はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米CPI発表とトランプ就任式を控え風見鶏なビットコイン相場|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(1/15 AM7時)

暗号資産(仮想通貨)市場は、一時的な回復の兆しを見せている。米国の卸売物価指数(PPI)の伸び率が市場予想を下回ったことを受け、米利下げペースが鈍化するとの懸念が後退した。この影響を受けて、ビットコイン(BTC)価格は上昇基調に転じ、投資家心理の改善が見られる。

出典:Tradingview

関連大統領令の思惑でビットコイン反発、XRPは前週比12%の逆行高

1月14〜15日相場状況

ビットコインのオプション市場に注目すると、市場参加者の投資家心理は全体的に強気姿勢へと転じている(下画像黄色矢印)。ただし、執筆時点のビットコイン価格が9万6千ドル付近にある中で、これよりも低い価格水準に設定されたプットオプションが8万ドル付近で増加している点は注視すべきだ。この動きは、1月20日に予定されているトランプ大統領の就任式後の市場の方向性に不透明感が残ることを示唆している。(下画像赤枠)

また、デリバティブ市場のアクティブOIも、ビットコイン価格が上昇する中で減少傾向を見せている(下画像赤枠)。これにより、市場参加者が1月15日に発表される米消費者物価指数(CPI)やトランプ大統領就任式の動向を見極めようとしている姿勢がうかがえる。

現状分析(1/15日AM7時)

当面の市場動向は、米国金利政策の状況およびトランプ大統領就任式での政策発表内容に大きく左右される可能性が高い。特に、トランプ大統領就任式では暗号資産政策以外の重要な国際課題が優先される可能性があり、保護貿易政策や地政学リスクの緩和といったテーマが議論の中心となることが予想される。そのため、暗号資産に関する政策対応が後回しにされるリスクがある点に留意が必要だ。

今後の重要な日程

  • 1/15日 米消費者物価指数(CPI) 12月
  • 1/16日 米小売売上高 12月
  • 1/20日 トランプ大統領就任式

最新レポート(1月16日)はこちらビットコイン10万ドル回復、CPIと米州の戦略備蓄報道が後押し|仮想NISHI

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ビットコイン|投資情報・価格チャート
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/31 金曜日
11:00
米SEC、初のビットコイン&イーサリアム複合型現物ETFを承認
米証券取引委員会(SEC)が、暗号資産ビットコインとイーサリアムを組み合わせた初の現物ETFを承認。Bitwise社が開発した革新的な投資商品で、時価総額比率に応じた資産配分となる。
10:32
エルサルバドル、国際通貨基金の融資条件を受けビットコイン法改正へ
エルサルバドルがIMFの融資条件に基づきビットコイン法を改正した。民間部門の仮想通貨受け入れ義務を任意に変更している。
10:02
ノルウェー政府系ファンド、550億円相当のBTCを間接保有
550億円相当の仮想通貨ビットコインをノルウェー政府系ファンドが間接保有していることがわかった。間接保有とは、マイクロストラテジーなどの株を保有しているという意味である。
01/30 木曜日
19:00
トランプ一家のWLFI(ワールドリバティ)とは?トークンセールなど注目のDeFiプロジェクトを解説
「World Liberty Financial (WLF)」の特徴、トークンセール情報、購入方法、リスクを解説。トランプ一族が支援するDeFiプロジェクトの最新動向と今後の展望を詳しく紹介。
14:15
米商務長官候補ラトニック氏「AIとブロックチェーンでUSDTの悪用を防止」
米商務長官候補のハワード・ラトニック氏は承認に向けた公聴会で、AIとブロックチェーン技術を活用してステーブルコイン、テザーの悪用を防止する方法について語り、1~2年以内に違法行為を排除することも可能だと主張した。
13:50
トランプ氏ミームコインなど「PolitiFi」トークンが選挙で果たす役割 研究者ら分析
研究者らがトランプ氏ミームコインなど「PolitiFi」トークンの選挙への影響を分析した。若年層などへのアピールや資金調達に役立つとしている。
13:20
米インディアナ州議員、退職基金からビットコインETF投資を可能にする法案を提出
インディアナ州のジェイク・テシュカ議員が、州の年金基金などがビットコインETFに投資することを可能にする法案を提出した。法案が可決されれば2025年7月1日から施行される見通しだ。
12:30
FOMC通過で仮想通貨相場など反発、米国州ではビットコイン準備金をめぐる動きが本格化
FOMCでパウエルFRB議長の発言を受けてビットコイン価格が上昇する中、テキサス州が優先法案にビットコイン準備金を含めるなど、複数の州で暗号資産への取り組みが本格化。フロリダ州やペンシルベニア州なども同様の動きを見せている。
11:30
トランプ政権のBTC相場4年サイクルへの影響、Bitwise幹部が分析
Bitwiseの最高投資責任者は、米トランプ政権が仮想通貨ビットコイン相場の4年サイクルに与える影響を考察。2026年にビットコイン相場が下落する可能性を分析している。
10:20
仮想通貨カルダノ(ADA)が完全分散化へ Plominアップグレードを完了
仮想通貨カルダノがPlominアップグレードを完了し、ADA保有者による分散型ガバナンスへ移行した。ADA保有者は投票で意志決定に参加できるようになる。
09:40
XRPやSOL、DOGE含む銘柄の総合的パフォーマンスを追う指数、GMCIが提供開始
米GMCIは新たに、主に米国を拠点とする仮想通貨銘柄の価格パフォーマンスを追跡する新たな指数「USA Select Index」を立ち上げた。この指数は、米国市場に焦点を当てた仮想通貨戦略の標準的なベンチマークを提供することを目的としており投資家にとって重要な指標ととなる。
08:35
FOMC後のビットコイン価格と投資家心理の変化|仮想NISHI
仮想通貨市場は、米連邦公開市場委員会後の記者会見で、パウエルFRB議長が「銀行は暗号資産の顧客に完全に対応できる」と発言したことで上昇。さらにチェコ中銀が外貨準備でビットコイン保有を検討していることが伝えられ上昇を後押しした。
07:35
米SEC、ライトコインETF上場申請について意見公募の手続きを開始
米国証券取引委員会は30日より、Canary社のライトコインETF提案に関して一般からのコメントを募集し始めた。認識された最初のアルトコインETFである。
07:00
チェコの中銀総裁、準備金5%のBTC保有を提案へ
チェコ中銀総裁は、準備金を多様化するために仮想通貨ビットコインを購入する計画を提出することがわかった。この計画が承認されれば、準備金1,400億ユーロの5%をビットコインで保有することになるという。
06:50
イーロン・マスク氏のテスラ、ビットコイン保有継続 1600億円相当
米電気自動車大手テスラは30日の決算発表で、9,720ビットコインの保有を継続していることを明らかにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧