CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨スイ(SUI)2ドル超え最高値に迫る 価格上昇の材料は 日次取引数がソラナを上回る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

Suiの躍進

レイヤー1ブロックチェーン「スイ(SUI)」ネットワークの活動が、ここ数日で急激に活発化し、ネイティブトークンSUIの価格は2ドルを超えて、史上最高値に迫っている。

SUIの価格は7日、15%以上上昇。月間の上昇率は140%となった。

出典:コインマーケットキャップ

このような価格上昇を裏付けるように、Suiの1日あたりのトランザクション数は、10月3日から5日にかけて10倍以上急増し、5日には5,837万件と初めてソラナネットワークのトランザクション数(3,541万件)を上回った。

また、Suiのネットワーク上の預かり資産(TVL)は、この1か月で60%急増し、10億ドルを超えた。現在、SuiはTVLでDeFi(分散型金融)のトップ7にランクインしている。

関連:DeFiのTVLトップ10入りのSui、躍進の背景は

関連スイ(SUI)2024年の価格動向と成長の鍵|投資判断のポイント

Suiとは

SuiはMetaの元メンバーによって開発された次世代のレイヤー1ブロックチェーンで、2023年4月にメインネットがローンチされた。特にDeFiやゲームでの利用が期待されており、高いスケーラビリティとセキュリティを提供する点で評価されている。

技術面では、メインネット上で大規模なコンセンサスアップグレード「Mysticeti」が8月に導入された。Mysticetiは、取引の最終確認を390ミリ秒で行うことで、取引速度と効率を大幅に向上させるもの。直近では1秒あたり1,000件を超える処理を3日連続で達成している。

Suiのネイティブトークンであるスイ「SUI」は、ネットワークのセキュリティ(バリデーターとデリゲーターのステーキング)、ガバナンス投票への参加、およびガス料金の支払いとして使用される。国内では、暗号資産(仮想通貨)取引所BitTrade(ビットトレード)などが取り扱う。

ビットトレードは、スイ(SUI)の現物取引、貸暗号資産、積立、入出庫に対応。口座開設申込は最短5分。かんたん本人認証を利用すれば、口座開設申込後、最短即日で取引可能。

関連スイ(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所の選び方

ネットワークの躍進を支えるもの

ゲーム分野では9月、Suiブロックチェーンのコア開発を担うMysten Labs(ミステンラボ)が、業界初のWeb3ゲーム対応ポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」の先行予約販売を開始。ゲーム機は2025年上半期に出荷予定だが、初日だけで1,000台以上の予約が殺到した。

SuiPlay0x1はソラナのSagaスマホに続くDePin(分散型物理ネットワーク)の製品として期待されている。

関連:Sui発のポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」、599ドルで先行予約開始

また、ミステンラボは同月、シンガポールで開催されたSui Builder Houseイベントで、分散型ストレージおよびデータ可用性プロトコル「Walrus」を発表した。

関連:Sui、分散型ストレージ「Walrus」発表 仮想通貨WAL導入予定も

投資機会の充実

主要ステーブルコインのUSDCを発行するCircle社は9月に、SUIネットワーク上でUSDCの発行を開始するとともに、USDCのクロスチェーン転送プロトコル(CCTP) をローンチした。

関連:主要ステーブルコインUSDC、Suiブロックチェーンで提供開始 価格上昇

米資産運用会社グレースケールは8月、SUIを組み込んだ投資信託「Grayscale SUI Trust」を発表。機関投資家への投資機会を提供している。

また、暗号資産(仮想通貨)取引所Bybitは7日、LaunchpoolプラットフォームでSUIをサポートすると発表。SUIエコシステムの主要プロジェクト「NAVI プロトコル」を上場し、SUIトークンプールのステーキングを導入した。SUIのマイニングプールは、Mantle(MNT)エコシステムに次いで2番目となる。

ミームコインの成長

Suiネットワーク上のミームコインの成長も市場に影響を与えている。

同ネットワークで、最も高い時価総額を持つミームコイン「Sudeng(HIPPO)」は、この1週間で165%上昇。さらに、別のミームコイン「aaa cat(AAA)」は、370%の急騰を見せた。

HIPPOは、タイのバンコクにあるカオキアオ動物園で生まれたばかりのカバ「ムーデン(MOODENG)」のファントークン。HIPPOの開発チームは、同園と公式に慈善パートナーシップを結び、500万タイバーツ(約2,200万円)を寄付した。

ビットトレードは、スイ(SUI)の現物取引、貸暗号資産、積立、入出庫に対応。口座開設申込は最短5分。かんたん本人認証を利用すれば、口座開設申込後、最短即日で取引可能。

関連:コンセンサスの待ち時間を約80%短縮、Suiの「Mysticeti」メインネット稼働開始

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/08 火曜日
19:40
金価格と連動する仮想通貨ジパングコイン 買い方からレンディングまで解説
金価格と連動する仮想通貨ジパングコイン(ZPG)の特徴と魅力を解説。購入方法からSBI VCトレードでのレンディングまで詳しく紹介。安定性と高利回りを兼ね備えた新しい金投資の形を探ります。
16:00
ビットコインETF、2億3500万ドルの資金流入 フィデリティがけん引
米国のビットコインETF(上場投資信託)市場は7日、12種類全体で2億3500万ドル(348億円)の純流入を記録。2営業日連続の流入超過となった。大半はフィデリティが運用するF…
14:00
仮想通貨スイ(SUI)2ドル超え最高値に迫る 価格上昇の材料は
仮想通貨Sui(スイ)が急成長している。価格2ドル超えで最高値に迫り、日次取引数がソラナを上回った。DeFiのTVLではトップ7にランクインする躍進ぶりだ。
13:10
サトシ・ナカモト候補者の愛猫ミームコイン誕生 ビットコイン発明者の正体に注目集まる
HBOドキュメンタリーの公開を前に、サトシ・ナカモト候補であるレン・ササマン氏の愛猫をモチーフにしたミームコインが登場した。
11:05
ソラナプロジェクトへの投資需要が堅調推移、3Q(7ー9月)に250億円以上調達
仮想通貨ソラナエコシステムへの投資が2024年第3四半期に急増し、250億円以上を調達。FTX崩壊後の回復を示し、大型プロジェクトもソラナに移行中。
10:45
バイナンス、仮想通貨ウォレット凍結に慎重姿勢
仮想通貨取引所バイナンスは、対象のパレスチナ人のウォレットを凍結して欲しいというイスラエル軍の要請に対し、86%を凍結しなかったことがわかった。金融調査部門のトップが事情を説明している。
09:35
中国株大幅上昇、仮想通貨からの資金移動加速か 政府の景気刺激策受け=報道
中国政府の景気刺激策を受け、一部の中国人投資家が仮想通貨から株式市場へ資金を移動している可能性。USDTの取引価格にディスカウントの傾向が見られる。
08:25
FTX返済計画承認、米裁判所が約2年越しの破産手続きに終止符
米裁判所が仮想通貨取引所FTXの破産計画を承認し、総額約2.3兆円が顧客に返還される見込み。裁判の詳細や今後の支払いスケジュールを解説。
07:45
トランプ氏勝利の可能性、ポリマーケットでハリス氏を上回る
米大統領選に向けてポリマーケットでは現在、共和党候補のトランプ氏が勝つ可能性が民主党候補のハリス氏を上回っている。トランプ氏は早くから仮想通貨を支持する姿勢を明確に示してきた。
07:00
ヴィタリック、ムーデンミームコイン売却し約2700万円を寄付
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリックがムーデン(MOO DENG)ミームコインを売却し、得られた資金を慈善団体に寄付。寄付後、ムーデンの価格は急騰し、一時3倍以上に上昇した。
06:26
ビットコイン、「強気な10月」再来か QCP Capital指摘
10月は仮想通貨ビットコインが「Uptober」として強気相場を見せる月として知られているが、今年の市場はどうなるか。QCP Capitalのアナリストは依然として強気の見通しを持ち、雇用統計やHBOのドキュメンタリーがビットコイン市場に注目を集めている。一方、ミームコイン市場も活発な動きを見せている。
10/07 月曜日
19:24
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税制改正、仮想通貨取引の課税免除を発表
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税(VAT)を改正し、仮想通貨取引の課税免除を発表した。仮想資産を伝統的な金融商品と同様の文脈で捉えていることを示唆し、2018年1月1日からの取引に対して遡及的に適用される。
16:55
イーサリアム改善案EIP-7782「処理速度向上とDEX効率化」で注目集める
イーサリアムの新提案EIP-7782はネットワーク処理速度33%向上を目指す。スロットタイム短縮でDEX効率22%改善、年間1億ドルのコスト削減につながる可能性も。
15:05
メタプラネット、ビットコイン保有量は639.5BTCに
メタプラネットは、10月7日に10億円分のビットコインを追加購入し、累計保有量は639.5BTCに達した。プットオプション取引で2億円超の利益も確保。
14:25
重要コアアップデート「Bitcoin Core 28.0」リリースへ、攻撃に対する脆弱性を解消
DoS攻撃などへの脆弱性対策を踏まえ、ビットコインコアの重要アップグレードである「Bitcoin Core 28.0」がリリースされた。なお、ビットコイン現物ETFは10月4日に純流入に転じ、約38億円の資金が流入した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア