoが協力

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

なお、年末に向けては長期休暇に向けた機関投資家の持ち高(ポジション)調整売りのほか、来年の確定申告に向けた年末調整売りが想定される。これは、確定申告期限の来年3月の納税売りとは異なり、今年末に確定する税額に備えて手元資金を確保するための売却を指す。

他の投資利益と相殺するため、含み損のある銘柄を売却する損失確定売りも発生し得る。日本の場合、暗号資産の利益は「雑所得」として総合課税の対象となるため、利益額に応じて最大45%の税率が適用されるため、大きな利益を出している投資家は、相応の税金支払いに備える必要があり、この時期に売却の動きが出やすくなる傾向がある。

関連:今すぐできる仮想通貨の税金対策、覚えておきたい損益圧縮による節税効果|Aerial Partners寄稿

アルトコイン相場

コインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が前日比+1.1%の4020ドルに。

coinglassのデータによると、米国のイーサリアム現物ETFは先週、純流入の連続記録を15日間に伸ばし、過去最高の8億1,880万ドルの純流入を記録した。

ブラックロックやフィデリティの流入が牽引する中、注目すべきは、グレースケールの投資信託であるETHEがローンチ以来初めて流入額がプラスに転じ、純流入額720万ドルを記録したことだ。これはひとつの転換点となる可能性がある。

ETH ETFを通じた機関投資家の強気な感情が続いているにもかかわらず、イーサリアム取引所の準備金は過去4日間で上昇傾向にある。準備金は約10万ETH(約4億ドル)まで増加し、売り圧力を受ける可能性があることを示唆している。

ステーキングされたETHの総量は、ステーキングプロトコル全体の流出の増加により、過去1か月で49万ETH以上減少しているという。

16日には、トロンの創業者であるジャスティン・サン氏が、分散型ステーキングプロトコルのLido Financeから52,905ETHの引き出しを申請したことが明らかになった。

この引き出しは、今年2月〜8月にかけて複数のウォレットで購入したとされる392,474ETHの一部と見られる。

23年10月には、ジャスティン・サン氏がLidoから80,251ETHをアンステーキングし、その後数日以内にバイナンスに送金していた際には、10月中旬までにETH価格は約5%下落している。

関連:仮想通貨 時価総額ランキング|注目銘柄・チャート

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧