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【後編】MONACO社CEOが語る仮想通貨やブロックチェーンの未来とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの価格変動は今後も予想されるけれど、バブルとは言えない
今度何度か乱れることはあることが予想されますが、仮想通貨は世界的なムーブメントの序章に過ぎず、今後長い年月をかけて成長していくでしょう。
今後、送金はより早く、そして無料(ゼロ手数料)になる
送金により利益を得ることはやがて、時代遅れとなるでしょう。

Monacoインタビュー後編です。

CoinPostでは、MonacoのCEOである、Marszalek氏とCo-founderのBobby氏(写真)に独占インタビューを実施させていただきました。

今回はCEOであるMarszalek氏の、仮想通貨、そしてブロックチェーンに関しての質疑応答となります。

インタビュー前編はこちら↓

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仮想通貨デビットカードプロジェクトを進めているMONACO社に独占インタビューを実施しました。日本の取引所、韓国の取引所に上場予定と発表し、話題を呼んでいる仮想通貨です。

仮想通貨・ブロックチェーンが変える未来

Q. JPモルガンCEOなどの著名人含む一部の方は仮想通貨を批判していますが、これに対してどのようにお考えですか?

私はこのようなディスカッションをするときは2つのパートに分けることにしています。

一つは、人々の感情を左右するマーケットで、二つ目は、根本的なテクノロジーや数字です。

当たり前の事ですが、仮想通貨界の熱気を見ると、今後ビットコイン価格の急上昇や下落の変動が予想されます。

これはどのマーケットでも見られる傾向です。しかしブロックチェーン技術の基盤をよく理解すると、その技術は我々の生活やビジネスのありかたに変革をもたらす力があることが分かります。

これは明白なことで、JPモルガンのダイモン氏ですら異論を挟むことはできません。それと同時に数字面をみると、その時価総額は多大ですが、仮想通貨市場は世界株式市場に比べるとほんのわずかだという事がわかります。

仮想通貨は世界的なムーブメントで、今後長い年月をかけて成長していくでしょう。

そしてそれを止めることができる方は存在しません。

ですので、今度何度か乱れることはありますが、なにがあろうとこの技術や市場がなくなることはありません。

Monacoとして、それらの壁にぶつかる事は全く問題視していません。数字やビットコイン価格がどうあれ、我々のビジョンは今後10年後も変わることはないでしょう。

もし私が大手銀行の関係者であれば、とても不安になると思います。

なぜならブロックチェーン技術の勢いは止まることがなく、その技術が遂げた変化についていけないからです。

Q. 2018年ビットコイン値はいくらになるでしょうか?

大きな数字を予想し、話題性を作るのはあまり好きではありません。

ビットコイン価格予想よりも、我々の本来の目的・ビジョンである『仮想通貨を全てのウォレットに』にコミットしているからです。

10年や20年の時間を要しても、それを達成するまで休むことはありません。ですので、ビットコイン価格がどうあれ、私たちには関係のないことです。

先ほども言ったように、ブロックチェーン技術の基盤はとても素晴らしいので、この技術が与える長期的な影響は有望的です。

今後6か月後ビットコイン価格がどのように変動するか、などの話は無意味に感じます。

10年後の2027年、2017年を振り返ると、この素晴らしい変化の年の一部に慣れた事を嬉しく思うでしょう。

Q. トレンドだけで投資する方や投機目的の投資家が多く存在しますが、より多くの方を受け入れるためには仮想通貨界をどのように改善すべきでしょうか?

規定面は大きく改善されるべきでしょう。

投資家に商品を完全に理解させ、安心して売買できるように、可能な限り高い基準を設定する必要があります。

市場の場所に関係なく、規定がどうあれ、顧客を守る事は開発者としての使命でもあります。

大手仮想通貨企業として仮想通貨の正しい情報提供、つまり教育も我々の使命であります。

来年初旬、“Monaco University”と呼ばれるイニシアティブを計画中で、このプロジェクトではどのように市場が機能するのかなどを人々に教育する目的だけに行われます。

Q. 今後、仮想通貨が送金にどのような影響を与えるでしょう?

今後、送金はより早く、そして無料(ゼロ手数料)になるでしょう。特に、過去数年金融産業でなにが起きているか注目をすれば、この流れは顕著です。

送金により利益を得ることはやがて、時代遅れとなるでしょう。

Q. では、どうしてMonacoカードの手数料は低いのですか?

我々は顧客中心の企業であり、これ(低手数料)が顧客開拓のきっかけだと考えます。

Monacoビザカードは、送料・発行無料、月額無し、仮想通貨キャッシュバックで、今後さらに特典は追加されます。

この戦略はAmazon社のプライムサービスと似ています。当初アマゾンプライムは即日配達のサービスを提供し、時間と共に、映画、音楽、Kindleブックなどの特典を追加し、今では誰もが欲しがる商品となりました。

Monacoも同じ戦略を利用し、他社とは比較できない取引手数料や新しい特典追加によって、“誰もが欲しがる商品”となるでしょう。

Monacoカードが我々のメインのプラットフォームになります。

2018年初旬(1月~6月間)、このプラットフォーム上に収益創出目的の新商品を発表する予定です。

この新商品から得た利益を、Monacoビザカードに再投資し(新特典・機能追加など)、これによりMonacoカードはより魅力的な商品になります。

CoinPost考察

今回快くインタビューオファーを承諾していただいた、MonacoのCEO Marszalek氏とco-founder Bobby氏に御礼申し上げます。

Monacoは2017年12月5日にLiqui、Livecoin、OKEx、YoBit上場を発表し、14日にQryptos(Quoine)、Coinnest、Coinrailの上場を発表しました。

この12月に7つの取引所に上場し、年始にもさらに上場先が増えるとCEOはインタビューでもコメントしていました。

12月取引上場に伴い、Monacoは大きく知名度を上げました。

このことにより取引量も増え、さらなる価格上昇が期待されます。

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仮想通貨デビットカードプロジェクトを進めているMONACO社に独占インタビューを実施しました。日本の取引所、韓国の取引所に上場予定と発表し、話題を呼んでいる仮想通貨です。
Monaco日本Qryptos(Quoine) 、韓国Coinnest、Coinrail上場 
Monaco(MCO)日本、韓国取引所上場発表されました。上場場所は日本上場取引所Qryptos(Quoine) 、韓国の取引所CoinnestとCoinrailとなります。日本と韓国からの取引所に上場されたことでさらにアジア市場からの認知度が増えていくでしょう。

以下はMONACOのプロモーションビデオです。

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