はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のビットコイン購入やXRP・SOLのETF審査開始など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(9日〜15土)

  • ビットコイン(BTC):97,424ドル +1.4%
  • イーサリアム(ETH):2,740ドル +6%
  • XRP(XRP):2.73ドル +15%
  • ソラナ(SOL):200ドル +5.5%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

ビットコインはこの1週間、主に9万5,000ドル台と9万8,000ドル台のレンジで推移した。12日には一時9万4,000ドル台に下落することもあったが、13日には9万8,000ドル近くまで値を戻している。

大きな材料として注目を集めたのは、まず米消費者物価指数(CPI)の発表。米労働省が12日に発表した1月のCPIは前年同月比で3.0%上昇し、市場予想を上回る結果となった。

これにより、パウエルFRB議長が利下げに慎重な態度を見せていることを裏付ける結果となり、ビットコインは一時、円建てで▲40万円幅近くの下落を見せた。

関連:米CPIとトランプ外交が引き起こす仮想通貨市場の乱高下|仮想NISHI

他には、企業によるビットコイン購入に関する動きが目立った。10日夜には、米ストラテジー(旧:マイクロストラテジー)がビットコインの買い増しを発表。今回は約1,132億円のコストで7,633BTCのビットコインを購入し、保有総数を47万8,740BTCまで増やしている。

また、gumiが10億円規模のビットコイン購入を取締役会で決議。メタプラネットは普通社債を発行して40億円調達し、その大半をビットコインの追加購入に充てるとした。他にも湘南美容外科を運営するSBCメディカルグループホールディングスが、総額10億円規模のビットコイン購入を決定したと発表した。

トピックス:ビットコイン保有企業・国の動向

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

イーサリアムについては、香港当局が投資移民申請の有効な資産証明としてビットコインと共に認めたことが報じられた。香港の会計士によると、2月7日に顧客が3,000万香港ドル相当のイーサリアムを資産証明として使い、香港投資促進局に投資移民を申請。これが承認された格好だ。

関連:香港政府、投資移民の資産としてビットコインとイーサリアムを認定か=報道

また、イーサリアム財団が13日、保有するイーサリアム合計180億円超相当を、複数のDeFi(分散型金融)プラットフォームに移動したことを発表。送金の目的は、DeFiでイーサリアムを運用して財源を増やすことだとみられる。

関連:イーサリアム財団、計180億円超相当のETHをDeFiプラットフォームに移動 運用で財源確保か

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額3位:XRP

XRPについては10日、リップル社が、ポルトガルの通貨交換プロバイダーであるUnicâmbio(ユニカンビオ)と提携し、ポルトガルとブラジル間の即時国際決済を行えるようにすると発表した。

リップル社の決済ソリューションがポルトガルで初めて利用可能となり、ヨーロッパ事業が拡大する格好だ

関連:リップル社、ポルトガルとブラジル間の即時国際決済を実現へ

また今週も、ETF申請に関するニュースも注目を集めた。米証券取引委員会(SEC)が13日に、グレースケールのXRP現物ETFの19b-4提出について認め、審査手続きを開始している。

関連:米SEC、グレースケールのドージコインとXRPのETF申請を審査開始

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

ソラナもETF申請で進展があった。米SECが12日に、複数の運用会社が申請したソラナの現物ETFに関する審査手続きを開始。21シェアーズら4社が取引所Cboe BZXを通じて提出した上場規則変更の申請を受理した形で、ビットコインやイーサリアムのETF承認プロセスと同様の道筋を辿る展開となっている。

関連:米SEC、複数のソラナ現物ETF申請を審査開始

他には、運用資産額が1.5兆ドルに上る米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンが同日、同社の「米国政府マネー・ファンド(FOBXX)」が、ソラナのブロックチェーン上で取引できるようになったことを発表した。

ソラナのブロックチェーンについて同社は、処理が速く安全で、検閲耐性のあるL1ネットワークだとし、オープンなインフラで世界で普及が進んでいると説明している。

関連:フランクリン・テンプルトン、米政府ファンド「FOBXX」をソラナに拡大 純資産額は計790億円

仮想通貨の主要材料を週単位で整理:材料まとめシリーズを見る

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/10 水曜日
10:40
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」支持の条件は? 米民主党議員12名らが公開
米上院の民主党議員12名がクラリティ法案を支持する条件を公開した。CFTCへの追加権限付与、ステーブルコイン利回り禁止などを要求。トランプ大統領の仮想通貨事業を批判した。
10:23
暗号資産のデジタルウォレット、Bitget WalletとMetaMaskの機能比較と選び方
デジタルウォレットの特徴比較ページ。Bitget Walletは130以上のブロックチェーン対応、GetGas機能でUSDT/USDCでガス代支払い可能、3億ドル保護基金付きの次世代ウォレットです。MetaMaskとの詳細比較も紹介。
10:15
ハイパーリキッドが過去最高値更新、USDH提案で21チームが参加
人気DEXのハイパーリキッド(HYPE)が9日に55.04ドルで過去最高値を更新。USDHステーブルコイン提案にエテナやパクソスなど21チームが参加し注目を集めている。
08:30
世界2位のイーサリアム保有企業シャープリンク、自社株買いを開始
米シャープリンク社が9日、自社株買いプログラムの実行開始を発表。約36億ドル相当のイーサリアムを保有し、株主価値の長期的向上を目指す。
08:10
米Cboe取引所、ビットコインとイーサリアムの長期型先物を11月から開始予定
Cboeグローバルマーケッツが11月10日からビットコインとイーサリアムの継続先物取引開始を発表。10年満期で定期的なロールオーバー不要の新商品。
07:20
米国初のドージコインETF、木曜日上場予定 ビットワイズの申請は承認延期
レックス・シェアーズとオスプレー・ファンドのドージコインETF「DOJE」が木曜日に取引開始予定。一方でSECはビットワイズのドージコインETF承認を延期した。
06:25
メタプラネット、海外募集でビットコイン追加購入に1800億円超充当予定
メタプラネットが10日に海外募集による増資を決議した。調達資金2041億円のうち1800億円以上をビットコイン購入に充当し、トレジャリー戦略を強化する。
06:05
バイナンスがエテナUSDe導入を発表、2.8億ユーザー向けに報酬付き担保機能を提供
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスがステーブルコインUSDeを全プラットフォームに統合。先物取引担保や報酬機能を提供し、資本効率向上を図る。
05:40
ジェミニが今週IPO予定、ナスダック投資報道を否定
ウィンクルボス兄弟創設のジェミニが今週金曜日にナスダックでIPO予定。ナスダックの5000万ドル投資報道は否定されたが、パートナーシップは継続。
09/09 火曜日
19:13
リップル社、BBVAとスペインで協業 仮想通貨保管を支援
BBVAスイスはRipple傘下Metacoの「Harmonize」を導入。高水準セキュリティとマルチチェーン対応でカストディサービスを強化。
18:08
イオレ、約160億円規模の資金調達でビットコイン購入とNeo Crypto Bank戦略を推進
イオレ社が約160億円の資金調達を発表し、全額をビットコイン購入に充当する。SBI証券を中心とする第三者割当増資で、Neo Crypto Bank戦略の展開を目指す。ビットコインの長期保有とレンディング事業で収益基盤を強化し、暗号資産を活用した分散型金融プラットフォームの構築に関する詳細は10月の戦略発表会で公開予定。
13:10
不正コード混入で仮想通貨オンチェーン送金にすり替えリスク、専門家指摘
ハッカーがNPM開発者アカウントを乗っ取り、週10億ダウンロードのライブラリに仮想通貨盗難コードを仕入込んだ。ウォレットアドレス置換による新たな攻撃手法が明らかに。
12:35
プーチン露大統領顧問が米国批判「仮想通貨を国家債務削減に利用」
ロシアのプーチン大統領顧問が米国のステーブルコイン戦略を批判した。国家債務を減少させるために金融ルールを変更していると主張している。
10:40
米初のチェーンリンクETF申請、ステーキング機能付き
グレースケールがSECにチェーンリンク現物ETFのS-1登録届出書を提出した。GLNK銘柄でNYSE Arcaに上場予定で、ステーキング機能による追加利回りも検討している。え
10:20
イーサジラがETH保有量増加報告、約120億円の資金調達で自社株買い促進へ
イーサジラが仮想通貨イーサリアムの保有量増加を報告した。カンバーランドとの資金調達契約で自社株買いを加速させる。リステーキングで利回り向上も計画している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧